電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

孫文と辛亥革命 その1

2011-05-28 01:15:04 | その他・研究

ジャッキー&ジェイシーの『辛亥革命』ですが、11月5日に世界同時公開で日本でも「1911」として劇場公開が決まりまったようですね。
まだ配給先の東映のサイトにも記事がありますが、ジャッキーが歴史上の人物を演じるということで期待しちゃいますね。東映配給ってのもなんかうれしいのですが(笑)、下記サイトから情報みると近所の映画館でも見れる様なのでうれしい~。上映館を要チェックです!
http://www.toei.co.jp/movie/details/1195729_951.html

それから、やっと見れました「孫文の義士団」。いやぁ素晴らしかったですね。セットも凄いのですが、とにかく香港のスターたち一人一人が見せた演技がとても良かったのでまだ見ていないという方には是非鑑賞をおすすめしたい作品です。この「孫文の義士団」で皆が(というかレオン・カーファイが、かな?)あそこまでして守ろうとした人物。そして、ラストエンペラーの栄光にとどめを刺した男・孫文とは一体どんな人物だったのか。ちょっとばかり気になりますよね。映画「ラストエンペラー」ではまだ誰も知らなかった最後の皇帝(ジョン・ローン)溥儀を世に知らしめました。今度は孫文の番になり、今年は孫文とその周辺の人物が脚光を浴びる年になるのだと思います。まだまだ他にも関連作品の公開やDVDがリリースされる可能性だってあるんじゃないでしょうか。

とはいえ80年代にも孫文の映画はありました。このときは孫文が最初からしっかり出てくる描写であったんです。なので現在は当時よりもっと崇高な人物として描かれているようにも思えます。86年に日本で劇場公開もした「孫文」(原題『孫中山』)は、中国・珠江電影制片公司の製作。これは80年代に既にビデオ、随分と遅れて2006年にはDVDも発売されています。(オリジナルは2時間半バージョンですがDVD、ビデオとも113分にカットされています)こちらは劉文治なる俳優が孫文を演じ、ヒゲの宮崎滔天役に大和田伸也とかその妻・中野良子など日本人も多数参加してました。これが劇場公開されてたとは知らなかったですね。

あともう一本、ビデオでの発売のみになりますが香港版の「孫文」もあります。紛らわしいのでちょっと解説しておきますが、この香港版「孫文」は86年11月12日に香港で公開され香港でのタイトルは『國父孫中山與開國英雄』(台湾では『國父傳』のタイトル)でした。孫文はあちらでは孫中山と呼ばれてます。(蒋介石もそうですがなぜ日本とはこれ程呼び名が違うのか??)実はこの作品は上記の中国映画『孫中山』の香港での公開日と同じ日にわざわざ持っていったのです。競争だったかも知れないですが観客は混乱したりしなかったのだろうかと思っちゃいますね。(いや、きっと両方見てるね(笑)。香港版の方が先に閉幕しちゃってますけど。)なので日本で言うところの「孫文」という映画は86年には2本あったことになります。

この香港版「孫文」は孫文の生涯を描いたスタンダードな伝記作品であるのに「孫文の義士団」と同様キャストが凄いのです。孫文役こそ林偉生とかいう人ですが、体中を泥だらけにして必死に地下道を掘って総督府を爆破させた革命派・史堅如を立派に演じてみせた「少林寺三十六房」の劉家輝を筆頭に、アレックス・マン、ワン・ダオ(王道)なんかも顔を出しています。女優ではムーン・リーに「霊幻道士」ポーリン・ウォン、そしてベティ・ウェイも!あと目立っていたのは何と言ってもヒゲが印象的な広東省長にメルビン・ウォン。86年といえば「検事Mr.ハー 俺が法律だ」なんかと丁度同じ時期になりますね。(どうして彼らが台湾に呼ばれたのかわかりませんけど) 他にも張沖や梁家仁とまぁ挙げればきりがないくらいです。コレ、黄卓漢作品であり監督も丁善璽、助監督が李作楠という思いっきり台湾色が強いメンツですが、こんな意外な映画ビデオが日本語字幕版(約103分)で国内リリースされていたことに今更ながらビックリします。中国版の方は映画賞を取ったりしている様ですが、やはり香港版の方が顔ぶれも慣れ親しんでいますし、いつもの感じで楽しめますね。 つづく

 

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龍拳に使われた曲”「ワイルド・ギース」サントラ”

