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Q&A WADIA6は、どこまで修理可能でしょうか?(新規再掲載2)

2023年12月13日 | WADIA6関連

Q:

―参考までにお聞きしておきたいのですが、Wadia6は今後どこか壊れてしまった場合

修理可能な機種なのでしょうか?せっかく色々とやっていただいた後に私にとっては

意外なことで寿命となってしまうということがあると残念なので、一般論でも結構ですので

ご意見をお聞かせいただければ幸いです。―

 

 A:

WADIA6において、修理不可能な部品は

WADIAが作ったデジマスターやマイコン(以下LSIと記載)などの専用のプログラムを書き込んだ部品です。

もしも、これが、壊れたら

もう1台WADIA6を購入するしか有りません。

 

現状、WADIA6ではLSIが壊れた物は有りません。

ブログで言えばWADIAではWADIA9が壊れていますが

これは、WADIA開発にあたったスタッフが

デモ機として、世界中を持ち歩いたため

輸送の頻度、環境等等、

及び、この状態ですから試作機に近い状態での

デモンストレーションだったため、

やむをえないと思えます。

 

あとZIA FUSION等は修理・オーバーホールした半数にプログラムを書き込んだLSIに問題が発生していました。

これだけ多く不具合の発生が有るという事は経験上では

これはプログラムの書き込みの機器の不備が有ったのではと考えます。

 

WADIAが作った以外のコントロール部分についてはWADIAがTEACより購入した基板や部品なので、

これらについては代替できる部品をストックしていますので修理可能です。

 

WADIAの作ったLSIの載っているD/Aアナログ基板は両面基板に成っているので

半田クラックが起こり難く、実際に問題と成る様な基板も無く

この部分については、半田増しを行なっていません。

(基本的には、全半田増し・全コンデンサ交換を

(半田・コンデンサともにG-UP品質)行っています。

 

このため、LSIには直に半田の熱が加わる事は無いので

此方のオーバーホールでダメージを与える事は有りません。

 

但しコンデンサも元気に成る、

半田増しで導通も活発に成る。

この時に、劣化したIC部品が

生産工程での問題も有り(1000個に1個とか、品質が劣っている物が入る)

かろうじて、劣化コンデンサ・劣化半田でバランスがとれていた物が

半田増し・全電解コンデンサ交換により、バランスが崩れ

劣化ICでは元気な若者を支えきれず、場合によっては破損する事も有ります。

ESOTERIC P-2s辺りのD/AコンバーターICが駄目になったのも経年劣化に半田増し

と言ったダメージを追い打ちする事で起こる場合もあり得ると思います。

(D/AコンバーターICの在庫は確保しています)

 

音は当然、数段階レベルアップします。

こういうOH・音質改善をおこなったものを聴いてしまうともう後戻りは出来ません。

実際、WADIA 9のLSI 破損の時は、

OH・音質改善+α、施工の後、到着後1時間もしないうちに

LSIが昇天しました。

ところがオーナー様は

「もしも、山手サービス内で壊れていたら諦めが付いた。

あの音を聴いてしまったら、諦められない」

と、ジャンクのWADIA9をさがしあててLSIを交換する事に成ったのです。

但しこのWADIA9はオーナー宅では、ノイズが出始めていたのですが

此方のチェック時にはノイズの発生が無くオーバーホール・音質改善をしたものです。

 

つまり、当方では

精一杯の良い音を提供しますが

オーナー様も又、壊れたらもう1台探し当ててでも

直すぞと言うお心構えが有るかと言う事に成ります。

 

そういう意味で、

当方ではWADIA 6 に修理不能な物は有りません

オーナー様が修理不能にするか可能にするかのカギを握っていらっしゃると思います。

不安をお持ちであれば今からでもオーバーホールをおやめに成る事が賢明かと思います。

 

 *********

他のQ&A Q&A SANSUI CD-α917XR ジャンク品 購入について

この中でも

ピックアップが駄目だった場合、ピックアップ代金などはけっこう、高い物になります。
錆びがでているとなると、半田の劣化やコンデンサーの老朽化も考えられます。
それらのオーバーホールをしてでも、この機器を使いたいという思いがあるかどうかというところだと思います。

と、代理が返答しておりますがwww

先の「ある機器」においても、やはり

オーナー様がどこまで機器を使い続けたいかという思い次第のところはあります。

が、先に書いたように、伸び代のない機器。もともとの素性が良くない機器を

あえて、薦めたくないのが、実情です。

この点でいうと、WADIA6など、WADIA氏が関与したと思われる製品については

伸び代もあり、もともとの性能それ以上に性能を引き出してこれる機器であるため

それこそ、LSIが破損していたらもう1台買い替えて、音質改善などしてあれば

部分だけを新規購入の分から移植する、ということをしても

ー金をかけても、それだけの価値があるーという機器であるわけです。

 

いくら、元値が高くても、素性を見れば、金をかけるだけの価値がないものであれば

当方も、「おやめになったほうがよい」という言い方になりますが

それでも、最終的にはオーナー様の「お気持ち次第」になります。

 

いくらでも、おすすめできるWADIA6であっても

オーナーさまに

「もしもの時には、なんとしてでも治す」

それでもだめなら、あらたに購入してでもOH等する。

と、いう

覚悟、あるいは思い入れがない限りは

当方もそれ以上の責任は持てません。

あくまでも、どういう不具合が出るかは判らないものです。

その不具合の内容によって

オーナー様の覚悟が問われるということでしょう。

 

この覚悟がない状態で

仮に

LSIがこわれた、新しくWADIA 6を購入してまでは、治す気はない。

と、おっしゃられるのなら

OHなど行わないのが賢明だというのですから

高橋の音への追及の提供姿勢は

ある意味、厳しいものがあります。

 

そして、それを超えてこれた人が

「数段上の音」を手にすることができる。

 

簡単なメンテナンスや修理やチューンナップなどというものではないのです。

ですので、

何度も書いているように

儲け主義なら適当にごまかして答えて

「はいはい」とお受けするということです。

そして、ここまで、思いを厳選する姿勢を貫いていると

一つの結論にたどり着きます。

ーAUDIOもオーナーを選ぶーということです。

また、裏側は

ーオーナーもAUDIOを選ぶーということです。

 

相思相愛にふさわしい相手であるか

お互いに見極めさせるのが

OH等どうするか

LSIなど壊れたときどうするか

と、いうふるいにかかった時かもしれません。

 

目次(WADIA) (9)

 


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