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六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

如実知自心!

2020年03月01日 19時11分14秒 | つぶやき

久しぶりに、

開祖の『阿含経講義』を読みました。

うーん、非常によく書かれていますね。

因縁解脱のための指導書であり、

成仏法を進める上での、ガイドブックですね。

 

本当にすばらしい。

そして、

開祖の阿含経についての文を読んでいて、

《如実知自心》という言葉が浮かんできました。

 

真言宗などでは、

この《如実知自心》を、有りのままに自分の心を知るとか、

大日経からそう解釈しておりますが、

もっと自然でリアルに受け取っていいと思うのです。

 

有るがままの己の心を知るという、

そういうことよりも、

如実に自分を知る心、または智慧という意味の方が

私はナチュラルなのではないかと、

そう思います。

 

で、問題はそこにあるのではないのです。

実のごとく、己を知るなりという、

そういう意味にとってほしいのですが、

法は体感するものであるという、本来、

そういう意味が含まれているのではないでしょうか?

その境地に至れば、

自ずとわかるものであるという、

法は言葉を越えたものであり、実際に修行して、

そして、そこに至った時に、

自ずとわかるようになるものだという意味ではないかと、

私は、開祖のお言葉を再読して、そう感じたのです。

 

以前、何度も読んだ阿含経の内容。

そのときには、

言葉の意味を理解しようと、

そういう意味か、なるほど、そういうことなんだなと、

頭に理解して入れようと、

気合を入れて読んだものでした。

 

ところが、

今、そうではなく、やっぱりそうだったんだなあと、

自分が得たものを、開祖の書かれてある内容から、

確認するという感じになったのです。

 

それが、《如実知自心》だと思えたのですね。

まさに、開祖の深い愛情を感じる、

解読書というか、指導書というものですね。

 

あとで、弟子たちが迷ったときに、

それを読んで道を踏み外さないように、

道に迷っても戻れるように、

そういうお心を持って書かれた、師の深い愛、慈悲心。

それが阿含経講義ではないかと思います。

 

師よ、本当にありがとうございます!合掌

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