音楽の喜び フルートとともに

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苦味

2008-08-11 23:19:45 | Weblog

立葵はピンクの花もきれいです。暑い夏も涼やかに咲いています。

今日はゴーヤを頂いて、料理をしました。子どもたちは「苦い、苦い。」と言って食べないので、苦味抜きの方法をネットでいろいろ検索して作ってみました。塩をして30分、水にさらして20分。その上、茹でてそれから炒めました。ソーメンとゴーヤ、ニラと豚ミンチでソーメンチャンプル私風。
下の息子はやっぱりゴーヤを一つ一つ取り除いて、で、「苦いから飲み込む」と言って半分くらいはがんばって食べました。上の息子は、沖縄産唐辛子油をドバッとかけて「かけ過ぎた~」と言いながらぺろりと食べました。苦味抜き4分の1 成功

音楽にも苦味が聞いているものがあります。この苦味を味わうか、避けるかで、ずいぶん音楽ライフが違ってきます。

不協和音は音楽の苦味と言えるでしょう。ドビュッシー、フォーレ近代作曲家の音楽ではその苦味が色彩をより豊かなものにしています。

サンカンのソナタになると、和音だけでなく、フラッタータンギングを使ったり、変拍子を使ったり、苦味感は一層増します。そのおかげか苦味の後の、甘みというべき、メロディーが別世界の音楽のように美しく感じられます。

イベールのフルートコンチェルトの一楽章はプチプチイボイボのゴーヤのような、苦みばしった力技の後、二楽章の澄み切った美しくも悲しいメロディーが、本当に生きてきます。

一度、味わってしまうと、それ無しではすまされないほど。叩けよさらば、得られん。ぜひ、挑戦してみてください。