先月の20日、突然38.0℃の熱と左後頭部の疼痛に見舞われた。
2度、インフルエンザの検査をしたが、結果はいずれも(-)。
頓服処方された解熱鎮痛剤を服用するも、まったく歯がたたない。
尋常でない痛みに昼間はうめきたおし、夜は仕方なく添い寝する。
容赦ない乱暴者に、2晩の睡眠を奪い取られてしまった。
3日目ごろから、鎮痛効果があらわれだしたものの、高熱はビクともしない。
たおす敵はかなり手ごわそうだ。
病に支配された身体は、自力で動かすのがとても億劫。
寝返りなど言うにおよばず、話すことでさえも。
そんな日々が1週間続いた。
次なるは、微熱(37.0℃前後)とのとりとめのない戦いが待っていた。
体内では、いったい何が起きているのか。
医師もお手上げ状態のなか、何度目かの血液検査で白血球に異常がみられた。
数値が低いことから、何らかのウィルスが悪さをしているらしい。
それが消滅するのを待つよりないとのこと。
寝床に囚われの身となった2週間ちょっとは、余りにも長かった。
普段はプラス思考の私も、先が見えない焦燥感から、つい気弱になる。
『少し身体を休めなさい!と休暇を与えて下さったのではないでしょうか。
前向きに考えるようにして下さいね。』
そんな友の言葉にも、素直になんかなれやしない。
こんなに辛く苦しい休暇なんていらないよ!!
微熱との付き合いも、1週間をこえると不安はつのるばかりだが。。。
そんじゃ~ここらで、お茶漬けでもだして、さっさと退散してもらおうか。
などと、ちょっぴり余裕もでてきたようだ。
この間、ほとんど食欲がなく体力の衰退はいちじるしかった。
日課の点滴通院は、大仕事。
それに加えて、栄養剤の「エンシュア・リキッド」を初めて口にする。
1缶が、250mlで250kcalの表示。
病人の栄養補給には手軽だ。
けっこう高濃度で、粉っぽく、極甘で独特の味。
お世辞にも美味しいとは言いがたい。
とてもじゃないが、1度に1缶は飲み干せなかった。
そこで、一念発起。
なんとしても食べなくては!!
空腹感が全くない中、食事時になると少量ながらも胃袋に詰め込んだ。
吐き気と衝突しながら。
本来幸せをもたらすはずの飲食が、苦痛そのものとは。。。
お粥に梅干が、わずかながら美味しく思えたのが救いだった。
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何はともあれ、いつまでも甘えていられる状況ではない。
さぁて・・・。
食欲も8割方もどり、体力もまあまあってとこだし。
頭痛と微熱は治まらないが、気分は良くなってきた。
明日から職場復帰だ~ファイト~!!
ずい分と久しい闘病生活。
多少の変化に一喜一憂するなか、時間だけが虚しく過ぎ去った日々。
しかし今は、その時間がほんとうにありがたく降り積もる。
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