2011-05-23 22:54:37 | 映画音楽

先日と言っても震災前ですが、一枚のサントラCDがイギリスから届きました。
その名はイギリス映画「ワイルド・ギース」。音楽はロイ・バッドという人らしい。(なんか映画と同じイギリスからでうれしいですね。)広大なアフリカを舞台に、囚われた大統領を奪還するミッションを遂行しようとイギリスから送り込まれたワイルドギースの面々。
香港でも大ヒットして78年夏の公開時は「スターウォーズ」を上回る興収をあげ、香港映画にも多少なりとも影響を与えたということになるのでしょうね。

香港公開時の新聞広告『野鵝敢死隊』

たまにコンバットマガジンなんて読むこともありますが、ロジャー・ムーアの赤いベレー帽とか格好良かったですね。これのオンエアverを見てると疲れなくてかなり楽ちん。(昔は字幕のビデオもあったけどDVDとか出てないのかな?)音楽もスタッフが効果的に挿入しドラマチックに映画を盛り立てていました。
そんなサントラ曲がいっぱい詰まったCDが新たに発売されたので今なら入手もしやすいと思います。
公式サイト(購入はamazon.co.ukなどで)
http://www.silvascreenmusic.com/ishop/299/Roy-Budd/330261/The-Wild-Geese.aspx

それではこれより「龍拳」について。
龍拳のサントラは小清水ミツルのドラゴンフィストのイメージがあまりにも強烈なのですが、日本で作られた曲以外について解説してみたいと思います。

1曲目の曲”OVERTURE”はいかにも軍隊のマーチって感じの曲で、どこかで聞いたなぁと思っていたらやっぱりこれは「ドラゴン特攻隊」のオープニング曲と同じじゃあーりませんか(笑)。まぁこのドラゴン特攻隊も今では懐かしくなってきましたねー。これってジミーさんの戦争モノです!
8曲目の"RESCUE OF LIMBANI"は、えーと、ジェームス・ティエンが夜、様子を見に道場をこっそり抜け出すシーンや子供が材木置き場に付いて来るシーンに使われています。元のワイルドギースではやはり似たような暗がりで敵の様子をうかがう場面などで使用されていました。ちょっとこそこそっと敵にみつからないように(笑。
11曲目”AIRPORT”の後半には「龍拳」冒頭でチュン(任世官)が会場に乗り込んでくるときのBGMが入っています。ほんと選曲うまいなぁ。
12曲目がオープニングクレジットの曲です!「拳精」でもおなじみの台北・行天宮での武術大会・・。今じゃ龍拳見るとき必ずここから始まりますが、その昔私が東映の劇場で見たときはこの武術大会はカットされていたんですよね。きっと東映の厳しい目があったんでしょう。

あと龍拳と同時期に作られた『浪子一招』でも大量にかかってマシタ。これは例えばカンニングモンキー天中拳みたいなストーリーでアンジェラ・マオとかカサノバ・ウォンなんかも出てる活劇です。実は「龍拳」と『浪子一招』の音楽を担当したのは両方ともあのフランキー・チェンなのです!彼は「ワイルド・ギース」が好きだったのかな。
CDには入ってない曲も含め結構「龍拳」と同じ曲が流れます。もちろん音楽だけじゃないですが『浪子一招』も見てみると面白いですよ!フランキー最高。

ってことで今回は映画音楽をおおくりしました。

コメント (9)
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ある特定の時期に製作された映画を調べる方法

2011-05-15 00:15:38 | その他・研究

今回は表題について私なりの手段、方法論を書いています。
調べる方法が既に分かっている、または知っている
という方は今回の記事は参考にはなりません。
どうか読まれませんように。

それではここから私の手段について書いてみます。
ネットの普及以前、香港映画ファン必携のバイブル(資料)としては、過去国内で発売された書籍では例えば「香港電影百科」「香港電影スペシャル」などがありました。この2冊は私はいまだに手に取って眺めています。

最近はあまり古い映画の本も出版されることもなく記憶にあたらしい本では
中華電影データブックもありましたがこちらは量が半端ではありませんが
基本的には邦題のない未公開作品は含まれていませんでしたね。

「香港電影百科」には劇場公開済みの85作品を紹介したページ(本文)と
配収ベスト10などその他資料が続いていてその中に未公開22作品のポスター集がありますね。

「香港電影スペシャル」も巻末には「大福星」までの公開済み81作品の紹介と
未公開作品が大半をしめる(未公開の56本が含まれる)全部で81本のオリジナル・ポスター集が載っています。

