オシロイバナは、江戸時代初期に観賞用にいれたものが増えたそうです。
子どものころは花の蜜を吸って、花を絞って爪に塗ったり、種を割ってままごとに使ったり、お世話になりました。
フランス革命後、ナポレオンを経て、復古王政下苦しむ貧しい人々。
一切れのパンを盗み罪人になる男。
子どものころは花の蜜を吸って、花を絞って爪に塗ったり、種を割ってままごとに使ったり、お世話になりました。
葉と根には毒があるそうです。
食べなくてよかった。
最近見かけませんが近所の小さな公園にいました。
幼なじみに会ったような気分です。
オシロイバナはお化粧に使うからオシロイバナと思っていたけれど、種を割ったときに出てくる粉がおしろいに似ているからついたそうで、お化粧品とは関係ないそうです。
なんだか夢破れた気がします。
ヴィクトル ユーゴーの小説「ああ、無情!」はレ・ミゼラブルの邦題です。
フランス革命、ナポレオン後の1815年から1833年の出来事です。
復古王政~七月革命~7月王政
フランス革命後、ナポレオンを経て、復古王政下苦しむ貧しい人々。
一切れのパンを盗み罪人になる男。
貴族の気まぐれな恋に翻弄され、子どもを産み、身を持ち崩す女。
孤立し虐げられる子ども。
貧しさから、金を得ることだけが生き甲斐になり、仲間を陥れ、我が子を虐げる夫婦。
身分違いの報われない恋に命を落とす少女。
こんな世の中を変えたいと立ち上がり殺される若者、子ども。
政府の手先となり自らの頭で考えられなくなった警官。
たくさんの夢破れてゆく人が出てきます。
ドラクロワのこの絵の女神の向かって右側の少年は、「ああ、無情」の中で革命を手伝い、殺されるガブローシュのもととなったそうです。
「ああ、無情」はショパンに「革命」を作曲させ、クーラウ、ライヒャ、ベートーベン後期の作品へ影響を与える時代の空気を伝える作品です。