goo blog サービス終了のお知らせ 

電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

おもろーいアニメfrom韓国

2008-06-11 23:39:34 | その他・研究
本日は面白いアニメ(FLASH??)のご紹介です。

李小龍ファン製作のユーモアたっぷりの映像で思わず笑ってしまいました。

ハングルの文字が出るので韓国製なのかもしれませんが、楽しい作品
に仕上がっています。(約10分間)

PART1では、柔道師範とバトルをやってます。



作者の方はなかなかのセンスです(笑)


PART2にはボロ・ヤンが五重塔に登場。



終盤、怒涛の猛攻撃を仕掛けてくるボロに対し、李は・・。






李の限られた映像に飽きたら余計に面白く感じられます。(この際、時間の短さは関係ありません。)

URLはこちら。

PART1
http://v.youku.com/v_show/id_cb00XMTgwOTM2MTI=.html
PART2
http://v.youku.com/v_show/id_cb00XMTgwOTM5MTI=.html

この優酷(youku)というサイト。
大陸版youtubeと言える動画共有サイトは最強であるかも知れません。(ハッキリ言って宝庫ですよ)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テーマ武器②”剣”

2007-12-23 22:58:06 | その他・研究
テーマ武器の2回目は”剣”にしてみました。今回もこのテーマに関する作品をピックアップして書いておきます。
本日は【嘉禾】の「名劍」から。

鄭少秋…アダム・チェン。70年代後半、テレビの時代劇や主題歌でヒットを飛ばした後、この映画でも主演したパトリック・タムによる映像美を追求した剣戟片です。

タイトルからして”名劍”という名前ですので、なんらかの言われのある剣が登場し、その剣を巡り最後まで物語が続く・・というのが想像出来ると思います。イメージするといろいろ膨らんでいきます。

その昔、私が尊敬している淀川長治先生がこんな事を言っておられました。”映画はタイトルから始まる”と。
また“映画の原名をさぐること。原名はその映画の狙いを示している。”とも言っていました。これは私のなかに深く残っているお言葉です。

タイトルからまずどんな映画なのか想像し、イメージを膨らませて行きます。原名に私が拘るのも最初は本当はどういった名前が付けられていたのかを知りたいためです。この原名(当初のタイトル)は作品のイメージに近いタイトルを表していることが多いですね。その後、様々な理由により全く異なった別の題名に変えられてしまうことが多いです。

この「名劍」の原名は「名劍恨」と”恨”が付いていました。名剣は名剣でも恨みが篭った剣ということなのでしょうが、やはり負のイメージのせいか”恨”は省かれてしまいました。

映画の導入で花千樹(田豊)は鍛冶匠(剣を扱う映画には剣を打つ鍛冶屋シーンがあるのが理想的ですね。)に寒星剣を作らせた。偶然手に入れた"齋物剣"の打ち直しも同時に依頼すると、これは邪悪に満ち持っていては命に関わると言われてしまう…。
この2本の剣で物語は進行していきます。


アダム・チェンの主演映画では「御猫三戲錦毛鼠」「少林與武當」辺りがとても気に入っているのですが、これらの作品よりも若くキリッとした剣士を演じております。この映画での彼のイメージは青です。青から何を想像しますか?



主人公・李驀然が出会う花千樹(田豊)の娘・花盈之には徐楓の実妹、徐杰が扮してます。この映画で初めて彼女を見たのですが、個人的には彼女の”可愛らしさ”は群を抜いていると思っています。

(この美貌でしたので当時絶頂期のジャッキーが放っておくはずは・・・ないですね。)
他にも嘉禾の女優たちが艶やかさを競うように共演しています。

また、顧嘉輝の音楽もいいですね。これは内容にピッタリと合うように作られているのだと思います。ラストにはアダム・チェン主唱の主題歌が流れます。

ところでクレジットを見ますと黄鷹が原案のストーリーを書いていて、脚本にはその黄鷹をはじめ、「モンキーフィスト猿拳」の冒頭に出演した劉天賜、この他にも数名の名前が挙がっています。これだけの脚本スタッフですのでなかなか練り込まれたシナリオである訳ですね。