これらの資料にある映画をコレクションとしてビデオやDVDなどを集めていく人も多いと思いますが、私の個人的な趣味でもありますね。電影百科のほうの85作品はなんとか集まりました(苦笑)。スペシャルの方も殆ど集まったのですがあと1本だけ協利の『出錯綽頭發錯財』が見つからないですね~。(まぁこれは見なくてもいいか・・。)

特にいま調べている1970年代の時期とか30年前以上の古い映画になると、実際に見ることも困難となるケースが多くなりますが、近所のショップとか通販で購入可能な字幕つきの映像ソフトを探してみるのが手っ取り早い手段になります。DVDをレンタル店で借りてくるのもいいですね。年代別に整理されているお店もあります。そんなところがあれば効率よく探せますね。

私の場合は、まず全体としてどの位あって全体的にどんな映画があるのかを知って、そしてその中のどれがめずらしいものなのかとか知らないので1本1本時間をかけてどのようにしたら購入できるのかを調べていきます。なのでどんなものがあるのか把握するのが先になります。

最初にすることはこの全体に当たる資料を探すことになります。
私が見つけた参考書は『七十年代香港電影研究』という香港で出版された本でした。この本、香港で公開された香港の映画の網羅性は完全に近い状態ですばらしいです。ただし香港で公開されたものだけしか分からず香港で未公開の台湾作品や
香港で公開された台湾映画については巻末のリストにも無いので把握できません。
そこで私は、台湾の資料を探してみました。
『台灣電影百年史話』という上/下巻の書籍です。
これの上巻の方に製作会社別に台湾で70年代に公開された作品が公開日付きで掲載されているのでその全体が把握できると思っています。(他にもっと良い資料があるかと思いますが・・。)

あとはネットにある香港や台湾のデータベースサイトを利用してその全体の補完をします。これがなかなか大変なのです(苦笑)。


例えば香港なら香港電影資料館がいいですね。

URL

注意点としては上映時間の記載があまりなかったり、香港で公開されていない映画も含まれていますがその場合、正確でない可能性があります。

台湾なら台湾電影網がいいと思います。

検索ページURL

注意点として上映時間は記載がありますが、ところどころ抜けている箇所があります。また、こちらは年度=公開した年度(リバイバル、再映含む)になっており、1973年以降が対象になっております。(例えば1972年に台湾で公開された映画は検索できません)

通常は70年代は検索できませんが下記の方法で可能になります。
(1)URLを加工する。

www.taiwancinema.com/lp.asp?CtNode=38&CtUnit=60&BaseDSD=41&htx_ProductYearS=19●●
●●に73を入れれば1973年になります

<73~79年のリンク先>


以上、分かりづらいかと思いますが調べる方法の一例でした。ご参考まで。

 

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ジャッキー・チェン 100本目の映画

2011-05-09 00:10:13 | 成龍的電影

昨日のレジェンド・プロレス!
見事藤波さんが長州を逆さ押さえ込みで破って
2連勝しましたね~。ヤッター!!
まだまだ続くと思いますので頑張って欲しいですね!

で、今日の本題。前からとても気になっていたのですが、
あの『辛亥革命』でジャッキーの出演した映画が100本目を迎えるそうで
電影フリークス的には、この100本の映画が一体どの映画のことなのか
スカイツリーより高く気になります(爆。

※ポスターにJackie Chan's 100th movieとの記載

映画100本目。この解釈が難しくて
出演が100本なのか、プロデュースも含めたジャッキー作品100本目なのか
よく分かりませんね。。

参考映像:http://www.youtube.com/watch?v=xCMU-80Lb1Q

中国では「ラストソルジャー」が100本目に当たるのが通説となるようで
参考となる上記の映像を見ますと、横断幕にそれぞれの映画のポスターのような紙を貼り付けていて(またはプリント)その並び順序はバラバラみたいでした。(ラストソルジャーの隣が飛龍神拳のポスターだ(笑))

この映像は公式な場(TV局?)で過去作品本数をカウントしていって丁度その節目を祝っているという事で、もしかするとこういった事は初めての出来事かも知れませんね。(今まで曖昧すぎてたのでこれは良い機会です。今後さまざまな場面でより明確になってくれると思われます)

