先日の「後藤ミホコ 情熱タイム」の演奏シーンは、マイケル・ジャクソンの
「チャイルドフッド」をアップしました。放送の時、少しノイズが入ってしまっているのと、今日マイケルの命日である6月25日(日本時間だったら26日になります)なのでもう一度この動画をアップしてみようと思いました。
後藤ミホコ Mihoko Goto 「Childhood」Michael Jackson 6,25
英語の聞き取りが苦手な私は、何かいい方法がないかと、「コロナ自粛」の時期に時間があるならじっくり取り組みたいと思って始めたのが「マイケルのインタビュー聞き取り」!
初めは(今も(笑))ボロボロで全然聞き取れず、英語字幕と答え合わせするともう、ほとんど赤ペンで埋まる(笑)むずかし~~!と思ったけど、内容があまりによくて、どんどん惹きこまれていきました。
次から次へと、マイケルのインタビューを聞いているうちにマイケルの信条、芸術観に人生観、ふとつぶやいた正直な気持ちなど、いろんなことがわかってハマるハマる。。
特にマイケルのインタビューの中でも、2005年に、ジャーナリスト・ジェラルド・リベラ氏との30分間のトークはとても一つ一つの言葉が心に響き、また考えさせられることが多いです。
そのインタビューの中で、
時代が新しく移りつつある今、今後どんな方向に向かうのかを問われたとき、
新しいことに挑戦するのかと思いきや、
「文化、習慣が変わっても、偉大な音楽は永遠に続く」
と。「今でも人々はモーツアルトを聞いている、チャイコフスキーも、ラフマニノフも、、偉大な音楽、芸術は世代が変わっても永遠に愛され続ける」
だから、彼は常に新しいもの、古いものにこだわることなく自分の表現の世界に邁進していたのです。
また、彼は家の中にこれまでの受賞したトロフィーなど置かない、なぜなら過去の栄光をいつも目の当たりにしていると自分はもう目標を果てしてしまった、やり遂げてしまったという気持ちになる。まだまだ自分の目標は高いところにある。と。
音楽に生き、芸術に携わる者にとって奥深く心に響く言葉です。
今、コロナの影響で演奏の場がどんどんなくなって窮地に追い込まれている私たちミュージシャン。
マイケルの言葉を思い出し、まだまだ先にある目標を目指すなら、長い目で見てみよう、また何か工夫して方法を考えてみようと言う気持ちを新たに起こさせてくれるのです。