しもしもの虫ブログ

身近な昆虫類を中心とした自然観察記

虫瘤

2007年05月03日 | カメムシ目
ヤノイスアブラムシ?
須崎市 2007年5月3日
Ricoh caplio R5(葉の症状) E-300+Zuiko OM38mm Macro F 2.8(アブラムシ)

イスノキに画像のような直径10mm程度の虫瘤がたくさんついているのを見つけました。
虫瘤を割ってみると中に○内のようなアブラムシが1頭入っていました。

イスノキに虫瘤をつくるアブラムシ類はいくつか知られており、笛のように鳴らすことができる大型の虫瘤をつくる種もいます。

エカキムシ

2007年05月03日 | ハエ目
ナモグリバエと天敵寄生蜂
須崎市 2007年5月3日
Ricoh caplio R5

ナモグリバエは体長数ミリ程度の小さな昆虫です。
寄主植物の葉に画像のように産卵し、それらからふ化した幼虫は葉内を食害しながら絵を描くように進んで行きます。
このことから、ハモグリバエの仲間はエカキムシと呼ばれることもあります。

現在、収穫時期を迎えているエンドウでは、この虫による被害痕が目立っています。

このハエの幼虫には多くの天敵寄生蜂がいることが知られており、撮影時にも○内のようなわずか1,2mm程度の寄生蜂が、寄主の幼虫を探して葉上を活発に動き回っていました。

撮影はすべてリコーのコンデジR5で行いました。
寄生蜂の方はもう少し解像感が欲しいところですが、野外でこのような微小昆虫が手軽に撮影できることは大変有り難いです。