YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

中華エンジンガードを付けてみた

2013年12月07日 | YBR125改造

魅惑の底無し沼・タオバオで購入した中華エンジンガードは以前から気になってて、YBR125シリーズ
の他にYB125SPやYB125Z用としても同一品が出品されてる時がある。
時々ヤフオクでも個人売買で輸入転売してるのも見られるね。

タオバオ輸入してみた中華エンジンガードを付けたよ。

すでにEUヤマハ製のYBR純正ガードを使ってるから不要と言えばそれまでだけど、為替や対隣国情勢
も不安定でこれから先どうなるか分からないから思い切って購入。

狙い通りにエンジンガードの梱包箱の中に全ての品々が収まって送付されてきた。
一番大きな物が入りそうな箱の中に収まる程度の小物を組み合わせると、無駄に梱包が大きくならなくて
重量も圧縮できるから送料が抑えられる・・・だろうと。
エンジンガードだけ欲しいならヤフオクなどの転売出品を利用したほうが楽な気もするけど、宅配送料まで
考えると、どちらを選ぶか悩みの種なんだよなあ。

いったん外したEUガードと中華ガードの大きさを比較してみると・・・

あ、予想よりかなり大きいw 重量は実測2.3kg。
(梱包箱と緩衝材1.1kg。エンジンガードだけ購入すると約3.4kgで送料計算かな?)
各部を観察すると個性的な中華品質で溶接はきれいとは言えないわ、スパッタは残ってるわで、まあ値段
からしたらこんな物だろうけどEUヤマハエンジンガードと大違いだ。

付属のボルト類は一見使えそうに見えてもYBRにまったく使えないw

この中華ガードは汎用に作られてるらしく中国ホンダのCBF125用でも出品されていて、付属のM8ボルト
はCBF125用だと思う。

YBRのエンジンマウントボルトはM10だから心配になって取付ステーアームの穴を確認したけど大丈夫だった。

つまりCBF取付時は「大は小を兼ねるアルヨ!」なのだろうか?

溶接時の圧抜き用穴が開いたままなので、ここから雨水が入ると水が溜まって内部から腐食するだろう。
パテかホットボンドで穴埋めして、つや消しブラック塗料でも吹いておくことにした。

つや消しブラック塗装はキズ隠しや錆び止め補修をする時に市販の缶スプレーで気軽に塗装できて、
調色しなくても目立ちにくいからメッキよりも楽でいいな。

カメラマウントでも作って付ける時に役立つのでパイプの太さも採寸してみたよ。

パイプの径は28mm。      20Aか25Aの立バンドでも使えばいろいろ取り付けられそうだな。

ところで下部のステーアームを観察してると違和感がした。

なんで板厚が左右で違うんだよ~~~?w
意図的に厚い方で位置決めしてから薄い方をたわませて誤差を吸収する設計なのもかしれないけど、
中華製品はこれだから油断できない。

手にとって観察してる時に中からサラサラとなにか転がる音が聞こえてくる・・・
上下左右に振ると例の穴から砂みたいな物が出てきた。    “なにか”は磁石にくっつく細かい粒子。

たぶんブラスト処理に使うメディアのスチールショットだと思う。 
この量だと“末端価格”はどれほどかな?w

構造的に排出しにくいのは分かるけど、だったら穴に栓でもして作業すればいいのにって思うのが正常な
日本的品質管理。
こういう所であちらの品質に対する姿勢が垣間見る事ができるので、ネタとして楽しませてもらったよ。
どうせ安いし日本製品並に期待するほうが無駄だw

フレームに挟み込む金具にホムセンのゴム部品売り場でよく見掛ける厚さ1mmのNBR製(ニトリル
ブラックラバー)の合成ゴムシートを切り出し、定番のコニシボンド・G17で接着してフレームに無駄な
キズが付かないようにしておいた。


車体に仮に当ててみた結果、以下のような構成のボルト類を別途用意すればポン付け可能。

M10のボルト箇所は太いし、他のエンジンマウントボルトにがんばってもらって普通のボルトを使った。
本当はエンジンマウントに高張力ボルトを使いたいところだけど、なにか別車種で採用されてる同寸の物
でも探し出さないと一般的に入手し辛い・・・そこで、ちょっと探してみたら見つけたよ!

カワサキ KLX250(2013年)のエンジンマウント用ボルトが使える。
部品番号:92002-1674 ボルト,10×90
      92210-1080 ナット,ロツク,フランジド,10MM

上部の挟み込み金具は締め込むと変形しそうなくらいに隙間がある。  スペーサーの代わりにM10ナット
を間に挟んでみたらピッタリとフィット。

こうすれば締め限界が分かりやすくて異常な変形も防げる。 保護用にゴムシートを張ったおかげで
密着具合も良好でガタも無い。

極端なひずみも無く、エンジンガードの機能として必要にして十分な感じの仕上がり。
やるなぁ・・・中国w
最初はアレコレとアラ探しなんかしたけれど、ボルト類をYBRに合わせて新調した結果、特に問題なく
付けることができちゃったよ。

試しに右ゴケを想定して車体を倒してみた。

3点支持になって隙間ができるようだから、足を挟んで怪我する可能性は低くなりそうだな。

EUガードに比べて横幅が広くなり、若干上に設置されたおかげで乗車時でも視界に入るようになった。
細身のYBRがちょっと太くなった感じで、すり抜けを多用する人には邪魔に思えるかもしれないが、
ハンドル幅と同じくらいなので縁石やガードレールにぶつけなければ大丈夫だと思う。

この点で言えばEUヤマハのエンジンガードは付けてるのを忘れそうなくらいの絶妙な大きさと設置位置だ。

初心者や通勤通学、身体的に足を踏ん張るのが苦手とか、林道へがんがん入り込む人には保険として
装備してもいいんじゃないかな?
中華エンジンガードは謎の品質ではあるが、必要な機能は備わってるのが分かったよ。