カンダハル －突破せよ－ @新宿バルト9 10/20/23

ジェラルド・バトラーです。公式こちらカンダハル 突破せよ - 株式会社クロックワークス - THE KLOCKWORX



このポスターは。
ちょ。ちょっとこわいわね。。
映画ではもうちょっとラブリーなジェリーだったけど。

この映画は中東での活動がメイン、ちょうどイスラエルとハマスの衝突が始まった（10/7）直後に観たので、ビジュアルの臨場感が半端なく。
頭ではわかってるつもりでも、スクリーンいっぱいの赤い砂漠と薄曇りの空、われわれの住む街とはまったく違う中東の街並みや人々、そして砂漠での容赦ない戦闘と殺戮、などなど圧倒されるビジュアルとスケールを見せつけられ、目で見る情報量ってすごい、、と改めて感じます。
でもみんなスマホ持ってるっていうのもこれまた凄いよね。。

映画はもう、とにかくジェリーらしい、男臭い映画でした。
今回は正義のMI6でめっちゃカッコいいジェリー！！凄腕の諜報員だけど誠実だし、ちゃんと謝ることのできる人。
相方になる通訳のおやじ、モハメド略してモーも、心優しいけど芯の強い、でもそても良い人で好きにならざるを得ない。

あとねえ、なんかもう出てくる男が皆イケメンで、ちょっとジェリーさあ、、って思っちゃったわ。
まずCIA。
ジェリーはCIAに貸し出されてるんだけど、本部のおっさん二人もまあまあイケてるオヤジたちだった。
で、トラヴィス・フィメル演じるローマン。
これがもう、爽やかイケメンでヤバい！
フラグ立てすぎだし！ジェリーを助けようと再三にわたり手を尽くし、最後は自ら乗り出しちゃうし！ああもう！
敵。
イランの偉いじじいも、ISIの幹部のじじいも、ちょっと素敵ですが？！ってカンジなんだけど、直接敵対しにくる若者カヒルが可愛いーー！！
バイクですよバイク。バイクで砂漠を走り抜けるこの可愛らしさ。。密かに黒猫と呼んで観てたわ。ははは。

ストーリーはただひたすら追っ手を巻いてイランから脱出する、というとってもシンプルなもの。
でもそこに中東情勢の複雑さと各国人種と主義が交錯する人間ドラマが相まって、ただのアクション映画よりも深みがあるものに思えました。


2023年製作／119分／G／イギリス
原題：Kandahar
配給：クロックワークス
劇場公開日：2023年10月20日

字幕　吉川美奈子