蛇足ですがライバル・連環役の徐少強が出演していることが不思議に感じてしまいます。この時期は羅維のところで姜大衛らと共演していたはずなのですが、この映画から嘉禾に転向したのでしょうか。

この映画を見ると、のちの映画で見られる香港映画らしさがにじみ出ているのを感じます。ただ、よく言われるように確かに早過ぎたのですね。しかし、この段階でワイヤーワークを完成させた程小東の熱意は相当なものだったと思います。

名劍という“剣”に魅せられた美青年の物語がこの映画にはありましたね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンジェラ茅瑛

2007-12-02 15:37:41 | その他・研究
茅瑛の初期作品を並べてみますと、まだライトが当たっていないものがあると思います。
(例えば「黒路」やゲスト出演ですが「馬路小英雄」など。これらもいずれ注目されることもきっとあることでしょう。)

70代初頭の作品群は一部劇場公開もされ、そのタイトルは知られていると思います。
(皆さんお待ちかねの作品ばかり!来年も良い年になりますね。)
ここでは後半に当たります「怒馬飛砂」や「舞拳」その他についてざっと書いておきます。

ここでちょっと脱線しますが、昔は日本の映画会社に映画を売却して劇場での公開が当たり前だったのですが当時は熱心な香港の商売人も売りに出さなかった映画も山ほどありますね。当時は大きな製作会社(邵氏や嘉禾など)なら分かりますが小さな会社は日本市場に売り込み不可、未公開に終わっているものが殆どです。こういったものが見れる機会は来るのでしょうか?ビデオが全盛だった頃もまだそんなに昔の話でもないですが家庭用のビデオデッキが登場した時、映画会社は訴訟を起こしたそうです。現在では考えられない話ですが、今は映画をDVDとして売る時代。ビデオ⇒DVDにあっという間に変わりましたね。DVDの次はどんな時代に突入するのでしょう??


さて「怒馬飛砂」は79年製作(77年説もあるようです)で、茅瑛と白鷹が主演扱いで王道も共演しています。(ちなみに凌雲が王子に扮しています)

凌雲VS王道

馬術競技の行われる地で起こった騒動と宿屋に集まる旅客たちの人間模様を描くドラマで香港で未公開とされる作品です。馬を駆る場面がとても印象的で「密宗聖手」の影響も受けているとも思える作風となっておりますが、ただ比較的無名のスタッフ、出演者で構成されているようです。
ラストは衝撃的ですが、茅瑛はここで蛇拳を披露してます。


そして次の「舞拳」は陳誌華監督のもと、ジャッキー武術指導で製作され
同監督作品の雰囲気そのままに完成した貴重な映画です。
この作品のポスターがジャッキーが指導している場面が散りばめられた物だったのは重要なポイントでした。
本編を見れば陳誌華の映画だと分かると思います。(特にオープニングの赤バック演舞には安心感をも感じてしまいますね。)

ジャッキーが羅維から離れ「師弟出馬」の直前に撮ったものでしたが、茅瑛がジャッキーの“拳”スタイルに挑戦した作品となっていたのはやはり流行りだったのでしょうか。
おそらくこれが唯一の作品となっていると思われます。

しかし、原点に戻って【嘉禾】の第1作目「鬼怒川」で黄楓監督と出会った事が彼女にとっては一番大きいはずです。(「鬼怒川」より)

黄楓への信頼、尊敬心から入れ込み具合は他の監督とは確かに違っていたと思います。
ご本人の言葉でどんな人だったのか聞いてみたいですね。

その黄楓作品ラストの「浪子一招」(78)も押さえておきたい一本です。(シリアスドラマですが香港映画ファンならかなり楽しめる時代劇。火星VS金剛は必見で、あのカサノバウォンも出演!)展開は天中拳を彷彿とさせます。