単に出演100本目と言っても諸説あってはっきりしませんね。
上記のイベントでの100本と言ってもそのイベントの公式なパンフレットでも用意していたのでなければ正解は闇の中ですが、例えばジャッキーの公式サイトの本数は番号もついてないんですが数えてみると70数本どまりですし、中国での1例なら例えばこちらのサイト(丁寧に番号を記入されています)http://i.mtime.com/1606330/blog/3941357/
のカウント説があります。『辛亥革命』は109番目になっています。ココは「アマゾネスコマンドー」とか「伊賀忍法帖」も入ってますね。この109番目なので1をマイナスした108本の中に残りの99本が入っている可能性が高いでしょう。

ということで、ジャッキーが公式に100本目をキャッチコピーとして使用した『辛亥革命』。息子ジェイシーの演技にも注目してみようかなと思います。

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スリーピングモンキー睡拳

2011-05-08 00:00:01 | 七十年代作品【1979】

     シュイ チュエン グアイ ジャオ
原題   睡 拳 怪 招        Sleeping Fist

公開日 1979/5/24(木)      香港東亞影業公司 作品
                11,204,494HK$ 1979年度第40位

スタッフ&キャスト

監督 葉榮祖 (イップ・ウィンチョ)

武術指導 黄哈 、水怪

出演 梁家仁(レオン・カーヤン)
   袁小田(ユアン・シャオティエン)
   黄一龍(ウォン・イーロン)
   高雄(エディ・コー)


解説

「酔拳」の大ヒット後に作られたレオン・カーヤン主演のカンフー映画。悪人を捕らえようとする青年、そして協力する少年と偶然知り合った老人の3人が仲間となって奮闘する姿を描く。「蛇拳」「酔拳」のユアン・シャオティエンがスッポンという名の師匠を演じている。この作品が創業作となる香港東亞影業が製作し、当時香港の午夜場では「笑拳」を抜く動員数を記録した。主演のレオン・カーヤンはこの作品で一躍有名になり、人気が急上昇。80年代には「スリーピングモンキー睡拳」のタイトルでTV放映され日本でもその存在を知らしめた。少年役のウォン・イーロンはこの『睡拳怪招』を皮切りに同じプロダクションで『癲螳螂』『臭小子』『三毛流浪記』と立て続けに主演している。監督のイップ・ウィンチョはショウブラ時代からロー・ウェイ監督の右腕として歩んできたが、この時期は東亞影業で数本を撮っているようである。

ストーリー
孤児の小鬼頭(黄一龍)は、町で肉饅頭を盗んだり、一輪車に乗って逃げ回ったりとやりたい放題。食堂の主人・大豚子(孫嵐)はならず者の魏奇(水怪)と相棒(小虎)が店に現れて困った様子。病気に罹って宿に隠れていた隠密役人・金大八(梁家仁)を探しにやってきていたのだ。大八は悪徳商人・曹霸天(高雄)の悪事の証拠を既に掴んでいた。小鬼頭は大八を助け、小鬼頭の隠れ家に案内する。その後、追っ手に見つかるが、隙をついて倒して逃げた。大八たちは借金で男に追いかけられていた小翠(歐陽玲瓏)という娘を助け隣の町まで送る。その後、曹霸天の手下、王剛(荊國忠)が二人を追っかけてきた。これ以上は危険と感じた大八は小鬼頭に去るように言って追い払おうとした瞬間、小鬼頭の頭突きが傷口に当たり、大八はそのまま気絶してしまう。古寺で大八が目を覚ますと曹霸天が現れ二人を襲って来た。が、陰で寝ていた老人・スッポン(袁小田)に助けられる。助けてもらった二人は礼を言うとこれも何かの縁と老人に同行することに。老人は秘法・睡拳の達人だった。大八は傷を療養しながら老人から指導を受けることにしたが、小鬼頭は弟子になるつもりはなく一向に応じない。その頃、曹霸天は大物・石清(翁小虎)と結託。小鬼頭が店に酒を買いに出かけると小翠がいた。小翠は敵に見つかり未熟な腕前の小鬼頭はスッポンに助けられる。観念した小鬼頭は弟子入りし、老人の厳しい特訓がはじまった。修行で免許皆伝となって、睡拳・螳螂拳・猿拳・オカマ拳を会得した大八はついに曹霸天たちを倒すのだった。


久し振りに見てみました「スリーピングモンキー睡拳」。(今回は日本語、英語、北京語、ドイツ語と4種類のバージョンを見てちょっぴり研究してみました。)私はなぜかレオン・カーヤンがとても気に入っていました。

