今回、
私は紫微斗数における「四化星」が、
特殊な動きをする、その法則性に新たな発見をしたのです。
というのは、
自己の欠点とまでいかなくても、
心の癖というか、
そういうものを客観的に見る経験をしたわけです。
これまで、
多くの占星術がそうなのですが、
出生時の星の配列を見ることで、
運命傾向、才能や能力など、またはその方の周囲を取り巻く環境など、
つまり、
仏教でいう「因縁」を見ることが可能となります。
と同時に、
どういう心を持っているかも分かるのです。
それはもう見事に出てきます。
それは気質的なものもありますが、
深層意識=抑圧意識が割り出されるのです。
この抑圧意識が明らかになるわけです。
それらを見ていくと、
前世の魂の状態というものが明らかになってくるのですね。
そこまで分かってきていたのですが、
どうにも腑に落ちないものを感じていたのです。
今起きている出来事の理由が分からなかった。
どうしてこうなるのか、
それが分からなかったんですね。
それが今回の四化星の独特な法則性によって、
それが分かった。
と同時に、
自分が持っているところの、独特の心の傾向も見えたのです。
隠れていたものが姿を現した。
つまり、
心解脱の行を推進する上で、
ものすごく役に立ったのです。
そして、
これまでの自分の人生に納得できたのです。
これは大きな経験でした。
そして、
そこから見えてきたのは、
師の進めてこられてきた、
「心の解放」と人格の向上、
そして、
心のコントロール。
一言で言うならば、
占星術による、「心解脱」との作業の関連性です。
これがはっきりと見えてきたのです。
それを師は、
サイコセラピーやコンサルティングの方法を用いて、
進めようとされていたのだなと感じるのですね。
今回、
総括的に私のこれまでの作業を述べて見ましたが、
必要なのは、
精密な運命学であり占星術なんですね。
これがなければ、自分自身が見えてこないどころが、反対に迷ってしまうことになりますから。
(つづく)