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人の話を聞けない理由 ~心理相談~

2013-06-17 00:53:38 | ■次男
先日の発達検査終了後は心理相談ができました。

心理士さんにまず言われたことは…
「次男君は人の声も周囲の音も全て均一の大きさで耳に入ってきています」

普通は先生がお話をしていたら、そっちにアンテナを向けますが、
次男はアンテナの向け方が弱く、外野の音が邪魔をしているそうです。

部屋はとても静かなのに、窓からの小さな風の音に反応していちいち中断になりました。
検査は正解か不正解かだけじゃなく、取り組み方も含まれるんですね
考えてみれば当然ですね。

聞こえてないわけじゃないけども、
周囲の音を消せずピントが合わず、声をキャッチしにくい。
『人の話を聞いてない』次男の最大の弱点はそこにありました。

耳からの情報を受け取りやすくするためにできることは?と尋ねたら…

「幼稚園では、伝言ゲームなどの注意して聞き取る、それを保持するというような遊びを
 次男君のためにというわけじゃないですが、取り入れていただいたらいいですね。」


小学校に入ったら机を教室の一番前にしてもらう配慮があると良いそうです。

次に担任から言われた、状況を聞いたとき、きちんと説明しない。
それは本当にわからないのか?話をそらそうとしているのか?については…

面と向かって何か説明を求められると、叱られるのでは?注意を受けるのでは?
というように聞かれる=注意される⇒避けたいという心理から
話をそらしているのではないか、と言われました。

よく転ぶことについて感覚統合の訓練が必要ではないか尋ねたら…
感覚統合に問題がある場合と単に不注意からくることもあるようです。
感覚統合までいかなくても、体操教室へ通うなどして、
同年齢からどのくらい遅れているか確認する程度でいいのではないかと言われました。

次男はスキップ、ケンケン、片足立ちは普通にできます。
不注意からもあると聞いたらやっぱりそっちかなぁ…

それから、大好きな友達1人以外、他の子が全く見えてないことや
クラスのお友達の名前をほとんど覚えないことについては・・・

普通はクラスのお友達の名前を自然に覚えていくようですが、
次男は放っておいても吸収しないタイプだそうです。

波長の合う友達しか見えないというのは、今後社会性に問題が出てくる可能性がある。
自分がこう思うからみんなもこう思うはずだ!というような思考になりがちで
友達が何の気なしに言った言葉から傷つくことが増えてくるそうです。

じゃぁどうしたらいいか尋ねたら・・・
「むずかしいね」と言われ、解決策は特になしでした。

注意されてもスルーなのに受け取ったら大泣きしてしまうことや、
1人の友達しか見えてないところから、次男君はメッセージの受け取り方が少し違う。
ALL or NOTHING 全か無か、という傾向があるようです。

検査をしてくださった心理士さんはひとつの特性に対して
言い回しを2つ3つ変えて、分かりやすく説明してくださいます。

それはありがたいのですが、きちんとした数値データをくれない印象があります。
文書としての結果報告書もお願いしなければ貰えません。
今回も報告書と、それに発達指数を加えてほしいことをお願いしました。
(後から思い出して保健師さんに言いました)

診断名がつかないにしても、せっかく検査をするからには
言葉によるざっくりした説明だけじゃなく、目に見えるものが欲しい。
そういうところは、私も次男と同様、視覚優位かもしれません。

それと、心理さんからは特性の説明は十分に受けましたが、
「じゃぁどうしたら?」っていう部分が物足りなく感じ、残念でした。

結局、次男の不得意を伸ばそうとしても、なかなか成果が表れにくく
だったら、特性を周囲に理解していただいて配慮を求め、
自然な成長を待つ方が無駄な労力を使わず案外近道なのかな?

いやぁ、もどかしい

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