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六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

風難

2021年03月19日 21時09分08秒 | 未来
「風の時代」が始まったとよく言われる。
風の時代と呼ぶことについては、
問題ないと思うんですね。

そこで、
感じたことを少し書いてみたいと思うんです。
ところで、
今年は気学でいうところの、
六白金星中宮の年に当たります。再度掲載しますと、
こうなりますね。
でこれを見ると、
五黄土星が巽宮に入っているわけです。
ここに一つのポイントがあるんです。

これって、
風難を表してるんじゃないかと。
観音経というお経の中に、
「七難」というのが出てくるわけですが、
風難はその中の一つに当たるわけですね。

七つの災い、
それはまず第一に、火の難。
第二に、水の難。
第三に、風の難、
と、こう続くわけであります。

風とは、一体何を表すのか?というと、
それは人から人への口コミであります。
噂であります。
それらから来るところのスキャンダルであります。

それらはまるで風のように吹いて広まるので、
風の難と言われているのです。

正しい知識や情報であるなあらば、
多くの人に有益となるのですから、
それは喜ばしいことでしょう。

ところが、
悪い噂となると、これはいけません。
根も葉もないことを、
まるで真実であるかのように、
一つの事柄が人々の間に広がって、
それはまるで既成事実であるのかのように、
人々の心に出来上がって、
住み着いてしまう恐怖。
そして不幸。

風評被害という言葉が有りますが、
まさにそれですね。
モノが売れなくなったとかいうのであれば、
それは損害ということで、
金銭的な損害は、また取り戻せるのですが、
人の評価というものは、
一度世間に出来上がってしまうと、
それを取り戻すことは、至難の業であります。

ただ、
❝人のうわさも七十五日❞という諺もあるようなので、
モノは取りようだと、
気にしないでいるということも大事ですがね。

それでも、
やはり人と人との間に広がる話というのは、
強力ですよね。
一つのイメージを変えることは、
大変な努力と時間を要するわけで、
一生かかっても元に戻せないことの方が多いんですから。

ある話ですが、
ある人妻が自宅の玄関で、
営業に来た男性と楽しそうに話し込んでいた。
その光景をある近所の女性が見て、
ああ、あの奥さんは浮気をしていると、
ぱっと思い込んでしまったわけです。

そして、
それをある村の人に言ってしまったわけですね。
こういう誤解って、
結構あるものですよ。

すると、
その話はたちどころに、
その地域全体に広まってしまった。

その人妻の奥さんは、
まったく寝耳に水の話で、
夫に懸命に弁解しても、まったく聞き入れてもらえず、
ついにその人妻は、自殺してしまったという。

そして、その遺書には、
延々と無実の恨みが書いてあったそうです。

後でその話を人に軽い気持ちで言った奥さんは、
実際の事実を知って、
一体どう思われたのでしょうか?

口の災いというものが、
同時に、
人を実際に傷つけることを、
如実に言い表しているのが、
この話ですね。

ですが、
芸能関係の週刊誌なんかでは、
こんなことは日常茶飯事ですよね。
だって、
人のことをこき下ろして、
そして、
日々の生活に塗するわけですから。
まことに大変な世の中だと思います。

自分が言いふらした根拠のない情報によって、
他人が傷ついたり致命傷を負ったりすると、
それを読んだり聞いたりした人も、
大いに喜んだりする人が、
今は多いように感じられる。

それだけ、
人々の心が傷ついていて、
その傷ついている分だけ、
他人を傷つけることで、
自分自身を満足させる。

そういうような現象に思えます。
ですが、
これもまた人の心のなせる業と言いましょうか。
人を羨んだり妬んだりする心、
それが風の難を招くと同時に、
それらを引き起こすのは、
自分自身の過去の行いであることも事実であります。

私たちは、この因果の道理というものを、
よく理解することは必須であります。
それが分からないことを、
仏教では「痴」と表現します。

人間社会の因縁因果の道理に暗いことを指して、
《痴》だというのです。
人は目先の利益だけを見て、
人生を生きて生き勝ちですよね。
本当の利益というものに、目が行きにくい。
本当の利益とは何か?
それは幸せということです。

そこで、
私たちの幸福というものを、
今日はお彼岸の日ということですので、
今一度考えてみたい。

そういう日にしたいと思うのです。
みなさんも良き一日にしてくださいね。
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渡辺直美オリンピッグ(?)

2021年03月19日 08時01分07秒 | 未来
東京オリンピックの準備委員会が揺れていますねえ。
オリンピック&パラリンピックの開会式・閉会式演出担当の、
佐々木宏氏の問題が、
かなり大きく話題になっているようです。

内容は、
仲間内のLINE会議で、一つの案として、
タレントの渡辺直美にブタの耳を付けさせて、
オりンピッグを演じさせる?ように提案したというのだ。

女優の東ちづるさんはこの件について、
「以前は社会的に許されていたことが、
それがこんなに話題になるということは、
社会がアップデートしてるんだと思います。」
とコメントした。

彼女のうまい言い回し方で、私もその通りだと思う。
だけどね、
話の観点が違うんじゃないかなと、
話の本質が少しずれているんじゃないのか?
そう思う。

私はね、渡辺直美さんにしてみれば、
もしこの企画が通っていれば、
世界的に大ブレークしたろうと思うんです。

だから、
これって彼女にしてみれば、
とても残念な提案だったと思うんですね。
彼女もアメリカに進出して、
世界的な成功を考えているようなので、
これって彼女にしてみれば
ものすごく美味しい話だったと思う。

彼女は元々、あの体形を以って売りにしているんだから、
それを言われたからといって、まったく問題にはなるわけがない。
佐々木氏もそれをわかって、彼女を使おうとしたわけですよ。
それは一つのアイデアだったのですが、
企画段階のアイデアとして出されたわけです。

もし彼女以外の、職業としていないような、
一般の人をモデルにするとなると、
これは少し違ってくるわけですが。

それはそれでいいとして、
佐々木氏もひょっとして冗談のひとつとして、
ジョークとして出したんじゃないか。
そう思われるようなアイデアだとは思うんですねえ。

それは、もしこのアイデアが通って実現化したら、
それこそ世界の物笑いとなっていただろうと思う。
日本が責任を以て開催するオリンピックを、
渡辺直美さんにブタの耳を付けさせて出演させるなんて、
あまりに品がなさすぎるんじゃないか。
日本の評価がガタ落ちになっていたろうと思う。

議題に提出された時点で、この企画は反対多しで、
没になって通ることは無かったろうとは思うのだが、
もし形になっていたとしたら、
そう考えるだけでも空恐ろしいことだ。

佐々木氏の常識を疑われるような、
そういう演出担当者だと思う。
また彼を選んだ準備委員会も委員会ではないか。
何か、
社会がアップデートしたというだけのことでは済まされないような、
そんな雰囲気さえも感じさせるような、今の状況じゃないですか。
よくよく観察して、鵜呑みにしてはいけない。
そんな思いがするんですね。
社会をチェックする機関が必要なのかな。
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