後藤ミホコ~アコーディオンらいふ~

アコーディオニスト・後藤ミホコのブログ

この夏最後のソロライブ

2016-08-29 00:05:46 | 日記
昨日8月27日、新宿ガルガンチュアでのソロライブも無事終わり。

熱心に聴いて下さったお客さんにいろいろ質問も受けて、一回一回の演奏、ホントに全力投球で臨もうと改めて思ったのでした。



夏の最後なので、「ブエノスアイレスの夏」とか、今回はフランス系の曲とか、アルゼンチンタンゴでもピアソラもあればふるーいミロンガとか、そしてコンチネンタルタンゴの名曲、いろいろ数そろえました。

やっぱりたまにソロで弾くっていいな。

また、じっくり聴いてもらうにはこのようなかぶりつきの狭い空間でのライブも必要。。やはりお客さんに音楽を通じて思いを訴えやすいのかもしれない。


さて、一昨日は渋谷まで。」この映画を観るために。



パコ・デ・ルシア~灼熱のギタリスト~

スペインの天才ギタリストが66歳という若さで一昨年亡くなってしまった。
ドキュメンタリー映画で、幼いころの追想を語る場面もあれば、亡くなる直前の本人がいろいろ話している場面もあり、ステージ演奏、家で仕事しているところなど、演奏家としてしか見てなかった今までと違って、人間パコ・デ・ルシアを知った。

素晴らしかったからもう一度見に行こうと思う。

スペイン・アンダルシア地方の景色があまりに美しいのだ。。。。特に夕暮れ時のレンガ色に染まった町全体の風景、「あ~~死ぬまでに一度行って見てみたい~~」と思う、いつものごとく。
スペインでしか見ることが出来ないこの風景と、パコの音楽が流れる中、なんか日本の風景の中ではこういうフラメンコなんて、聴く気になれないな(これは偏見。だって、私の音楽こそ聴いてもらえなくなる)と本気で思った。

広告は「孤独なギタリスト」というけれど「やりたいことがたくさんあるから一人の方がいい」というパコの姿を私は自然体だなと思う、孤独な淋しさは感じさせられない。
音楽に対する探究心と集中力がハンパないので圧倒される。

ま、とにかくもう一度見に行きます。
今みたい映画がたくさんあるので大変。
「シュガーブルース」という映画も是非見に行きたい。









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ドボルザーク「新世界」、たった二人のオーケストラで

2016-08-25 22:51:49 | 日記


TENGOのリハーサルも、回を重ねるうちに曲が曲らしくなってきました。
写真は、新アレンジ曲のドボルザークの「新世界」4楽章。途中2楽章の有名な「家路」のメロディーを入れています。
これは大曲、たった二人でオーケストラのサウンドを表現するのです。
ショスタコーヴィチの「交響曲第五番」に続き、クラシックの名曲をアコーディオンとバイオリンたった二人で演奏するってなかなか他にないと思う。やはりクラシック出身の私たち二人にとっては大変だけど楽しい。

堅苦しいと思われがちのクラシック、馴染みの曲を選び、聴いていて楽しめるようなアレンジと演奏、これがTENGOのスタイルとして定着させたいところ。やりがいがありますね!


さて、東京に戻ると台風の影響で大雨。カンカン照りで猛暑の関西とえらい違い。。。

大雨で気になったのがこれ。家庭菜園。




青じそはもう季節としては終わってますが、素麺の時には欠かせないのでまだ重宝します。
しかし、、、この情けなさ(泣)葉っぱが小さ~~い!
しかも、買ったものに比べるとあまり香りがしないのです。

それでもせっかく作ったので少しずつ摘んでは素麺やチャーハンに入れてますが。。。イマイチやなあ・・・人は土が悪いとか、日当たりが悪いんじゃないか、などいろいろアドバイスしてくれていますがよくわかりません。

その横はバジル。
これはなかなか見栄えよく育っています。バジルはホントにパスタ料理に最適です。このバジルのおかげで(?)毎日同じような献立(笑)飽きもせず・・・いつまで続くのかな。

とにかく無農薬、安心して食べられることだけでも値打ちがあります。

それに、ご近所と午前中に道で立ち話しながらこの家庭菜園のことなど話題になり、和やかな近所づきあいをしている今日この頃です。


次の日曜日28日は、新宿のガルガンチュアでソロライブ。

夏もそろそろ終わりといえどもまだまだ暑いので、ピアソラの「ブエノスアイレスの夏」、演奏予定です。
ガルにくるお客さんはとにかく熱心に聴いてくれるので、いつもかなりの準備をして臨んでます~~

