秘書にゃんこ*東京駅

2015-11-22 | 建築が好き
 東京の表玄関として、3つの鉄道会社、18の路線が乗り入れている東京駅は、

関東大震災の翌年 1914年(大正3年)に開業し、昨年100周年を迎えました。

1945年(昭和20年)には戦災で駅舎が焼け落ちたものの、終戦直後から修復工事を開始。

当時の日本は占領下に置かれていたため、アメリカ側の要求に配慮しつつ、

安全面やデザイン性で 「日本の中央駅」 に恥じないようにと願う関係者の努力で、

当初の 「4~5年持てば・・・」 という思惑を大幅に上回って、「東京の顔」 で在り続けました。

2003年(平成15年)には国の重要文化財に指定され、2012年(平成24年)には修復工事も完成。

丸の内 北口と南口のドームは、創建当時の姿へと意匠が復元されました。


     
     皇居側から望む東京駅 丸の内口


     
     改札口の中にある撮影スポット
     秘書にゃんこをどうやって写そうかしらと考えているところへ
     品のよいご婦人が通りかかり、ご親切なことに 「私が持っていましょう」
     お礼を申し上げて、お言葉に甘えたものの、
     にゃんこ連れの私をどのようにお感じになったか・・・


     
     100年前のレンガ
     目地の部分が蒲鉾のように半円形に盛り上がっている 「覆輪目地」


     
     東京ステーションホテル内の Bar Oak (バー オーク)


     
     バーテンダー歴50年超という杉本さんに作っていただいたのは、
     ホテル開業100周年記念カクテル


     
     丸の内 南口のコンコースを2階から見下ろしました


     
     今度は1階からドームを見上げました


     
     ドームを挟んで Oak の反対側にある Camellia (カメリア)


     
     こちらでいただいたのは、その名も 「東京駅」
     前述のバーテンダー 杉本氏が、東京駅開業75周年の折、
     赤レンガの色をモチーフにして考案したというカクテル


     
     壁に掛かっている時計が6時を指しているのがご覧になれますか?
     寛いで列車に乗り遅れないようにと、実際の時刻より5分進めてあるそうです。
     たしかに、駅に居るということを忘れてしまいそうな時間と空間が、ここにはあります。


     
     杉本さんから頂いたコースターを、お盆のように抱える秘書にゃんこ
     手前は、100周年記念カクテルのコンペティションのスタンプカードとバッジ
     川端康成や松本清張の投宿に因んだ 原稿用紙型のメモ用紙とペンは、
     ホテルの部屋に置いてあるそうですが、お土産としてフロントでも購入できます。
     その向こうは、東京駅100周年を記念して作られた I C カード suica
  
 
 時代を見つめ、数々の映画やドラマ、そして小説の舞台にもなった東京駅。

お仕事や観光でいらしても、素通りという方が多いことと思いますが、

お時間があれば、立ち止まったり立ち寄ったりしながら、歴史を感じてみませんか?


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