働き方コンサルタント 椎葉怜子のごほうびブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

「レジリエンス」を糸井さんが言い換えたなら

2014年10月10日 | 【女性の働き方】
最近のビジネスや心理学の記事や書籍で目にすることが増えたのが、
「レジリエンス」という言葉。

日本の英語教育では習わない単語なので、ピンとこない人の方が
多いのではないでしょうか?

2025年のはたらく人たちの未来を描き、世界的な大ベストセラーとなった
『ワーク・シフト』著者のリンダ・グラットン教授は、最新の著書
『未来企業~レジリエンスの経営とリーダーシップ~』で、
「レジリエンス」について、以下のように説明しています。



レジリエンスという言葉のおおもとの意味は、
「負荷がかかって変形したものが、元の形状に戻る力」です。

これが転じて、ストレスからの回復力、困難な状況への適応力、
災害時の復元力、といった意味合いでも使われるようになりました。


逆境復元力とコンパクトにまとめた解説を目にすることもあります。

とまぁ、日本語では表現しにくい言葉なわけですが、
糸井重里さんが、リンダ・グラットン教授との対談で、
とても面白い解説をされていました。

リンダさんがおっしゃる「レジリエンス」を、
ぼくは「寝返り」という言葉で
人に説明してきました。


くわしくは、ほぼ日の対談「100年生きるわたしたちの価値観」をご覧いただきたいのですが、
「レジリエンス」を「寝返り」という脱力系の言葉に置き換えてしまえる
糸井さんのセンスに茫然となりました。

日本企業は病にむしばまれており、自然な寝返りすらできなくなっていると
リンダ・グラットン教授の目には映っているようですよ。

『未来企業』は、大企業の社会的な責任について書かれているパートが多いのですが、
個人レベルでぐっと来る記述もいくつかあり、さらに思索を深めてみたいと思わせて
くれる一冊でした。

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