lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

めまい@新宿TOHO 12/20/16

2016-12-21 14:57:32 | 映画・ドラマ
かのヒッチコック先生の代表作でございます。



久しぶりに「午前10時の映画祭」です。
新宿TOHO 12番シアター、40人強のお客さまは男性7〜8割でした。

あらすじ…いるかな?

(シネマトゥディより名前のみ変更)
かつて同僚を転落死させてしまったトラウマから極度の高所恐怖症を患う元刑事スコティ(ジェームズ・スチュワート)の前に、ある日旧友が現れる。
昼間から夢遊病者のように不可解な行動を取る旧友の妻マデリン(キム・ノヴァク)の調査を依頼され、スコティは早速彼女の尾行を始める。
そんなある日、彼の目前でマデリンは海に身を投げてしまい……。

あっ、ネタバレしてない。
うーん。
以下ネタバレ。

この映画、前半と後半に分かれていて、前半はこの後スコティはマデリンに恋に落ちます。
しかし結局マデリンは塔から身を投げて死んでしまう。
スコティは高所恐怖症のため塔の上まで登ることが出来ず、自責の念にかられて心神喪失になってしまう。
そんな彼を献身的に看病する、元許嫁のミディの声も彼には届かないのだった。。

後半、マデリンそっくりな女性ジュディを街で見かけたスコティは思わず声をかけ、食事に誘う。
しかし、なんと先のマデリンは実はジョディの変装、妻を殺したい旧友の仕組んだ罠だったのだ!
さらにジョディはスコティを愛してしまっていたのだった。
(というジョディの語りがこの時点で入ってしまう)
その後、髪の色や雰囲気をマデリンに似せるよう強要するスコティ、抵抗しつつそれで愛されるなら、、と従うジョディ。
そしてマデリンとの重要な思い出のネックレスを不用意にジョディがつけてしまったことから、さすが元刑事スコティはことの次第に気づいてしまい、マデリンが死んだ塔へジョディを連れて行き、ついに塔の最上階へ!
高所恐怖症を克服するが、ジョディを責め立てるスコティ、おびえるジョディ。
そこに近づく黒い影に怯えジョディは塔から飛び降り、マデリンと同じく死んでしまうのだった。。。
(黒い影はシスター、さくさくと鐘を鳴らして十字を切って終了)



あのですね、正直な感想は「なんじゃこの男、キモイ」でございます。。。
上品な映画ブログなどにも、スコティの変態性が、とか、屍姦(これはヒッチコックが言ったそう)とか書いてありましたが。
前半の、マデリンを海から助けて自室で休ませたあたりから目の色が怖い、と思ってたけど(瞳の色が薄いせいだと思ってはいたけど)
後半の、ジョディの見た目をひたすらマデリンに寄せていこうとするスコティさんマジキチ。
何度も繰り返される「for me」っつー台詞がもう。
「なんでこんなことしなきゃいけないの」「わたしのためだ!」
やだわー、こんなおとこ。

でも、前半は結構な割合で出てきたミディが、後半はいないんですよね。
ということで「後半はスコティの夢落ち」という説が浮上しているそうです。
やー、夢でもうざいけど。

はっきり言って、旧友が一番悪いんじゃん。
そりゃまあスコティは騙されて被害者だけど。
ジョディに別に感情移入もしないけど、このおっさんのストーカーぶりはキモイの一言に尽きる。。
ジェームズ・スチュワートの薄い目の色がいかんのか。
基本的に「良い人」役が多い「アメリカの良心」と呼ばれた俳優さんなので、こんなにいらっとさせるなんて、演技が上手いことは確かだと思います。
わたしは感受性にとぼしいのかしら〜。


原 題 Vertigo
製作年 1958年
製作国 アメリカ
配 給 マーメイドフィルム
日本初公開 1958年10月26日
上映時間 128分

字幕は忘れてしまいました、すみません。
コメント
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