『仁王像たちのオフの日』* 三好桃加 個展

2024-07-27 | おでかけ

土曜の朝「ぶらり途中下車の旅」を見ていましたら、珍しい仏像が登場。

厳めしいお顔ではなく、すっかり「パパの表情」で邪鬼と遊び、獅子と戯れているんです。

テレビ画面に映った作家名から個展の開催情報を検索し、原宿に出かけました

 

新しいギャラリーの杮落とし『仁王像たちのオフの日 2024』(明日まで開催)

 

作者の三好桃加さんは、東京藝術大学 大学院を修了されたアーティスト。

曰く、「日常生活の中でどんどん仏教文化が薄れていくことを感じ、寂しく思い」

「それは現代の生活が豊かになったことで、仏様に祈らなくても生きていける穏やかな世の中」と捉え、

さらに「仏像を拝む習慣が少なくなったので、きっと仏像たちは暇を持て余している」

という発想が何ともユニークで、これはぜひ作品を「拝観」しなくてはと思いました。

 

『マカロンを持つ仁王像と邪鬼』

 

 

『一息つく仁王像』

 

 

『微笑む仁王像と獅子』

 

 

『本を読む仁王像』

 

 

『紫陽花を見る仁王像と邪鬼』

 

三好さんは「仏像に頼らなければ生きられなかった人々のおかげで今の私がいる」と語ります。

そのような感謝の気持ちを形として残せる才能は、本当に羨ましいものです。

 

さて、仕事が一段落した私も、仁王像たちのようにリラックスしたオフの日を過ごしましょうか。

 

 

お読みくださいましてありがとうございます。

ギャラリー近くの原宿 表参道。

東京オリンピックが開催された1964年に「暗渠」となりましたが、

昔は渋谷川が流れていた名残の「参道橋」に、

お手数をおかけしますが、クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 資格ブログ 秘書検定へ

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 秘書検定 102*ご質問にお... | トップ | 大河ドラマ『光る君へ』 巡回展 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めて見ました (hirorin)
2024-07-28 13:38:38
こんな人間っぽい仏像、貴重ですよね。
何持ってるんだろう?と思ったらマカロンなんですね。
仏像の体の色とマカロンの色の対比が渋いなと思いました。

「仏様に頼らなければ~」本当にそうですね。昔は、お薬も社会保障の制度もなかったし。
たくさんの人たちや歴史の積み重ねの上に私たちの今があるんですものね。
返信する
hirorin さんへ (Juliet)
2024-07-28 22:10:39
hirorin さん、こんばんは

今日も暑い一日でしたね

>何持ってるんだろう?と思ったらマカロンなんですね。

仏像たちが持つと、マカロンも巨大に見えますよね。
一息つくときは、ビールではなくリンゴジュース
仁王像は意外と甘党なのかも知れません。

>「仏様に頼らなければ~」本当にそうですね。昔は、お薬も社会保障の制度もなかったし。

病の平癒には「祈祷」
恨みつらみは「呪詛」
人々の暮らしは神仏と共にあったのですね。
返信する

コメントを投稿

おでかけ」カテゴリの最新記事