lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

スポットライト 世紀のスクープ@新宿TOHO 4/16/16

2016-04-18 11:31:58 | 映画・ドラマ
アカデミー作品賞おめでとう!公式はコチラです。





あらすじを映画.comより
新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ。
2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。
第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で復活を遂げたマイケル・キートンほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。


もう、まったくこのままのストーリーです。
ボストン・グローブ紙の「SPOTLIGHT」コーナーを担当する記者4人の奮闘をメインに描いた映画。
ただ、神父にの性的虐待シーンは出てきませんしカトリック教会の圧力もさらっと描かれているので、ほぼ無宗教の日本人としては今イチ他人事のように見える映画なのかも。
「SPOTLIGHT」は同一テーマで一年間連載するとのことなので、教会=神といっても過言ではないカトリックの世界ではものすごいことだったのだと思います。
このさらっとした描き方は、教会の圧力を避けて映画が公開できるようにした工夫なのかな?と思いました。

私はかなり昔からアメリカの児童虐待ものの小説を読んでいて、たとえば89年のジョナサン・ケラーマン「大きな枝が折れる時」からの一連のシリーズやアンドリュー・ヴァクス、ベンジャミン・M. シュッツ等、当たり前のように家庭内における児童虐待がテーマになっているので、なんというか教会で同じことが行われても「ああ、やっぱり…」という諦めに似た気持ちになってしまいました。
日本で置き換えると、幼稚園や小学校の先生が当てはまるのかな。

映画内で、長年そういった虐待を行う神父を調査研究しているサイプという人が電話のみで出てきますが、彼の「こういった弱者に虐待をする神父は、精神年齢が12~13歳だ」というコメントがとても印象的でした。
また、女性記者のサーシャが加害者の神父にインタビューした時の、自分も被害者だった、という台詞も「ああ…」と思います。
されたことをする。
連鎖するんですね。


この映画のパンフレットですが、ざらっとした手触りで新聞を意識したレイアウト、凝っています。
手許に置いておきたいカンジですね。

監督のトム・マッカーシーですが、「ピクセル」も撮っていました。。。
あはは。私はあの映画も好きでしたよ。

原 題 Spotlight
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配 給 ロングライド
上映時間 128分

字 幕 斎藤 敦子
コメント
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