私の月一のソロライブ、よかったら覗いてみて下さい。

http://www.mihoko-goto.com/concert/

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大阪、神戸、粉もん続きの夏の休暇

2016-08-20 07:46:20 | 日記


18日は、大阪三昧。きっかけは、天神橋筋五丁目=天五TENGOへ行こう!
と思い立ち、秋のツアー大阪公演のマネージメントしてくれている松浦由美子さんと。




天五のたこ焼き有名店、うまい屋(写真上)で、たこ焼き14個もペロッと平らげ大満足。
ここのたこ焼きはソース必要なし。外はパリッとして中はモチモチ、美味しいです〜

また、TENGO二人で天五に来れたらいいな!

天二入り口、大阪らしい、文楽人形達。




そして、この日の晩は靭公園の近くの「阿茶羅木蓮」へ。
オープンして一年。
オーナーの北田明子さん、紹介してくれた津軽三味線奏者の久保比呂誌さんと。

北田さんは、新聞社勤務皮切りに、次々とヘッドハンティングで職が変わり、中国のビジネスや大阪府の危機管理部署に勤務、途中ジャーナリストとして書いた本がベストセラーになったり、今は得意の料理を生かしてビジネスマン達に人気のダイニングバーのオーナーです。

スーパーウーマンってこの人のことをいうのか〜

私たちTENGOの秋の大阪公演のために9月にはお店でキャンペーンライブをさせていただくことになり、テンションメチャ上がってます。




そしてそして、昨夜はここ、神戸花隈のお好み焼き「田」Denへ。連日粉もん続き。関西人は平気。というより、毎日でも食べたいくらいお好み焼き、たこ焼きが好き。



ここのお好み焼きがまた美味しくていくらでも入る〜どんだけ食べんねん!メニューが豊富、味がとても自然でお腹にもたれないです。

この日、神戸里夢で出会った人たちとの交流会。楽しくて時が経つのを忘れます。

人との出会いに感謝といつも言っていますが、心からそう思えるこの夏の休暇でした。

今回、高校や大学時代の友人とも会うことも出来て、食事を一緒に。話は尽きない、これまた時を忘れた。。

長い付き合いの人、新しい出会いの人、、、人に支えられての人生だな〜
生きていて楽しいこと、嬉しいことたくさんあるけど、人とのつながりが一番の喜びだな、って
つくづく思う。


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フィンランドのお茶。そして夏の帰省のこと

2016-08-10 12:27:54 | 日記



上の写真は、フィンランドで頂いたり、自分で空港でゲットしたお茶です。
左は、洋ナシと煎茶のお茶。日本の煎茶が「Sen Cha」と書かれていて、飲んでみると煎茶がベースだけど洋ナシっぽい香りがあるのでちょっとしたおしゃれなフレーバーティー。
カウスティネンのおうちで頂いたので気に入って、ユヴァスキュラのスーパーに行ったら置いてあったので2つゲット!

真ん中はライブをした「テーレイディ」でお土産に頂いたお茶。Gyokuro Asahi!
いわゆる日本茶、それも玉露。日本茶の中でももっとも優れた、上品でリラックス効果のあるお茶と絶賛していますね~~飲み方も詳しく表記。

そして一番右は空港で時間が迫る中ゲットしたムーミンシリーズのお茶。日本語で「わかってるよ!」だって。多分リトルミイのせりふそのまま。ブラックティーレモンフレーバーと日本語で書いてある。


さて、先日からTENGOライブツアーの受付が始まりましたが、早くに申し込みをしてくださった方々ありがとうございます。
その際、大阪公演などでチケット代金を振り込んでいただく方法、ホームページに記しています。
mail

にて申込者のお名前と電話番号、ご住所、そしてチケット枚数明記して下さい。お振込先は以下のとおりです。


お振込先(ゆうちょ銀行)

★ゆうちょ銀行からの振り込み

(ATMからお振込み・手数料なし)

記号10180 番号51728911

天野紀子



★他金融機関から振り込み

店名(ゼロイチハチ) 店番018

貯蓄預金

口座番号 5172891

天野紀子

となっています。ゆうちょ銀行も、口座を持っておられてATMから振り込むと手数料タダなのですが、それ以外の振り込みは数百円の手数料がかかるということです~

ゆうちょ銀行の口座を持っておられる方には便利ですが持っておられない方には手数料ご負担いただくことになり申し訳ありません。


さてさて、今年の夏の関西への帰省がだんだん近づいてきて、そろそろ冷蔵庫一掃しなくては。

この夏はほとんどが秋のツアーの準備のためにあちこちと奔走、たくさんの人たちに会う予定です。

それも、単に会って話すだけでなくそこには関西の美味しいものが付いてくる(笑)!
たこ焼き屋さんに行ったりお好み焼き屋さんに行ったり。さすが関西人、粉もんが連日続いても平気。また、写真とともに報告します!