最後に、私の一番好きな茅瑛作品ですが、胡金銓作品も忘れてならないところですが、実は「破戒」でした。
アンジェラ茅瑛。彼女も70年代に輝いたスターで私の心に残っています。
(「怒馬飛砂」より)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

棍術映画

2007-11-23 00:02:58 | その他・研究
功夫・武侠片には、さまざまな武器(兵器)が登場します。今回は“棍”に焦点を当て棍術映画について書いてみます。テーマ”武器”ということで2本の映画を取り上げてみたいと思います。

まずは孫仲監督の「教頭」(79)の内容から。

王陽武館の教頭(狄龍)の周りで災難がつぎつぎと起きている。その町は2つのグループに分かれていた。町の若者・周平(汪禹)はいつか弟子入りを望みひたすら練習、練習。



特訓シーンではどこかで見たことあるようなカメをぶら下げてるシーンが。

道場破りに挑戦してきたヤツラに対して、狄龍は得意の棍棒をなかなか出して使おうとしない。少しやられたところで棍棒を出し一気に片を付ける教頭。

ボスの孟二達(谷峯)は、策略で教頭を仲間に入れようとする。狄龍の棍技を影でこっそり盗み見ていた。


「少林寺武者房」や「続・少林寺三十六房」の王龍威はヒゲの悪役を演じることが多いですが、この映画の冒頭にも彼が出ています。


しかし、もっと凄いのは狄龍のヒゲの濃さであります(まぁ主役ですからより派手さが無いといけませんよね)。


狄龍は”王教頭”と皆から呼ばれ、棍棒を持たせればピカ一の腕前だった。 谷峯の元にいる孤児だったジャアジャア(趙雅芝)は、そんな狄龍に思いを寄せる。


覚えていますか?彼女は「Mr.BOO!」に出ていた美人秘書です。数年後の彼女ですがとてもチャーミングなお方です。

教頭は突然負傷してしまうが、ジャアジャアに助けられる…。


主人公が負傷して美人女性に助けられる展開はある映画を思い出しますね。


ジャッキーの「蛇鶴八歩」がそうでした。
谷峯が手のひらでころがす2つの鉄玉。これも蛇鶴ですよね。



そして、ついに汪禹は狄龍に認められ弟子となる。

見せ方の技術も高く「少林寺三十六房」の棍術房を上回ると思われる鍛錬のシーンも登場する。



その他、野外での江島VS狄龍も爽快で面白かったです。


パッケージ裏の解説によれば、このカンフー時代劇は、黒澤明の「用心棒」へのオマージュ作品であるそうです。
確かに「用心棒」的な面も持ち合わせていましたね。例えばグループのどっちの味方とも言えない微妙な展開とか正義を持って2分化した町の用心棒を買って出るのがそうです。(報酬は要求しませんが。)
この辺りのストーリー性も引き込まれる要因ではないでしょうか。


棒で戦う狄龍、これこそ本当の用心棒!!

この映画の撮影には、「孔雀王」の鬼才・藍乃才(ラム・ナイチョイ)氏が担当していたのが特筆すべき点です。(彼は【邵氏】撮影師としてスタート。孫仲監督作品の撮影を数多く受け持っていました。)

続いてもう1本。棒術を使う映画は他に「棍王」(78)(ビデオ題:セイントスティック怒りの聖拳)という王道の主演映画がありましたが、これと比較してみたいと思います。

