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六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

四段掛け秘法講義(Ⅳ)

2021年08月04日 10時51分42秒 | 未来
  • (つづき)
さらに進めて行きましょう。
どうでしょう、
相談者の背景などがかなり見えてきましたか?

まだ見えない?
そうでしょうね、今の問題となる原因が見えないのでは、
掴みようがないでしょう。

1番掛けでは、八白土星が艮宮に座して九紫火星掛かりとなって、「大なることを企てて失敗し、身分下がりたる人なり。気に落ち着きなく、家族仲円満ならず、心の寂しい人である。」

こういう内容となっていますが、具体的にはどういうことなのか、よく分からないという方もおられると思います。


それを時刻盤から探し出すのです。 

宮と星の掛かり具合を見るのが、
この四段掛けのコツですから、
それを今一度全部分析するのです。

例えば、
巽宮には四緑木星が掛かっているわけですから、
この暗示を調べるのです。
これは現在の問題の背景となる一因ですから、
それを見つけるのがポイントなんですね。

巽宮に四緑木星が掛かると、
「うわさ、評判など、次から次へと広がる象あり。」
「出奔の意あり」
「突発的な災難に遭う恐れ」
ざっとこういうような暗示が、
可能性として浮上してくるのです、

次に、震宮に三碧木星が掛かると、
「競争者に注意せよ」
「実際より大きな評判を立てられること有り」
「驚くようなことが起きる」
以上のような暗示が出るのです。

そうなると、
付き合っている相手の男性に、
ライバルの存在が感じられるわけです。
その競争相手が、あらぬ噂を立てて、
この相談者の評判を落としている雰囲気です。
巽宮に四緑木星は、生霊の難を示しているからです。

こういうことがあるから、
この方は相談に来たわけですよ。
何もなければ、
相談なんかには来ないのですから。

こういうことが過去に背景としてあるのですね。
そう考えると、
納得するでしょう?

(つづく)

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四段掛け秘法講義(Ⅲ)

2021年08月04日 08時09分37秒 | 未来
(つづき)
さらに説明しましょうね。

もっと言うならば、
今年のこの相談者の運勢を見るのに、
他の宮と星の掛かり具合を確かめるのです。

例えば、
八白土星の相談者は坤宮に座していますが、
他の宮はどうなのかというと、
兌宮に四緑が入って、
「心をいらだたせ、相談事・掛け合い事を急速に推し進めようとして、
不結果に終わる。」
「利欲または色情のために他から欺かれ損害を受ける」
こういう暗示が出るのです。

巽宮には一白水星が入ってきておりますので、
「業務上か住所の改革で悩みあるも、あせらず成り行きに任せるがよい。
本命星が坤宮に廻って成就すべし」
「女の怨恨または遺伝の病気にて悩みあり」
こういう暗示となります。

他の六白金星を見てみると、
「見込みのない事業に手を出して失敗するか、
または他人に同情して損失を受ける」
「近親に家出のものあり」
「他の忠言を用いずして失敗する」
「他の恨みを受け、世間の評判悪し」

ざっと、
こういう暗示が出てきます。
どうでしょうか、
今現在の相談者の状態が目に見えるようではありませんか。
そして、
今の問題に関しては、
以上のような暗示が、
可能性として出てくるんだということを
頭に入れておくとよいでしょう。

(つづく)
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四段掛け秘法講義(Ⅱ)

2021年08月04日 05時22分52秒 | 未来
さあ、いよいよ始めましょう。
今回の問題は、ある人が、
ある年月日時に、
こういう問題を持ってやってくると想定します。

その問題はどういう展開を示し、
どういう結果に至るか?
解決法として、
どうすれば良いか?

そういうことを、
四段掛けから見ていこうというのです。

まず、
四つの盤をざっと見ていく。
次に、今年の運勢を確かめる。その前後の運勢を見る。
(前年と翌年の運気の流れを見る)

どういう問題を持って、
この相談者はやって来たのか?
そういうことをざっと掴んだ上で、
どう話をしていくか?

それらをざっと整理して、
アドバイスに入ります。
もちろん、
テキストは『密教占星術(Ⅱ)』を使います。
多くの方は、この『密教占星術(Ⅱ)』の価値に、
まったく気が付かれていない。
そう思います。

特に、
207頁の「宮と星・掛けの秘伝」は宝物です。
ここを頭に入れて使い切ることで、
深い読みが可能となるのです。
言うならば、
この本は神の智慧が説かれている。
そう思います。

では入りましょう。
今年の八白土星は離宮に入ってきております。
いや、坤宮ですね。
坤宮の特徴は、「口舌粉叫、談判事はかどらず、」

そして、
その問題は来年、震宮に入りますので、
「心願成就の場」に入るのですね。
ですから、
坤宮は「ものの境目の宮」と言えるのです。

反対に、日盤に八白は離宮に入ってきているわけです。
問題がぱっと現れたということですが、
具体的にはどういうことが発生したのか?
それは、時刻盤を見ます。
その盤の中に暗示されているので、
それを見抜くことが大事です。

時刻盤は五黄土星が中宮に入って、
八白土星は艮宮に廻っております。
ですが、
それだけで済ましてはいけません。
他の宮にはどの星が入っているのか、
それも見る必要があるのです。

例えば、
今年の運勢を見るのに、
本命星が回ってきている宮の暗示だけを
通常において確かめます。

ところが、
その年の社会的な出来事を見ると、
今言った他の星の運勢も出てきます。

例えば、
四緑木星中宮の年だったら、
四緑の持つ特徴が表れやすいということで、
巽宮を見ますが、
それだけではないのです。

他の震宮に二黒土星が掛かっている暗示や、
艮宮に七赤金星が入ってきていることから生ずる暗示、
または、
八白土星が離宮に入るとどういう運勢となりやすいのか。
それらを社会の出来事を見ながら確かめていくと良いのです。

離宮に八白が掛かるのは、 
「ぜいたく見栄のために家産傾く」
「内部充実に努めよ」
つまり、
「事業は表面伸びているようだが、
内部留保、粉飾決算の気配濃厚である。」
こういう暗示も出てくるのです。
実際、
新聞紙上で、そういう記事が流れました。

(つづく)

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