YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

YBRの発電系の話

2013年11月24日 | YBR電装系

YBR125の電装系改造をあちこちで見てると、発電系統の話ってあまり話題に上がらず、もっぱら
ライトバルブ、LED化、バッテリー、シガソケ、スマホ充電、カーナビ、グリップヒーター関係くらいしか
見当たらない。
だが、偶然、某所()で珍しく発電コイルのステーターを強化したらどうよ?って話が出ていた。
実はこの話、簡単に行かないんだ・・・

魅惑の罠サイト・タオバオにも以前から幾つもの強化ジェネレーターが発売されていて、気にはなってた
けど、特に強化が必要だと感じてなかったのでスルーしてた。

こんな12極三相強化ステーターコイルなんかある。(発電量アップ!ノーマル比2倍以上の230W)
そのまま単相方式のYBRに付けるためにはローターが8極用であり、しかもレギュレータは三相用でない
と動作せず、さらに配線も改造しなければならない。
2007年~2010年までの8極ステーターのYBRならローターを変えなくて済む。
12極のYBRではローターが違うので強化コイルは18極を選ぶらしい。(ややこしいぞ)


ところでふと思ってみた・・・・YBRのステーターとかローターってどんな仕様なの?
パーツカタログを見まくってみると年式や型式によって違いが有るのが判明した。

【05、06 無印か? 欧州1型?】 単相7極

5VL-H5550-00 ローター  5VL-H5510-00 ステーター

【07~09 無印】 単相8極

3D9–H1450–00 ローター  3D9–H1410–00 ステーター

【無印11~、K&KG】 単相12極

1JP–H1450–00 ローター   1JP–H1410–00 ステーター
さらに2013年式からは部品番号違いの単相12極
1BK–H1450–00 ローター  13R–H1410–00 ステーター

もうね、さっぱりわからんw
追い打ちをかけるように単相用強化ステーターまでタオバオで見かけて、実機との相性などは本当に
自分の車体を確認しないととんでもない事になる改造分野だとわかったよw
気軽に話題にすると話がややこしくなるので、よほど知識と経験が無い限り、発電強化は控えたほうが
良いと思う。
せいぜい配線強化にとどめて、追加する電子機器はほどほどに!

このままじゃ面白くないのでオイル交換ついでカバーを外してステーターコイルを確認してみた。

俺の07式は単相8極で外径は97mm。
YBRシリーズは年式問わず外径97mm、取り付け穴位置は同じだから前出の三相強化コイルに
入れ換え可能だ。

タオバオに俺の年式用単相強化型がある・・・これならレギュレーターはそのまま使えるし95元だし・・・
イカン、これは底なし沼への罠かもしれないw

巻線の線径を太くして電流容量を増やしてる。
これだけ換えても大電流負荷時の電圧降下による充電不足は抑えられるが、やはり単相用大電力レクチ
ファイヤレギュレータに交換し電源基幹線を全て太くしない100%の性能は発揮できないかな・・・面倒だw

余談だけど、極数が多くなると1周360度内での交流の山の数が増えるから低回転時の発電が安定する。
要約すると1回転の間の「オラオラオラ~」の数が増えると、ゆっくり回転しても「オラ」数が多いので有利
なのだ。(ひどい例えだ)

さて、中を見て満足したからさっさと組みたててオイルを放り込み、気晴らしにダム湖まで行ってきた。
ちょうど駐車場に付く頃、目に前にYBRが走ってる。
ほぼ同時に駐輪して互いに挨拶を交わして談笑。
なんと読者様ではないか!

2011年式で上手くキャンプ道具を積載してる。
モトフィズのサイドバッグは幅がYBRにドンピシャで綺麗に付く事が分かったのが収穫。

互いの車体を見比べながら指摘されたのが、右タンデムステップのブラケット・フートレストの形。

11年式からAI機構の空気挿入部が変更になってマフラー側へ移設されたのを機会にパイプが突き出る
ので、これを避けるように形状変更されていたのだ。
これはさすがに気づかなかったよw
年式によって細かい変更があってもうなにがなんだか分からなくなってきちゃった。
うかつに質問に応答できないし、パーツカタログさま様だと感じる。

駐輪場には我々2台の他、奥に09年式青、別の場所に06式?の青Gが止まっていて、さらに声を掛け
てきた青年は2013年式を所有してると言うYBR125だらけな秋晴れの休日であった。