大文字山～登り納めが初登り♪

ずっと近くに住み続け、幾度も目にしていたが。。。
今年の登り納めが、初登りとなった大文字山。

。。。数日前。。。

銀閣寺の前にさしかかる頃、ポツポツと防寒着にあたりはじめた雨。
かすかに霰まじりのようだ。
しかし、頭上の厚い雨雲は急ぎ足でかけて行く。
その後の青空を期待して、登山口へと向かった。

ほとんど階段構成の道が続く。
丹念に整備されていて、急なわりにはとても歩きやすい。
仕事帰りにヒョイと登って帰る、なんて話を聞いたことがある。
その時の、え～っ？！信じられない～！！は、一掃された。
登り慣れれば、余裕でそれも有りかなって。

午後からは晴れ間がのぞくとの予報どおり、雲が疎らになる。

はぁ～はぁ～と息切って登るかたわらを下山する人々。
楽しげに会話がはずむ年配の山ガール。
杖を頼りの高齢男性。
とても若い男女のグループ。
一人でランニングの女性。
タオルとペットボトルだけを片手に、普段着で散歩風の一人歩き。
様々な人たちとすれ違う。
万人に好かれる山なんだね。



小学生の夏休みには、御所近くの祖父母宅に長期滞在をした。
大文字の送り火を、鴨川にかかる丸太町橋から眺めたのは遠い昔のこと。

「大」の文字の天辺から、京都市街を鳥瞰する。
今は亡き祖父母と過ごした日々の断片が、ふんわりと浮かんでは消えゆく。



北方では雪を頂く山々。
西を見やると、山頂一帯は雪雲におおわれている。

やがて、火床の山肌にも雪が舞い始めた。