また、
因縁を形成するものには、
先祖から受け継いでくる「遺伝」がありますね。
母親と父親を縁に生まれてきた私は、
どうしてもその二親の家系の持つ,
内的・外的特徴を備えています。
単純に言っても、
性格上の特徴である、短気、慎重、寛容、大まかなど、
いろいろと性格の違いってありますよね。
また、
身体上の特徴もありますね。
背が高くて細い、背が比較的に低くてがっしり型。
でっぷり型である。足が長い 短いの特徴。
それは家系の遺伝的な特徴として、
本人の意思では決めようのない、生来の特徴です。
そして遺伝性の病気、
これは確かにありますね。
まあ、代表的なものを挙げれば、
①ガン ②心臓の病い ③脳の病気、他に肺の病気など、
挙げればいくらでもあります。
そういうような、
家系上の因縁というものがあり、
これは、なかなか変えることが難しい。
日々の節制や精進、
また食事を注意しながらの健康作り。
いろんな工夫や努力によって、健康を維持することは可能ですが、
人が死を迎える時は、
先ず間違いなく、先祖から受け継いだところの、
遺伝からくる病気で亡くなっていきます。
一概に、それらは避けようのない「因縁」によって作られています。
それを変えていこう、
変えてさらに充実した人生にしていこうというのが、
お釈迦様の説かれた仏教であり、
『因縁解脱法』であります。
考えてみますと、
生まれ持った「運命」を改善していくのはもちろん、
運命を変えてしまう、運命転換をしようと考えること自体、
凡人には思いもつかない、超天才の発想であります。
まことに、お釈迦さまは人間を超えた方だと、
改めて驚くわけです。
また、
その教えを実践し学ばれた、我々の師である開祖も、
これまた素晴らしい超人です。
私は開祖の前世を調べたことがありますが、
これなら当然だろうと思われるような、
そういうすごい実績の前世を知ることが出来ました。
要するに、
人は前世によって積み上げたところの業によって、
今世を生きているんだ。
そう理解できたのです。
そして、
過去の業の内容を改めていけば、
運命は変えられるんだと、
お釈迦さまは悟られたのです。
そして、
その方法=運命転換法=因縁解脱法を、
弟子たちに伝え残された。
それが「仏教」なんです。
しかしながら、
そのお釈迦の教えも、時代の変遷とともに、
伝える人もいなくなり、
これが中国に伝っていくと、
中国人の考えに適した教えに、「仏教」は変わっていったのです。
ですから、
お釈迦の教えや実践方法は、本来のものではなくなり、まがい物となってしまったわけです。
結局、
それが後世の「仏教」になっていった。
お釈迦さまの仏教=成仏法は、
その後消えたのです。
(つづく)
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