今日のフォト。 2012年5月21日、午前7時29分43秒。
大阪での金環日食、食の最大は、午前7時29分49秒だった。
5月21日の朝、金環日食の撮影に成功しました。
感無量です。
Canon EOS 7D レンズ Canon EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
三脚 NDフィルター リモートスイッチ 日食グラス
訳もわからず、光量を10万分の1に減光するNDフィルターを購入しました。
10万のNDフィルターの口径は、4種類しかありません。
私が使うレンズには、ステップアップリングを使わなければいけません。
これは家にあったので、ラッキーでした。
午前5時45分57秒。
私は大和川でスタンバイしました。 阪堺電車の下り電車が通過。
金環日食が始まるまで、1時間30分以上もあります。
6時04分05秒。
東の空の雲が厚い。
この時太陽は、雲の中に隠れていた。
6時16分30秒。
まもなく部分日食が始まるのに、太陽が雲に覆われている。
6時25分02秒。
部分日食が始まった。
ようやく太陽が見えてきた。 けれどまだ雲が流れている。
6時39分28秒。
雲が取れた。 部分日食が進んでゆく。
6時55分32秒。
上り電車と下り電車が、鉄橋の上ですれ違う。
7時12分26秒。
雲のない空で、日食が進んでゆく。
7時17分01秒。
世紀の瞬間、金環日食を待つ人たち。
7時17分10秒。
大和橋の上でも、写真を撮る人、日食グラスで見る人がいる。
7時26分23秒。
金環日食まで、あと3分26秒。
7時28分26秒。
金環日食まで、あと4秒。
7時29分43秒。
この写真が、食の最大(7時29分49秒)に、最も近い写真。
7時31分06秒。
金環日食の下を上り電車が通過。 辺りは少し暗い。
そして大和川は、風が吹いて寒い。
7時31分15秒。
金環日食は終わった。(金環食の終わり7時31分08秒)
7時40分59秒。
太陽が次第に満ちてゆく。 まるでお月さまのよう。
8時03分30秒。
雲が被さってきた。
中央上の部分の点々は、レンズのシミではなく、太陽の黒点。
8時07分24秒。
下り電車が通過。
こんな雲の中にいる太陽を ひたすら追いかけて撮っています。
8時16分14秒。
雲の切れ間に、シャッターを押す。
8時44分36秒。
食の終わりまで、あと10分。
8時53分34秒。
下り電車が通過。 あと44秒で日食が終わる。
8時54分16秒。
金環日食は、終わりました。(食の終わり8時54分14秒)
日食中の太陽撮影に際して、NASAより提供された数値
(ISO F値 シャッタースピード)がありましたが、何度か大和川で
撮影のシミュレーションをした結果、21日は、天候(曇り)などを考慮に入れて
ブログで1番きれいで、見てもらいやすい写真になるように
私自らが、露出数値を決定しました。 決して「白とび写真」ではありません。
8時58分14秒。
最後に、設定を変えて、太陽の黒点まで見えるように撮ってみました。
金環日食・部分日食が終わった後の太陽です。
情報を得るために、ラジオを聴きながら撮っていたのですが
大阪の一部でも、「金環」の瞬間が見えなかったところもあるとか。
MBS 子守康範の「朝からてんコモリ」の子守さんが、金環日食の瞬間
生放送中のスタジオを飛び出して、淀川の河川敷に行きましたが
金環日食は見られなかったそうです。
子守さんは、イースター島まで追いかけて行ったほどの「日食フェチ」なのです。
大和川の河川敷では、とにかく見られました。 マドンナの金環日食ドキュメントでした。