lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

エクソダス:神と王@新宿ピカデリー 02/04/15

2015-02-05 12:50:59 | 映画・ドラマ
公式コチラ






久しぶりの映画はチャンベのモーゼ映画、クリーピングデス、じゃなくって「エクソダス:神と王」でした。
いやー、リドリー・スコットの本気を見たわ…なんてそのまんまビジュアライズ!!
旧約聖書の白眉といっても過言ではない(と思う)「10の災い」を、そらもうそのママな映像化…たまらん。
ちなみにオフィシャルサイトをキャプチャしましたが、あの素晴らしい映像がパンフにもサイトにもきちんと掲載されていないとは信じらんない。呪われろー。



かえるこわい。


お話はエジプト。
最初ちょっとモーゼとラムセスの仲良しシーンが入って、わりとすぐにモーゼ追放。
なぜならモーゼはヘブライ人だった、という出生の秘密がバレたから。
ちょっとだいぶさまよったけど、羊飼いのものすごい可愛い嫁ゲットして息子も産まれるんだけど、神さまに説得されて、奴隷にされているヘブライ人を助けにエジプトに戻って「10の災い」。からの海を割って(割らなかったけど)カナイを目指す。


いやいや、スペクタルな部分もスゴいけど基本的にヒューマンドラマでした。

モーセは基本的に「人」として描かれていましたね。苦悩する人。
でもちょっとオレ様だったかなー。なんか彼の立場や性格をもう少しわかりやすく描いてほしかったかも…ちょっと食い足りない。良い人だとは思うけど。
アレだね、さっさと追放しちゃってたからかもね。たしかエジプトでがっつり奴隷労働やらされてから荒野に放されとったと思うのだが。。
でもさすがはクリスチャンベール、モーゼの人がましさや誠実さ、苦悩をしっかり伝えてくれてました。
彼はとても良かった。他の俳優たちもよかったけど。
そんなチャンベにちょっと頼り過ぎの感もあるが。

ラムセスはさらに「普通の人」として描かれてて、父親(父王)からもモーセのほうが出来る子扱いされちゃうし、自分にあんま自信ないし、でもモーセのことはものすごく信頼してて大好きだし、でもみんなモーゼモーセだしー。
で、彼を追放して頑張ってやってんのにイマイチだし、モーゼ帰ってきたと思ったら奴隷解放運動家になってるし「10の災い」ガンガン降ってきちゃうんだから、正直かわいそうでした。。。顔もなんかかわいそう系だったし。

ビジュアル、とってもがんばってた!
ただ、とってもステキなメンフィスの宮殿や内装・衣装の人々が、あたりまえだが流暢に英語を喋っているのが…わかってるけど、わかってるけど違和感!!!
羊飼いの娘も英語上手!あたりまえだけどみんな英語。うーん。
まあ、全宇宙の公用語だし(スターウォーズ他)全宇宙のエイリアンがアップル使ってるようだからね。。

あと神様代理の少年。
よく考えたらこの白黒ハーフっぽいかんじでニュートラル感とユダヤっぽさを出してるんだと思うんだけど、なんか違和感が。
いっそめっちゃ白人でよくない?
ってそれはラファエロ前派の絵画に毒され過ぎ?
そう、エジプトの人種もよくわからなかったの…チャンベが主役ならもう白人でよくない?搾取されるモブは肌が黒くて喋る人は白いっていうのもちょっと悩むわ。ラムセスのfirst born sonも思いっきり白人だったけど。
まあ歴史物はそゆとこめんどくさいわね。
肌の色もそうだけど、当時の価値観と今のそれの違いが明確じゃなかったりするとね。

ところで最後、嫁の村に帰って「これから更に苦難が待ってるけどオレに着いてきてくれる?」とほざいたモーゼさん。
嫁ー逃げてー!!!と突っ込んだのは言うまでもありません。だって全然カナンに着かねーじゃん!
しかも十戒、地道に石版に掘らされてるし!降ってこいー。


原 題 Exodus: Gods and Kings
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配 給 20世紀フォックス映画
上映時間 150分
映倫区分 G
上映方式 2D/3D
コメント
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