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音楽の喜び フルートとともに

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ヴィオラ ダ ガンバ属の活躍する6番

2022-03-17 16:16:14 | 名曲
先週末の里山。
イネフグリがたくさん咲いていました。

枯れ草にも

水仙の足元にも

かわいい。

ヨハン セバスチャン バッハのブランデンブルク協奏曲第6番は

ヴィオラ ダ ブラッチョ 2
ヴィオラ ダ ガンバ 2
チェロ
通奏低音 ヴィオローネとチェンバロ

という編成です。

ヴィオラ ダ ブラッチョというのは、


「腕のヴィオラ」と言う意味で、ヴァイオリン属全てを指す言葉でしたが、後にヴィオラだけを指す言葉になりました。

ヴィオラ ダ ガンバ
「脚のヴィオラ」と言う意味で、脚で支えるヴィオラ。
ヴァイオリン属の祖先と思わることがありますが、もっと古く音量が、小さく劇場や野外演奏には向かず、室内、家庭や教会で演奏され、一度廃れてしまいました。

ヴィオラ ダ ガンバ属だけで

ドレブル、アルト、テノール、バスとありましたが、17世紀以降廃れて、バスだけを指すようになりました。

ヴィオローネは


大きなヴィオルと言う意味で、記譜よりも1オクターブ下を受持ちます。
現代ではコントラバスで演奏されることもありますが、曲や時代によってつかいわけられていて定まっていず、チェロサイズのもの、チェロより大きなもの、コントラバスサイズのものが並行してありました。
フレットがあるものがあったり…。

概して中音域以下を受け持ち。 バッハとしては、ヴァイオリン属の高音域を使わない効果を狙ったと思われます。