音楽の喜び フルートとともに

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葦を削って作る

2024-08-22 23:28:00 | バロック
これな~んだ?
①シナモンスティック

②クレープロールチョコレート

③オーボエのリード


正解は?



③オーボエのリード…ベタ過ぎ!ごめんなさい💦

隣のオーボエ嬢のリードがシナモンスティックに見えて可愛かったので、つい。
クレープロールは後付け 。

オーボエのリードは、葦(ヨシ、アシとも言われます)


という植物を乾燥させた物でできています。

このリードを2枚向い合わせにすると、リードの中央に少しすき間ができます。ここに息を吹き込みリードを振動させることで音を鳴らします。

Yamahaホームぺージより

これをダブルリードと言います。
このダブルリードは水分量によって吹奏感や音色が変化します。
吹く時にリードを湿らせておく必要があり、曲中の休みなどではリードを水に浸け、コンディションを整えます。
(これが、タイトル写真の状態です。)

またリードは木でできているので、長持ちしません。
吹き続けていると消耗するので、オーボエ奏者は数本のリードをローテーションさせながら吹いています。

リードは、丸材を加工して1枚の板(かまぼこケーン)

にして、その後シェーパー


を使ってリードの形(舟形)

にし、金属管(金属管の一部にコルクが巻いてあり、チューブと呼ばれるもの)に糸で巻き付けます。
吹き口を削って完成です。


アレッサンドロ・イニャツィオ・マルチェッロ(1669- 1747)
イタリア ヴェネツィア生まれ、パドヴァ没

偽名「エテーリオ・スティンファーリコ 」を使って《12のカンタータ》作品1のほか、数冊のコンチェルト集を出版しました。

今日ではその作品はめったに演奏されなくなっていますが、生前のアレッサンドロは卓越した作曲家として、また楽器蒐集家としても著名でした。

代表作のひとつが《オーボエ協奏曲ニ短調》です。

このほかの作品として、2つのオーボエまたはフルートのための協奏曲集『ラ・チェトラ』(La Cetra、1738年、アントニオ・ヴィヴァルディの作品9『ラ・チェトラ』(1727年)がマルチェッロの真作とわかりました。
《リコーダー・アンサンブルと弦楽器、通奏低音のための協奏曲ト長調》などがあります。

《オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調》は、1700年代初頭の作品で、マルチェッロの最も有名な作品です。また最も有名なオーボエ協奏曲の一つです。

過去には、ベネデット・マルチェッロやアントニオ・ヴィヴァルディの作品と誤って伝えられてきました。

またヨハン・ゼバスティアン・バッハはこの作品をニ短調のチェンバロ独奏曲(BWV 974)に編曲しました。当時の人気がしのばれます。

マルチェッロの《オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調》






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4 コメント

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Unknown (nichikon2)
2024-08-22 22:56:53
学生時代はオーボエもやってました。ラリリーのJDR仕様でリードはフォックスレナードのアメリカンタイプを愛用していました。抵抗感が少なく、吹きやすかったです。フレンチタイプやジャーマンタイプはあまりにもキツ過ぎて使わないようにしました。
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Unknown (m-fluteangel16)
2024-08-23 08:56:37
@nichikon2 さん、ありがとうございます。
オーボエされていたのですね!素晴らしいです。
アメリカンタイプを使われていたのですね。
フレンチやジャーマンはきつすぎるのですね。なるほど。
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リードに似たもの (takan32)
2024-08-23 09:01:42
久米さんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。リードの構造はセミの口に似ていますね。セミの口は樹液を吸うように、外側が固い2枚で筒状にして、その中から、樹液を吸える管を木に差し込みます。
↓ セミの口の構造
http://www.technex.co.jp/tinycafe/discovery53.html
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Unknown (m-fluteangel16)
2024-08-23 18:21:20
@takan32 さん、いつもありがとうございます。
蝉もダブルリードとは!
はくのではなくて、吸うためですね。
おもしろいです💖
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