電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

帰って来たドラゴンのバージョン比較

2010-06-19 12:24:26 | バージョン比較
ブルース・リャン&倉田保昭さん主演「帰って来たドラゴン」のDVDやビデオソフトは、国内ではJHVやJVDなどのメーカーより
発売されたことがある。その表記されている収録時間は90分または89分であった。
そしてまた、劇場公開時にはプレスによれば100分だったそうである。(さんまさん多謝!)
この違いはどこにあるのだろうか?

以前酔拳のバージョン比較をやったことがあるが、今回は「帰って来たドラゴン」の各バージョンを比較してみた。
比較・分析した結果を以下に示す。PDFはこちら



国内の89分という数字は、もちろんカットされているため短くなっている。(NTSC方式)
全長版が100分という長さであるのなら、香港盤VCDなどもその全長版であるはず。
実際には約95分の時間長を持つVCDだが、問題はPAL方式の早回しなのである。

国内DVDと比較すると、カットされている部分はだいたい次の様であった。
・序盤の孫嵐がイスにすわるシーン(約52秒)
・石天の出てくるシーン(約8分49秒)

合計約9分41秒がカットされている。但しこれはPALでの時間となるので
  581秒×1.04≒604秒
が、カットされた合計時間になる。

全体では95分×1.04=98.8 分=98分48秒となるから
カットされた604秒を引けば、
98分48秒ー604秒=88分44秒となる。
これはパッケージ記載のの89分には若干足らない。
しかし、実際にJHVのビデオをみると思遠影業のロゴ、オープニングからエンディングまで89分には少し足らず88分台のランニングタイムであった。(DVDは1時間28分22秒、つまり88分22秒だった。ビデオと同じである)

ここで、なぜこの様な短いバージョンがリリースされていたのかを考えてみるとしよう。
まず香港での公開が確認されていないのだが、確かに当時の記事によれば『神龍小虎闖江湖』製作直後、公開できなかったという。
公開されてないにしても当時は映画館の都合でどんな映画でも90分前後で切られるのが常識であったそうだ。
80年代、国内で発売するに当たってメーカーが取り寄せたフィルム(またはビデオ)はすでにカットされたものであったと考えられる。
つまり、これを発売するしかなかったという話にはならないだろうか?

残るは劇場版の100分という数字だ。
上記の約99分に加えて本当にプラス1分の映像が含まれていたか、1分は単なる誤差として考えるのか・・・。
それはいまとなっては見る事はできないのでファンの皆さんの解釈にお任せすることにしたいと思う。(個人的には1分の映像は無いものと考えている。もしあるなら是非見てみたいものです。)
コメント (4)
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龍拳のプレス

2010-06-02 00:57:39 | その他・研究
先日からオークションに「龍拳」のプレスシートが出品されていました。

きょうも帰宅しようと会社からあわただしく去って、電車に飛び乗り仕事帰りにメールチェックすると、オークションまもなく終了のメールが…。
今夜がプレスの終了日であったことをすっかり忘れていたのです。
さっそくウォッチリストを見てみるとギリギリ間に合ってあと10分というところでした。

やはりどなたかが入札されてはいましたが、入札は開始価格のまま。
とりあえず様子見かそうでないのかわかりませんが、とにかく入札することにしました。

お金もあまり工面できないので自分で決めた額を入れてボタンをポチっと…。すると私が入札できたのです!
でも、それ以上の金額は出費できないので誰かに上回る額を入札されてしまったらあきらめるしかないと思いました。しかし人間には欲というものがあります。

携帯で数分後にチェックすると、案の定どなたかの入札により私を上回る額で入札されてしまっていました。うーん、どうしようかな?とボケっと考えていたらなんとケータイの充電が切れて電波オフに。。「うおぉ、なんてこったい。でもこれは入札を諦めろという事ね」

プレスとはパンフに比べたら遙かに珍品なのでありますね。日頃から頻繁にチェックしていた訳ではありませんが、一週間程前、龍拳プレスの出品を初めて見たのでちょっとワクワクしていた数日間でした。
コメント (2)
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