パピヨン、初見です。
見たかったんだよねー。男のロマンに弱いのだよ…。
1973年製作、スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマン。ジェリー・ゴールドスミスの物悲しい「パピヨンのテーマ」は聞いたことのある人も多いのでは。
物語は…
ケチな金庫破りで捕まった男。その男は胸に蝶の刺青を入れていることから「パピヨン(蝶)」とあだ名されていた。 パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に終身刑の判決を受けてしまう。 この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放される上に南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働が科せられるのだった。 パピヨンは脱獄を決意。しかし、それには看守を買収した上、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。 そこでパピヨンは同じ服役囚のドガという男に目を付ける。 ドガは国債偽造で逮捕された男で、今もその腕が噂される偽札作りの天才だった。 当初パピヨンはドガと取引することで逃亡費用を稼ごうとするが、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく・・・。
(wikiより抜粋)
そのwiki云うところの「奇妙な絆」これこそが所謂「男の友情」ってヤツなんですが昔の映画だけあってハンパない。押さえた表現ながら(いや、それだけに)こちらに迫ってくるものを感じます。
ただ、その友情も凄いんですが(友を売れば出られる独房だったのに、そうしないばかりにかの有名な「虫を喰う」シーンへ!)それよりもさらに強いのが、自由への願望。
ドガはどちらかといえば穏やかな性質なので物語の最後ではもう逃げる気が失せているのだけど、パピの自由への渇望具合はもの凄くて。2年、5年と独房に入り白髪の見るからに老人になっても、なんとしても脱獄しようという心意気。見ているこちらは「もういいのでは」と思っても、もうとにかく自由になりたい!ってカンジで、なんというか肉食的なものを感じました。
実話を元に作った映画なのだそうで、原作者はなんと8回も脱獄したそうですよ。ハンパねえな。
台詞が少なくしかし絵で語ることの多い映画だったので、色々思うことはありましたが簡単に文にならないなあ。でも、無理して観に行って良かったです。
来週は「ブリット」!またバタバタするけど絶対行こう!
2週続けてマックイーンですよ、男くさいなw
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