我が家の息子達、思いもかけない時に、ふらりと現れては「お腹が空いているんだ、何か食べさせてよ!」と言います。
彼らが結婚した当初は、私も嫁に気兼ねをして、「彼女が待っているから家に帰って、彼女と一緒に食べなさい」と言って帰していました。
私自身、結婚当初は、夫の実家とスープの冷めない距離に住んでいましたが、夫が一人で実家で食事をしてくることを好まなかったからです。
満足に料理も出来ない自分を棚に上げて、結婚した以上は、夫は妻の作るものを食べるべきだと思い込んでいました。
今、思えば、自分の固定観念に縛られて、あるいは一生懸命すぎて、気持ちに余裕がなかったのかも知れません。
それに比べれば、今の若いお嫁さん達のなんとおおらかなことでしょう。
自分の夫(私の息子)が実家で食事をしてくることを、少しも嫌がらないどころか、むしろ、食事の支度をする手間が省けて「ラッキー!」と、捉えているようにさえ見えます。
(自分も仕事をしていて、忙しいと言うこともあるのでしょうが)
それが分かってから、私も、嫁に遠慮がなくなり、息子が来る度に彼らの好物を食べさせたいと思うようになりました。
といっても、いつも予告なしでふらりと現れるものですから、あり合わせのもの、しかも手間のかからないものばかりですが。
昨日も、いつものようにふらりと現れた長男。
いつものように、あり合わせのものしか有りませんが、ご飯だけは炊きたての熱々を出してあげました。(しかも、新米で!(*^_^*))
「うちのご飯は、美味しいねぇ!」
2カップも炊いたのに、お釜が空になるほどの食欲です。
そんな息子を見ていて、ふと、思いました。
息子達は、たまに実家に来て、母親の作ったもの食べることが『親孝行』になると考えているのではないか・・・と。
確かに、息子のために食事を作り、それを食べさせることは、私の張りにもなるし、嬉しい事に違いありません。
となると、やはり、『親孝行』の一つの形だったようですね。
おおっ! 我が息子達のなんと親孝行な事よ! (*^_^*)(*^_^*)
孝行息子のために、食後のデザートのメロンは、少し大きめにカットしました。(*^_^*)
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