音楽の喜び フルートとともに

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クライスラーの愛の喜び

2021-08-21 22:06:28 | 名曲
今日の里山はキツネノマゴが咲いていました。
小さくてよく見ないと、そこにあることがわかりません。

かわいいお客様。


もうススキの穂が生えていました。
まだ暑いですが、季節は変わっています。

帰り道「クライスラーの「愛の喜び」をやりたいです」と連絡がありました。

中野真理さんの「フルートの調べ2」リットーミュージック社の楽譜が届きました。

フリッツ クライスラー(1875~1962年)オーストリア=ハンガリー帝国ウィーン生まれ。ユダヤ系

医者でアマチュアヴァイオリニストの父からヴァイオリンを学ぶと、7歳でウィーン高等学校に入学。10歳で主席卒業。
パリ音楽院に入学12歳で主席卒業。その後医学を学ぶが肌に合わなかった。
1895年陸軍に入隊、将校になるが家庭の事情で除隊。
ヴァイオリン演奏家としてヨーロッパ各地をまわりました。
1901年アメリカ人のハリエット リースと結婚。
マネージャーのように生涯彼の音楽活動を支えました。
1914年第1次世界大戦で召集され東部戦線で戦いますが重傷を負って除隊。
ニューヨークに戻りました。

その後、ヨーロッパに戻り活動。
1938年 ナチスのオーストリア併合に伴いパリに移住。

1939年ナチスから逃れてアメリカに移住します。
1943年交通事故で重傷を負います。
その後カムバックし、演奏活動を再開します。
1950年引退。
1962年心臓疾患のために死去。

「愛の喜び」はハリエットと結婚して2年目に作曲されました。
「愛の悲しみ」
「美しきロスマリン」と合わせて「愛の三部作」と言われています。

ハリエットは日常生活から、練習の管理、ギャラの交渉なども行い、クライスラーが音楽家として大成する大きな要因になったと言われています。

クライスラーとハリエット。