
この本の中に、
秘密が書かれてある。
著者は高橋良典氏、
これまで書いた著作物は約20冊にも及ぶ。
あるインスピレーションに導かれて、
高橋氏の著作物に出会ったのは、
2017年1月のこと。
私はそれまでに十年以上、
古代文献を調べてきていたが、
一冊一冊の内容はある程度頷けた。
しかし、
それらの説を統合して一枚の絵図にしようとすると、
まったくそれぞれがばらばらの状態で、
一枚の絵にならなかった。
それぞれは一片のピースではあっても、
相互に補う一枚の絵にはならなかったのだ。
これではしようがないと考えて、
もうこんな作業は止めてしまおうと、
本は放り投げてしまった。
ところが、
正月も過ぎた1月中旬、
私の机の上に積んでいた本を何げなく見た。
そして、
ある本のタイトルをふと眺めていた。
そこでおもむろに、ある本をふと取り上げて、
ペラペラとめくってみたのだ。
うん?
一息入れて、その開いた頁の文章を読んだ瞬間、
これだ!
頭の中で、
ピーンくるものがあったのだ。
バットに球が芯に当たったような感覚があった。
占術でもなんでも同じなのだが、
本物に出会ったときに感じるヒット感覚。
それが高橋氏の本だった。
本を一冊読んで、
改めてこれだなと思ったのだが、
それでも念のために、
高橋氏のこれまで書いた本を読んで
検証するという作業を2年かけて行った。
高橋氏の本は、多岐にわたっていたので、
全体のイメージを掴むまで時間がかかったのだ。
間違いないという結論を得て、
私は知り合いに紹介を始めた。
私が一番に高橋氏の本を評価するのは、
これまで大前提とされている歴史がすべて、
ひっくり返ってしまうことなのだ。
私たちが教科書で教えてこられた歴史の内容は、
すべて捏造だったということ。
嘘だったということ。
それを未解読の碑文に記された文字から、
高橋氏は読み取って、
それを明らかにしたのが、
一連の高橋氏の著作物の内容である。
そして、
それらが白日の下にさらされると、
世界の歴史の評価はすべて変わってしまうということなのだ。
今回、
11月21日出雲大柴燈護摩供が大成功の裡に無魔行満したが、
そこでは、
世界の神々が集まり参加したという。
少し不思議に、
あなたは思わなかっただろうか?
なぜ出雲という、
日本のローカルな地で、神々をご供養申し上げる法要に、
世界中の神々が参加され供養を受けられたのか?
その答えが、
高橋氏の書かれたものを読むと理解できるのだ。
特に、
私は素戔嗚雄大神が、
単なる出雲のローカル神であることを許せなかった。
そんなことはことは、
とにかく許せなかったのだ。
神界の王であるはずの素戔嗚雄大神が、
そんなに低いところにいるはずがない。
そうおもっていたところに、
高橋氏の著作物に出会った。
そこには、
スサの王としての歴史的な業績が描かれていた。
やっぱりという想いだった。
古事記で描かれている母親を思って泣き続けるような
そんな未熟な男性ではない、
凛々しい、
そして、
人格の高い立派な人間としての指導者が、
歴史上の人物として、
そこには描かれていた。
多くの人々を救い出し、
幸福へと導いていった大いなる指導者。
それが素戔嗚雄大神として描かれていたのだ。
素戔嗚雄の魂が生き生きとして描かれていた。
そこには脈々として流れる素戔嗚雄の魂が記されていたのだ。
その素戔嗚雄の魂が、日本の国を創り上げたのだということに、
私たちは心から誇りを持ちたいと思う。
日本人であることに、
私たちは心底からの誇りと自信を持ちたいと思うのだ。
それが、
本当の歴史を学ぶということなのだと、
私は思う。
嘘の歴史からは、
自己のアイデンティティも得られないし、
自分に嘘をつきつづけることでしか、
自分自身を維持することはできないのだ。
高橋氏の業績に私は大いなる拍手を惜しまない。
凄い方であると称えます。