この「棍王」には、いろいろな棍棒が登場します。


金剛も張翼もみ-んな棍棒を使います。武器マニアの方にはたまらない作品です。「教頭」の他に何があったかを考え、“棍棒”で頭をよぎったのがコレでした。

棍王という人物がどれほどの技の持ち主であるのか…。



三節棍を相手に奮闘する王道。


しかし、70年代量産カンフー映画の安っぽさが目に付いてしまうのは確か。
例えばこんなシーン。

張翼が簡単に棍で突くだけでこんなことに。

一方、「教頭」は一つ一つ丁寧に作り込んでいる格調の高い映画でした。
例えば棍棒を突くのもどっしりと力を込めて打っているため他と比べても迫力がまるで違って見えますね。棍棒が、こんなに威力のある武器だったのかとさえ思わせる演出でした。

…ということで、この勝負の軍配は狄龍に上がりました。

今回は上記2本をピックアップしてみましたが、棍術を扱った素晴らしい映画も、まだまだ他にあるのかも知れません。

(11/23修正)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茅山道人

2007-11-17 01:24:23 | その他・研究
80年に公開された桂治洪監督の「萬人斬」。
この映画は78年末、主演の陳観泰が撮影中に負傷、治療には長期間を要したそうですが、この「萬人斬」のプロットをパクったとされるのが「茅山道人」(奇門遁甲・吸血拳)です。これは海外のReviewなどに多く見られます。

女性の血を吸収し不死身の身体を得るという"吸血術"。これが邪法であるという所以です。この邪法がテーマであるという・・・仰天映画ですが、一部のマニアには梁家仁VS黄正利が見られる作品として知られています。
ご両人とも袁和平作品などでも深く関わりを持っていますが、意外にも他に共演することはなく、この1本に限られているようです。

製作時期については情報が見つからず不明であるのですが(早いものでは79年説有。)、本作に出演もしている林伊娃の会社【玉峰】の製作ですが創業作品「胆搏胆」が81年のため、これ以降であるのは間違いないところでしょう。
もしかすると袁和平の「奇門遁甲」(ミラクル・ファイター)と同時期に当たるのではないかと思います。(奇門遁甲は1982/7/23公開)例の陳観泰負傷の間に別の作品を作ってしまったなんてことはないはずですが。


宮廷から吸血術という秘帖が盗まれた。宮廷の奥底に封印された邪法であった為、吃食幇の首領、周航主(梁家仁)は調査を開始する。
一方、黄金強奪事件も発生。皇帝により三ヶ月以内に解決せよとの命が下った。
九門提督府の隠密隊長、包正義(白彪)は五人の賊を捕らえる為、仲間達と公用の旅に出る。
ある男の証言から豆腐屋の張五(王圻生。「蛇鶴八歩」湘西三霸の1人。本作の武術指導には徐忠信と共同で当たる)が犯人の一人として狙われていた。すぐに居場所が判明し張五は捕まってしまう。罪を許してもらう代わりに残りの賊は陸金保、胡巴吐、頂上光、王萬五だとバラしてしまう。しかし包は命は許していないと張五を容赦なく斬った。
残された張五の娘(林伊娃)は、復讐のため包一行に付いて行くことに。
家来の江来が張五の死を悩んでいると、包は”乱世では善人は悪人より先に死ぬ”と言い聞かせたが江来は納得しなかった。その頃、吸血術で無敵の身体を手に入れたのは賊の首領だった。
もとは吸血術が吃食幇のものであり周はきっと吃食幇に戻ってくると躍起になっていた。
やがて包の家来達が賊との戦いの中で一人ずつ減って行き、包もやられては吸血術を探す者がいなくなると周は手を組むことを決心する。
突然、水上瓢の范魁(徐忠信)が襲ってきた。包を小屋に追い詰め、小屋を包囲し火を放った。何とそこには謎の男、劉逢も隠れていたのだ。包は負傷した劉逢からある秘密を聞いた。劉逢の策で包の変わり身となった劉逢は焼死するが、包を抜け道から脱出させることに成功していた。
包は張五の娘に事情を話し、包が死んだと思っている真の強敵に包と周の二人は力を合わせ立ち向って行くのだった…。


