栗ご飯を炊きました。
と言っても、自分で栗を剥いて、1から手作りしたものではありません。
『国産の栗を使った料亭の味を手軽に・・・』と言う、うたい文句に惹かれて、『栗ご飯の素』をお取り寄せしてみたのです。
餅米に混ぜて、炊飯器のおこわモードで炊くだけの、本当に手軽なものでした。
そして、確かに美味しくて、『料亭の味』だと思いました。
老舗料亭のシェフが監修したものだと言うことも頷けます。
でも・・・。
みょうな言い方かも知れませんが、美味しすぎるのです。
美味しすぎて、逆に、何か、物足りない気がしました。
私が子供の頃に食べた『栗ご飯』は、もっと、ずっと、素朴な味だったように思います。
きっと、栗そのものが、昔と違ってきているのでしょう。
栗に限らず、野菜でも果物でも、最近のものはどれも美味しいですよね。
でも、時々、昔の素朴な味のものが懐かしくなるのです。
トマトなども、今のフルーツのように甘いものではなく、昔の青臭いトマトが食べてみたいなあ・・・。
こんなことを思うのも、私が年齢を取ったと言うことなのでしょう・・・ね。