彼を研究してみた結果ですが、この作品で主演することになり、のちの『癲螳螂』や『廣東鐵橋三』などにつながる彼の新しいスタイルがこの作品で完成したのではないかと思いました。
彼の主演作は少ないですが、国内で出たビデオと言えば「秘法・睡拳」と「激突!キングオブカンフー」の2本くらいですね。(『贊先生與找錢華』の国内未発売が惜しい。あとウォン・チェンリーも出てた「奇門遁甲・吸血拳」なんてのもあったか・・。)私は前者の2本がとても好きなんですよね。
ご存知の通り”睡拳”というユニークな拳法をこの映画では採用しています。この睡拳と同じアイデアのカンフー・アクションには例えば『豪侠』(79)においてヤラレ役のチン・ユーサンが演じたアクションに少し見られましたが、梁家仁(レオン・カーヤン)の”睡拳”が本格的な映画的拳法になるんでしょうね。この睡拳のアイデアはやはり酔拳を真似て作り出されたものでしょう。(酔八仙のように秘伝書をめくるシーンなんかも出てきますね)
”睡拳怪招”って原題は笑拳の”笑拳怪招”にそっくりなんですが、睡拳というアイデアを軸にいろいろな拳法をミックスして出来上がっています。とは言っても所詮はただの睡魔の拳法です(笑)。カーヤンの出番以外は付加されたものであまりシナリオも練りこまれているとは言えませんが、(うーん。ただし子役・黄一龍の良さはとても良く出ていました。『三毛流浪記』などでも頑張っていましたね。その後どうしちゃったのか??あと、エディ・コーも出ずっぱりでした。)確かにこの彼の新しいタイプはジャッキーの真似かも知れません。しかし、笑拳にも負けないくらいのカッコ良さを持っていたのではないかと思いますね。「ドランクモンキー酔拳」でモンキーパンチの描いたイラストのイメージは、カーヤンが演じた睡拳の姿にも通じるものがあって、イメージもかなり近いところに迫っているのではないかと。多少ダーティーっぽさのあるワイルド感があのイメージに似ているんですよね。(なんとも表現しづらいのですが、この感じお分かりでしょうか?)スリーピングモンキーということでジャッキーにはなかったヒゲとかの毛深さがより猿(=モンキー)っぽかったんですね(笑)。他の役者が演じていたら・・・、ちょっと考えられないですね。とにかくカーヤンの見せた睡拳が巧くて素晴らしかったと思います。
このあとは映像などの覚書。オリジナル北京語版のビデオは81分と短いバージョンであり、国内ビデオの方が長くて(こちらがいわゆる全長版)、食堂での乱闘シーンなどが大幅にカットされています。中文クレジットですが国内ビデオとは違い、タイトルの出方なんかも凝っていて良いですね。(国内の方が新しいものです)独EUROVIDEO盤はワイドスクリーンでとても見やすかったです。この作品はワイドでなくてもそんなに気になりませんが。
オープニングの曲は"Fight at Diablo Pass"(from Duel at Diablo 1966 By Neal Hefti.)という曲で西部劇らしい勇壮な音楽でインパクトのある曲です。(「龍の忍者」などにも使用されています)この映画に関しては効果絶大でありました。要するにカーヤンの見せる動きにピッタリと合っていますね。
そして、この映画は酔拳の爺さん・サイモン・ユエンが出演した作品の1本になりますが、高齢かつ多忙だったためかあまり動きがなくラストではなんと座ったままの出演でした。(この「睡拳」では吹き替えじゃなくてちゃんと本人がやってる部分もまだ動けている方だとは思いますけど。)この爺さんが出ているだけで映画のヒットに繋がるんですからねぇ。70年代後半のサイモン・ユエン作品も最近は大分視聴が可能になって来ました。唯一未見だった『老頭拳頭大饅頭』(79)も先日やっとの事で見れました。(内容的には??ですけどね(苦笑))またいろいろチェックしてみたいと思います。

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スネーキーモンキー蛇拳

2011-05-06 23:18:38 | 成龍的電影

蛇拳GW特集!

・・・と言っても、将来に期待を込めて自分へのメッセージです。スミマセン

見たいですよね~。この映像。(画像はロビーカードより)

蛇拳VS鷹爪拳

パンフにも掲載されていたこのシーンですが、現在カットされてしまっていて

見る事ができないんです。。どうして無くなっちゃったんでしょうねぇー。

 

いったいどうしたらみれるのかしら?(神様いつか見れますように!)