盲目女性こそ出てこないものの、面白い内容です…黄正利の使う邪法”吸血術”を除いては。「萬人斬」をベースに香港映画らしい"茅山術"をプラスした作品だと思います。(台湾映画かも)
ちなみに注目の脚本は・・・と思ったら、不思議な事にこの映画には編劇スタッフ表記が無いのです(隠蔽??)。「萬人斬」では著名な司徒安でした。
また、オープニングで静止画像による黄金の強奪を見せるという手法も一風変わっていたと思います。

尚、過去にはJHVより国内版ビデオが発売されています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「蛇拳」地上波再登場への願い

2007-11-07 00:50:39 | その他・研究
ジャッキーの”拳”シリーズと言われている一連の東映作品ですが、一番有名なのはやはり最初の「ドランクモンキー酔拳」だと思います。ここ数年テレビのゴールデンタイムに放送されたり、シリーズでは現時点で唯一、石丸博也さんの日本語音声入りDVDが発売されたばかりです。(いまアマゾンビデオで日本語音声とジャッキー本人による酔拳についてのメッセージが聞けます!)

この次を考えると・・・、やはり「スネーキーモンキー蛇拳」(蛇形刀手)になるのかなと思います。私が常日頃望んでいるのが、この「蛇拳」のゴールデンタイム放送です。これはなぜかと言いますと、夜9時からの映画劇場では日本語で放送され日本語字幕は考えられないからです。「酔拳」のように新しい日本語版が制作されなければゴールデンタイムで放送されることも無いでしょうからこれを絶対に関係者に制作して頂きたいのです。

前置きが長くなりましたがこの「蛇拳」の日本語版は非常に重要な意味を持つと思っています。それは香港映画の旧作における日本語吹替の人気が高まっているとの予測からです。(この日本語版を通じて、「蛇拳」本来の持つ”良さ”をもっと多くの人に知ってもらいたいとの希望も含まれていますが)

勿論、吹き替えは当時のものでないと…という意見もありますが、それは業界の様子から旧版の放送は有り得ないと思います。現在、日本を舞台にしたジャッキーの新作「新宿事件」を撮影中という事であれば尚更各方面から注目を浴びる訳で、是非この機会に「蛇拳」日本語版を制作して頂きたいですね。

今年の春、「プロジェクトBB」公開時に引っ張り出されたのは「プロジェクトA」の放送でしたが、「酔拳」日本語版DVDを見たファンもしくは往年のファンがジャッキーに関して待ち望んでいるもの・・・、それは「蛇拳」以外には考えられないと私は思うのですが、各方面の担当者殿、そろそろ次の企画に参りませんでしょうか。

当時の「蛇拳」日本語吹替は良く出来ていましたので、オリジナルの映画の面白さにプラスアルファしていたことは間違いのないことだったと思います。しかし、新たにやるとなればプロの仕事(しかもベテラン勢)ですからきっと手を抜いたりはしないですし、素晴らしい日本語版が完成するはずですね。

※画像はイメージ
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「提防小手」

2007-08-04 17:58:21 | その他・研究
ジェームス・コバーンの米映画"Harry in your Pocket!"(邦題:「黄金の指」)は73年9月にニューヨークで公開されました。(洪金寶主演の「提防小手」(邦題:ピックポケット!)の元ネタ作品です)
音楽はラロ・シフリンが担当。香港では勿論「提防小手」のタイトルで日本より早い1973/11に公開されました。(監督は「キラービー」のブルース・ゲラー。ストーリーはこちら。)
ジェームス・コバーンはスリの名手ハリーを演じ、ベテラン俳優ウォルター・ピジョンがケーシー役。このケーシーがまず狙いを付けます。彼のハンカチが合図となり、どこに財布を入れているのかをハリーに伝えます。そして、紅一点のサンディが”オトリ”となって、すかさずハリーが素早いスリの手口を見せます。若手のレイはハリーから財布を受け取り、最終的にケーシーに渡す流れになっています。この流れが観ている人をアッと驚かせています。

