デトロイト＠新宿TOHO 01/31/18

年始からバタバタしていた仕事が一息ついたので、気合いを入れてデトロイトだーーー！公式コチラです。



アカデミー最有力、の太ゴシックがつらいわ、ノミニーはゼロでしたね。
うーん、ちょっと意味がわからないな。
今年は『MeToo」に乗っかるってことでいいのかしらね、別に黒人差別がなくなった訳じゃないんだからこういう映画をノミニーしてもいいと思うんだけど。
「史実に基づく」「実話に基づく」は食傷気味だし「ドラマ性が足りない」からってホントー？
ま、まっ白なおじいちゃん達だからしょうがないのかなー？
と、別に黒人文化に特に理解の少ないわたしですらちょっと理解に苦しむアカデミーちゃんの感想でした。

重い映画でした。
やはり、後半の40分の尋問というか拷問シーンは凄まじかった。
その後のさらっと描かれた裁判も、どうせそうなるよね、、と思ったとおりでそれまでチカラが入っていた身体から悪い意味で力が抜けちゃったし。
リアルを追求するとカタルシスはなくなるよね。
本物のラリーもコーラスグループを抜けてしまって教会で今も歌っているという字幕を観て、涙が出ました。

悪役警官のウィル・ポールターの演技は凄かった。
本当に「いそう」な悪い白人警官で。なんというイメージどおりな。。
よく受けたなあ、この役。

印象的だったのは、映画館を出る時。
夕方のレディーステーで思ったより人が入っていたのだけど、場内が明るくなって出る時に話し声が全然聞こえなかったこと。
すぐ感想を言えるような気持ちではなかったな、わたしも。



原　題 Detroit
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配　給 ロングライド
上映時間 142分

字　幕　松崎　広幸