マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

大阪あそ歩 パート1

2012年05月22日 | あべの&天王寺
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毎年、春と秋に開催される、「大阪あそ歩」
150コースの中から、この春は53コースのまち歩きと、4プログラムのまち遊びがあります。



歴史の街大阪を ガイドさんが詳しく説明しながら、案内してくれます。
健康のためのウオーキングを兼ね、名所や旧跡、神社仏閣めぐりは、実に楽しいものです。



阿倍野在住36年の私。 知っているつもりの我が町のことも
実は、そんなに深く知らなかったということに、気づかされます。









                 









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5月20日(日)、私は、「大阪あそ歩」の
「陰陽師(おんみょうじ) 安倍晴明のふるさと・阿倍野を往く
=上町台地のロマンを求めて=」に、参加してきました。









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5月20日(日)、午前10時。 地下鉄谷町線阿倍野駅・南改札口前集合。
この日は、23人の参加でした。



中央奥のブルーの上着の方が、ガイドさん。
天王寺蕪の会事務局長&阿倍野研究家の「難波りんごさん」です。



この日のコースの説明をしてくださっています。









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私たちが、まず最初に行ったのは、「大阪市立阿倍野防災センター」です。









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いつか起きるであろうと、予測されている東南海地震。
恐ろしい地震の揺れを体験して、防災の知識と意識を高めなければと思います。









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この箱型の地震体験機の中へ入り、震度7や震度8の地震を体験します。
箱の周りに、鉄の手すりがあるので、それを持って、揺れを待つのですが・・・



これから地震が起きると、身構えて立っていても、手すりを握りしめないと
二の足では立っていられないほどの強い揺れ。



これが、何の予告も無しに、地震が起きたとしたら
その時の恐怖は、阪神・淡路大震災や、東日本大震災で、被災地の方が体験したこと。









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一度、この揺れを体験したら、防災への意識が高まります。
防災グッズなども、展示してありました。









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阿倍野防災センターのエントランスホールで、阿倍野・上町台地のこと
大阪のことを更に詳しく説明してくださっています。









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右ブルーは、ガイドの難波りんごさん、左白は、この日のアシスタントで
他の地域の「大阪あそ歩」のガイドさんです。



わかりやすい手作りの資料で、これから行くコースのことを
しっかりと説明してくださいました。









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こちらは阿倍野区在住の大島さん。
大島さんは、茎から一方にだけ葉が生える「片葉の葦(あし)」を見つけられた人。



上町台地の崖下にある田んぼで見つけられたのです。
この日は、急きょ、そこへも行くことになりました。









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ガイドさんは、「大阪あそ歩」の旗を持って歩きます。









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ここは、阿倍野にある「南霊園」。









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元大阪市長、関 一氏のお墓。
右手上に、チラッと見えるのは、2014年春に完成予定のあべのハルカス。









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画家、管 楯彦氏のお墓。









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大阪商工会議所、初代会頭、五代友厚氏のお墓。



他にも有名人・著名人の方のお墓がいっぱいあります。
関西における、錚々たる方々です。









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上町台地を歩いていきます。
歩いている道は、阿倍野区。 フェンスの向こうは西成区。









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フェンスの下は、西成区。 これだけ土地の高低があります。









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そしてこのフェンスの向こうに、「片葉の葦」があるのです。









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穂が付いている葦の近くに、片葉の葦が生えているそうです。
片葉の葦は、全国各地に逸話があります。









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2012年2月26日の大阪日日新聞には、片葉の葦を発見された
大島さんのことが、大きく掲載されました。



片葉の葦は、絶滅の危機にあるので、何とか保存したいと皆が願っています。
片葉の葦の生えている場所は、国有地で西成区にあります。









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私たちが歩いていく道には、四角い路面標示(つたい石)が
埋め込まれています



これは、「歴史の散歩道」で、これに沿って歩いて行くと
有名な神社仏閣、名所・旧跡に出会うことが出来ます。



「歴史の散歩道」の案内表示は、他にも幾つかあり、街に点在しています。









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聖天山公園の中にある「聖天山古墳」です。
ここは昔、天狗塚・柘榴塚といわれる小丘があり、土器・刀剣・馬具類が出てきました。









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「天下茶屋の聖天さん」の愛称で親しまれている、「正圓寺」
ここでもガイドさんは、わかりやすく説明してくれます。









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ここは、吉田兼好遺跡。 吉田兼好が、藁(わら)を打ったと言われる
「藁打石」は、中央の大聖歓喜天の標碑の台石として、今も残っています。









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ここから正圓寺へ、お参りしましょう。









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境内へ入る前に、また詳しく説明してくれました。









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地元の人の言い伝えでは、一願不道明王の前の手水舎は、女性のシンボルで
不道明王の吐水口は、男性を表わしているとか。



男女の幸せ、子授けなどによいのかもしれません。









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ガイドさんは、「聖天山山頂」を指さしています。
ここは、「大阪五低山」の1つなのです。(標高14メートル)









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正圓寺のご住職さまが、お話してくださいました。









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「聖天さん」は、インド神話のガネーシャと同じ神だそうです。
人間の体に、象の頭を持った神だそうです。









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ですから境内には、象の頭が・・・。









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境内の中央にある、左側の狛犬台座
こちらは珍しいことに、子供を抱いています。









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右側の狛犬台座には、子供はいません。









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そして聖天山さん(正圓寺)は、桜の名所でもあります。









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聖天山テニスコートの近くに建てられた、吉田兼好文学碑。
つれづれなるままに日ぐらし すずりにむかひて・・・









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吉田兼好文学碑の傍には、服部嵐雪が詠んだ句。
兼好も むしろ織けり 花ざかり(嵐雪)









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そしてこの場所で、お煎餅を配ってくれました。
地元の銘菓、はやし製菓本舗の「浪花ことばせんべい」



「てんご」と書いてあります。
「てんご」とは、大阪弁で、「いたずらとか、ふざける」とかいう意味です。









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そして「松虫塚」を通過して、コースは後半へと・・・。









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大阪五低山の聖天山へ登ったということで「登山証明書」をいただきました。



生野区の岡山(標高14m)、天王寺区の茶臼山(標高26m)、住吉区の帝塚山(標高20m)、
阿倍野区の聖天山(標高14m)、港区の天保山(標高4.53m)が大阪五低山です。



明日も「大阪あそ歩」、パート2(後半)を お楽しみください。












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