YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

改造配線の整理(実装編)

2013年12月18日 | YBR電装系

ぬくぬくと部屋の中で製作したケーブル類を車体に実装する様子を紹介するよ。

各番号順に付ければ迷わずに済む。

赤丸印の箇所が回路構成の中で一番の特徴で、端子台代わりにIG(イグニッション)コイルの固定
箇所を
利用する。

作業しやすいように左右サイドカバー、シート、タンクと燃料センサー配線コネクタを外す。

IGコイルはフレームに位置してるので前側の固定ボルトを外す。

丸端子をいくつか共締めするから既設のボルトをM6×20~25mmくらいに変更。
今回の作業で初めてココに細い線の接地線(マイナス線)が繋がってるのを知ったよ。
アーシングの効果が楽しみだ。(本当に効果あるのか?)

各番号の線を付けておく。

俺の場合は図面の他にヘッドライト専用のマイナス線もついでに固定した。

セルモーターへ行くアーシング線はフレームに沿わせる。

エンジンガードの固定金具が上手い具合に位置決めに使えたけれど、ガードが無い時はタイラップで固定
するとよいだろう。


エンジンのシリンダーは高熱になるから配線をできるだけ離してフォーミングするのが重要だ。

②バッテリの配線はこんな感じでフレームに沿わせてた。


既設ハーネス用のマイナス極線はギボシ端子で中継接続されてる。


ギボシ端子を引き離して③の割り込み分岐配線を接続する。

リレーコイルのマイナス極線・黒へつなげる。
リレーをこの位置にした理由は、シートを外さなくてもアクセスできて修理交換や配線変更の時にやり易い
からだ。

④ヒューズホルダーはバッテリー端子+極とリレー接点の入力・赤につなげる。

平型ヒューズ7.5Aは一時的に外しておくと作業中のショートを防ぐことができる。

⑤、⑥の強化ACC配線は7Φのコルゲートチューブに通してあるから、既設のチューブの沿わせて
タイラップで固定。

ハンドルを左右にきった時でも引っ張られないように曲げ具合を調整しておく。

[YAMAHA]のエンブレムを外して上へ通してライトケースの中へ。


ライトケース内に先端のギボシ端子が収まるようにする。

あとは好きなアクセサリーをつなげればOK。

⑥の強化ACC+極線・赤はリレー接点出力・黄につなげる。

⑦リレーコイルの+極配線は分かりやすいウインカーリレーの電源線・茶に接続すると良いだろう。
リレーコイル自体は駆動電流が少ないので大丈夫だ。

全体の配線は整線しながらタイラップでまとめる。

最後にIGコイルのボルトを増し締めしてからヒューズを付け、試しにメインキーをONにしてみる。
カチッとリレーが鳴って強化ACC端子に電圧が来てれば配線は成功だ。

ライトケース内の配線類は毎回まとめるのが大変で、レンズを収める時にじゃましてばかり・・・

真ん中付近を避けるようにドーナツ状に避けてまとめておくいとレンズが収まりやすい。
見えにくい下側に配線を噛みこませないように注意すること。

最後にエンブレム、タンクと燃料センサー配線コネクタ、シート、左右サイドカバーを戻して終了。
これでゴチャゴチャとなってたバッテリー周辺もすっきりして、整備の時も見やすくなった。
既設のヒューズと別系統のヒューズにしたから、なにか問題が起きた時にも切り分けがしやすくて
異常電流が流れても切れるから安全だ。

この季節に人気のキャブヒーター増設の時は、リレー出力・黄の直後から分岐させて温度センサースイッチ、
キャブヒーター+極へ配線すると良いだろう。
キャブヒーター-極は③割り込み分岐配線に追加接続するか、バッテリー端子-極、あるいはIGコイルの
集合接地点につなげれば簡単だ。

以上で今回の配線整理が完了した。
めんどくさいけれど、1回きちんとやってしまえば後が楽になるから良いきっかけだった。

真似する人も自己責任。
適当につないでYBRを燃やしちゃダメ、ぜったい!