 

 

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レジェンド藤波VS長州戦

2011-05-02 23:39:33 | 未整理

アラフォー世代で、そろそろカラダ改造しないといけない感じの今日この頃。
購読誌もスクリーンからTarzanあたりに変える予定なのですが(嘘)。
(でも頑張って5kg減量してウエストも細くなりジーパンをサイズ小さ目に買い換えたぜい!!)
そして今度の土曜日の5月7日は、今年1月の藤波が勝利したのに続いて
夢の対決!藤波VS長州戦~レジェンド・ザ・プロレスリング~が大阪府立体育会館にて開催されるんですよね~。
http://homepage3.nifty.com/monipro/shop/p0306.htm
前回ドラディション藤波に長州が負けたことで長州が大阪で再戦することに
なったんですが、お二人ともホント超人ですよね~。
まだまだ現役で続けてもらいたいです!!!

私は昔からの藤波ファンでしたけど
40周年記念本なんかを読んで藤波選手の事を思い出したりしています。

藤波VS長州といえば思い出されるのが83年の蔵前2大タイトルマッチですが、
古舘アナ実況で藤波が逆ラリアート、逆サソリを見せるなど本当に
白熱した試合でした!あれはよかったなぁ~。

今回も藤波には頑張って勝利して欲しいですね。

今度の土曜日は藤波VS長州以外も凄い対戦が組まれているので
こちらも注目ですね!


本日は、レジェンドプロレスのお話でした。

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ゴールデン・ウィーク

2011-05-01 00:49:05 | その他・研究

GWに入って今日は日曜日。あいにく天気はいまいちか・・。
仕事の方もいらっしゃるかと思いますが
今年はお蔭様でしっかり休むことができそうです。
(ゆっくりと休んで休息したいなぁ。)
時間があるので映画をいっぱい見ようかな?

そういえば先日、探していたM:I-2サントラCDを某所を歩きまくって格安でゲットしちゃいました!!
欲しかった物を安く手に入れる・・・。
努力が必要になるのですが、これがかなえばとってもうれしいですし、満足できますね。やっぱり足を使わないといけませんね!
ちなみにサントラCDには2種類あるのをご存知でしょうか?劇中に流れない曲を集めた物と、使用曲が入っているスコアと呼ばれる物の2種類です。
M:I-2の場合は2枚出ていて分かれています。M:I好きな人は両方持っているんじゃないでしょうか。

ところで、最近は洋画に興味があってもっぱらそちらに時間を割いてますが、
映画ファンというのは1本あたり90分~100分前後、長ければ2時間近くかかりますので沢山みたい!というケースでは、当たり前ですがいっぱい時間が要ります。私の場合は途中で中断するのがイヤなので最初から最後まで通して見る派(?)ですから、まとまった時間があるときにしか見れないというジレンマが・・。(まぁそんな時は好きな曲を聴いていますけどね~)

そうそう、この大型連休も終わった5月中旬にはNHKのBSプレミアムと名前も変わりましたが16日の月曜から毎日午後、BSシネマにて下記日程でジャッキー・チェンのポリスストーリーシリーズが一挙放送されますよ~。(なぜか最初の日は「サンダーアーム」をやります(笑))

カレンダーはこちら
http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/calendar.html

5/16(月)13:00~ サンダーアーム『龍兄虎弟』
5/17(火)13:00~ ポリス・ストーリー香港国際警察『警察故事』
5/18(水)13:00~ 九龍の眼クーロンズ・アイ『警察故事續集
5/19(木)13:00~ ポリス・ストーリー3『警察故事III 超級警察』
5/20(金)13:00~ 新ポリス・ストーリー『重案組』

放送時間を念のためチェックしてみると、新ポリスストーリーだけ
DVDより短い時間になっていました。(他はDVDより1~2分長い時間)

そういえばパラマウント社「九龍の眼」DVDは買っていなかったですが、
今回は確か日本語音声が入っているんですよね。安いですが、まだチェックしてなかったなぁー。

BS放送ですが洋画のほうも今月は面白そうなラインナップでした。
「シャレード」「おしゃれ泥棒」もいいけど、「エイリアン」とかマックィーンの「華麗なる賭け」は見逃せないなぁ。
エイリアンなんてしばらく見てないので楽しみです!

 

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