来週12月2日は、いつも一緒に活動している石橋幸さんのコンサート「僕の呼ぶ声」があります。
毎年タンコさんが一年かけて取り組む大きなステージです。
多分ご覧になった方は、コンサートというより演劇の舞台を見ているような雰囲気を味わうと思います。さすがタンコさんは元役者だなあと実感します。
私も、バンドのひとりで演奏します。
タンコさんはここ一ヶ月断酒して(!!!!)気合入れ、音楽監督、バンド、スタッフみんなすごくテンション上がってます。
私、付いてくの大変だ~~(笑)
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さて、先日11月16日(日)は、大阪のいずみホールにて「杉本京子先生メモリアルコンサート」があり、私は後輩たちの演奏を聴きに行きました。
杉本京子先生は私が高校1年からご指導いただいたピアノの恩師です。2010年に86歳で亡くなられました。
先生はピアノに全人生をかけた、素晴らしいホントのプロの教師だと思います。
先生のレッスンは厳しくて、大学内というより関西でも有名でしたが、生徒たちは先生のその熱心さに必死で付いて行きました。
何よりも、先生は生徒の事を思うあまりに自然とレッスンが厳しくなるのをみんな知っていたからです。
誰に対しても平等で、生徒一人ひとりにものすごい愛情がありました。
門下生達と先生の思い出を語りだすと尽きることなく、コンサートの打ち上げの間の話題はすべて先生との思い出でした。それも、ほとんど先生の厳しいレッスンのこと。
でも、今となると恐かった思い出話に笑いが絶えない。不思議です。
写真は打ち上げの時の記念写真です。
ピアノの世界の中にちょこんと入れてもらったような私がいます。なんか、それなりにピアノ弾きの雰囲気になってる(笑)
コンサートは、後輩たちが演奏しましたが、「さすが杉本門下」!と私は贔屓目抜きで思いました。
丁寧で、それでいて力強く、一つ一つの音に魂を込める弾き方はすぐに杉本先生の息がかかっていることがわかるのです。
大きないずみホールに、門下生達のピアノの音色が響いている間、先生がどこかで見ておられるような気がしました。
実はこのコンサートの資金面での援助は先生のご遺志からなるものです。先生とご遺族の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、苦楽を共にした(?)門下生の皆さんと、これからずっと末永いお付き合いをしていきたいと強く願った一日でした。