新しい出会いも待っています。
楽しみな今年の夏の帰省です。




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美しい森と湖、そして正直な心の国フィンランド

2016-08-02 19:58:17 | 日記
毎日暑いです~暑いだけでなくこの湿気!

先日の7月31日日曜日、ガルガンチュアの私のソロライブも、二回目のステージお客さん一杯で、酸欠状態に近い中、ノリノリで熱心に聴いてくださったみなさんにホントに感謝でした。

楽器は湿って大変でしたが。。。空気が乾燥したヨーロッパで生まれたアコーディオンにとって、この日本の湿気た夏は酷だろうな~

ライブでは、先月のフィンランドの旅の話を交えました。

もう、フィンランドから帰って一週間以上たちました。再び、森と湖の美しい国、フィンランドの写真。。。


二日目ライブのあとで連れて行ってもらった湖畔のコッテージに行く途中。ボートに乗って約45分の湖の旅。




どこまでも続く静かな森。森の中、足元は実のついたブルーベリーが敷き詰められている。




フィンランド。
美しい森と湖、そして、素朴で親切で、正直な人々。。。

正直な・・・という国民性は日本人の誇り!と思っておられる方も多いでしょう。

外で貴重品を落としても、ちゃんと戻ってくる。日本は素晴らしい~ということは、外国の人たちの間でも評価を得ています。

しかし、私はここで「日本人だけではない、フィンランドの人たちも!」と言いたい。

なぜか。。。
以前に今回のフィンランドの旅はアクシデントがあったことをお知らせしました。

もう、今でも思い出すと血の気が引いた時のことがよみがえります。実は・・・

~~私、パスポートを失くしたんです、カウスティネン民族音楽祭に参加した時のことです~~~

音楽祭二日目に、ステージで演奏し、その後いろいろ見学。フィナーレでは観客の中に混じってダンスに興じ、機嫌よく帰ってその日はゆっくり休み、次の日さあ、ユバスキュラへ帰るのに長距離バスに乗ろうとした、15分前。

滞在先のお宅のみなさんに別れを告げ、ウエストポーチを見ると~~日本円のお札をパスポートに挟んで入れたはずが、ない、ない~~

大パニック!
落ち着いて探すけど見つからず。そのうち一日一本のバスの時間が近づいてきて、結局ご家族の奥さんに音楽祭の事務局とカウスティネンの警察に連絡入れていただくことだけお願いして、私とコーディネーターのあやなさんはユバスキュラに帰ることになりました。

車中、もう、落ち込むなんてものじゃありません。
日本大使館に行って。とりあえずはパスポート申請しなくては。。。えらいことになった~~
何十回と海外旅行経験してパスポートを失くしたことは一度もないのに、何で今になって・・・

自分が油断していたことを後悔してもしきれず。

神に祈る思いでした。
パスポートだけでも、見つかりました、よかった~という思い描いて。

とそのうち、あやなさんの携帯に電話が入り、滞在先の奥さんから。

「パスポート見つかったわよ」
「どこで?」
「音楽祭の事務局に届いていたのよ、落とし物として」

もう、言葉になりません。よかった、助かった、という思いと同時に、届けてくれたフィンランドのどなたかに対する感謝で。

音楽祭にいる人たちは大半がフィンランド人で、世界中の旅行者であふれる観光地とは違います。多分届けてくれたのはフィンランド人の誰かだと思います。もちろん断定は出来ません、結局拾って届けてくれた人がどこのどなたか、わかりませんでした。
日本円もそのまま挟まれた状態で戻ってきました。

ありがとう、善良な、正直などなたか。その人に、きっと何か良いことがありますように。。。

そんな、私の今回のフィンランド体験でした。

いろいろあったけど、ますますフィンランドという国が好きになったのは言うまでもありません。
次の次の日には、気持ちも晴れて、ライブに臨むことが出来たのでした。

最後に、濃紺の湖のはるか彼方に見える夕日の写真。

白夜のこの国の、夕暮れのひとときでした。




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