洪金寶の「提防小手」(※)では、もっと映画的に進歩したスリの手口を見せていましたが、役割はまず目付役のケーシーが劉克宣、ハリーが洪金寶、レイが陳勲奇(但しハリー役を洪金寶と交互に演じる)、サンディは彭秀霞が相当します。
「提防小手」を見ていると、実際のスリの場面をそのまま「黄金の指」から流用しているのが分かります。
例えば、エスカレーターを使った犯行やバラまいたテニスボールを拾う瞬間に狙う(スローモーションになるところまでソックリ!)ところなどは顕著に表れています。
「提防小手」におけるハンカチの合図でスタートし、サイフをスッた後に新聞紙を使ってリレーするプロットも「黄金の指」と全く同じです。

「ピックポケット!」をフジテレビの深夜に観た当時、すぐにこの「黄金の指」を思い出したのですが、香港映画にはこういった文化が以前からあって、私の好きな70年代の人物の多くもその文化を大いに取り入れているのだと思います。やはり面白さという点では、この点が大きいということを今また思い出してひとり感激しているところです。


結局、ハリーはスリに関してプロフェッショナルでしたが、やや冷酷な面が強調されていました。
しかし最後に見せる人間の持つ”優しさ”。これが賞賛に値すると思います。


※58年にも同じ「提防小手」があり、こちらはジャネット林翠が主演。


Special thanks to S.Iさん
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

票房全紀録の種類

2007-02-22 07:57:03 | その他・研究
香港で公開された映画の票房全紀録(=全記録)は全部で3種類。
華語or港産電影と呼ばれる所定の定義による香港映画の票房紀録の順位、外語電影(=香港からみた外国映画)で洋画、台湾映画などの順位(日本映画も当然含まれます)、上記2つを含めた全トータルの順位の3つです。
こちらでは総合何位というときは全トータルの順位を意味しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上映本数の内訳

2007-01-09 23:32:56 | その他・研究
さて、973本ある香港映画がですが内訳はどうなっているのでしょう。
1970年・・・ 118
  71 ・・・  86
  72 ・・・  87
  73 ・・・  94
  74 ・・・ 101 
  75 ・・・  97
  76 ・・・  95
  77 ・・・  87
  78 ・・・  99
  79 ・・・ 109
----------------------------
  計      973 平均97本

少々バラつきがありますが、毎年100本程度の映画があります。
ここで、香港映画以外の映画を含めたトータル本数はどんな感じなのでしょうか。

各年度の一覧が(こちら)にあります。
この”香港電影票房全紀録”というサイトは中文タイトルのみで形成されていますが、
70年~79年の合計本数は何と3762本!(年平均376本。1日に約1本!!)
これはホントに多いですね。
香港の人々が一年間に見ている映画の本数って1人当たりいったいどの位なのか気になりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

70年代の上映本数

2007-01-07 21:16:31 | その他・研究
香港映画は、毎年100本もの映画を作っているという話を何かの本で読んだ記憶がありました。実際はどうだったのでしょうか?
「七十年代香港電影研究」の巻末には1970~1979の映画リスト、興行成績(ベスト10)があります。
何の映画がヒットしたのかはこれを見れば一目瞭然です。
本数を数えてみますと、この10年間に香港で公開された香港映画は、973本もありました。(リストに載っている映画のみ。朱偉文氏の”香港電影”定義による。)
この中には香港で公開されていても台湾映画や定義により除外されたもの(例えば「少林寺十八銅人」や「千刀萬里追」は含まれていません。)
この香港で公開された台湾映画というのもとても興味がありますが、ここでは取りあえず割愛します(何かの拍子に登場するかも?!)
結局、70年代の香港映画だけでも本当に毎年約100本もの映画が公開されていたという訳です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする