朝から好天に恵まれ、目指す『丸沼高原』に期待は高まる。
車はひた走り、標高が上がるにつれて、木々の色付きが徐々に増してゆく。
丸沼高原の入り口までくると、何やら活気づいている。
ロープウェイ利用客は、奥まった駐車場へ誘導された。
正面のサマーゲレンデで開催中の技術選手権のためだろう。
出場選手や関係者が大勢集っていた。
既に1,400mの高さに位置する「ロープウェイ山麓駅」から日光白根山ロープウェイに乗車する。
全長2,500m、片道15分間の空中散歩は、360度のパノラマから一時たりとも目が離せない。
ゴンドラの窓ガラスに表示の名山と実物を照らし合わせながら、盛り上がる。
控えめの紅葉だが、眺めの素晴らしさに、「きれいだねぇ」を皆が連発。
高い所は大好きで、バンジージャンプもやってみたいと言ってのける嫁ちゃんは、とても楽しそう。
それに引き比べ、高所恐怖症ゆえ、表情のかたい息子。
母親譲りと確信するが、譲った私は、足元が覆われているから平気だった。
ゴメンネェ。
「山頂駅」までのロープウェイの高低差が600mあり、着地点は2,000m。
地に足がついた息子は、見違えるほど元気に(笑)
標高2,578mの日光白根山をバックに広がる丸沼高原。
西の見晴らし台から、何ものにも遮られることなく横たわる山並みを望む。
昨夜飲んだ「大吟醸 谷川岳」の名付け山、谷川岳の上部がなだらかな線をえがく。
2,000mからの絶景に感動することしばし。
気温10度を下回る中、「天空の足湯」に足を浸ける。
頭寒足熱の快適さは、天空ならでは。
足元からゆっくりと温まり、肌寒さも解消した。
身体が軽くなり、身のこなしがスムーズになったような。。。
そこで、白根山を散策することにした。
1周 約45分の「自然散策コース」を、いざ歩くとしよう。
標高2,000mでウォーキングだなんて、ワクワクする。
手入れの行き届いた散策路は、足腰に負担なく安心歩行できる。
もちろん起伏有り、階段もありの健康的なコース。
要所に番号を記した指導標があるので、迷うこともない。
清々しい空気に満ちた山中。
眺望良好地点で、関東以北の最高峰をバックに、ハイポーズ。
息子たちの息はピッタリ。
和気あいあいの楽しい嬉しい散策だった。
歩きながらビデオカメラ撮影をしてくれた息子と嫁ちゃん、ご苦労様。
ランチの時間を逃してしまい、買い込んだおにぎりとコロッケを車中でパクついた。
夕飯に差し支えるから、ほどほどにね。
~~つづく~~
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