ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ アイラブ・ルーシーな日~水曜日・・・

2011年07月27日 | トリプルスターの日常
   ときどき
雨降りの朝でした。
気温、湿度、ともに高く、気を使いながらWan達を扱わなければならない朝でした。
遊び、排泄し、三々五々犬舎に戻って来た濡れた身体のWan達を見て、つい放射能のことを考えてしまいます。
関西方面や四国九州などでは思いもよらないことが、関東~東北方面では日常的に起こっていて不安はぬぐえませんね。
何枚もの大きなタオルを使ってWan達の身体を念入りに拭きあげ、個々のケージに収納しました。
扇風機の強風を直接当てて、短時間のうちに荒いパンチングを鎮めます。
10分経ちました。 未だ荒い呼吸が収まらないものもいます。
休む前の水を与えました。 10%に薄めた牛乳水です。 150cc~250ccと与える量は個々に異なりますが、飲み残した子は
いませんでした。
温度計・湿度計を確認。 空調を整え(今日は除湿機を併用しました)Wan達の安静を確認してから、出入り口の引き戸を閉めました。
      
      
      「私のペット」という題名で作文を書いたらどんなになるんだろう
      一日中私の傍をくっ付いて離れないルーシーのことを考えて、何気なく思ってしまいました。
      わたし(ブリーダー)にとってのペット(喜怒哀楽意を分かち合う存在の犬)とは、
      一緒にいると無意識のうちに「無心になれる犬」と言うことになるでしょうか。
      ※無心になれると言うことは、言いかえれば「余りにも手が掛かって、他のことを何も考えられなくなってしまう」と言う意味
      になるかもしれません。
      
      ブリーダーの日常の中には、常に常に、、そう言う奴が最低でも一頭は存在しています。
      いまのポンコツ爺には、8ヶ月齢になったルーシーと言う名前の牝のイエローがそう言う存在であります。
      
      今はこいつが可愛くもあり憎たらしくもあって、心配で目が離せない存在になっています。
      六頭の同胎から三頭残した中で一番の問題児、なんですね~。(現在形)
      
      問題の発端、7ヶ月齢後半から「拒食症」になりました。
      それまでは他の子と同じ様に食べて、他の子と変わらずほゞ順調に育ってきたのですが、毎回の給餌を食べ残すようになっ
      てから成長速度が止まってしまいました。
      
      そうなってしまう要因やそうなる原因が幾つか考えられるのですが、今後の成長を心配してはいません。
      出したらすぐに食べる筈の給餌は、半日かかって平らげています。
      食べている分量は他の兄妹たちと変わらないのですが、結果として身体の成長は明らかに他の子に比べて劣っています。
      ひと回り半ほど小型に見えると言って良いでしょうか、実際さほど大きく違うことは無いのですが、小さく見えるのですね。      
      
      良く観察してみると行動にも他の子達に比べて子供っぽい(幼い)処が随分とあります。
      こんな恰好をよく見せますが、まるでお母さんのお腹の中にいる胎児のような姿勢に見えます(思えます)ね。
      
      午前中のひと時、他の犬達が休んでからルーシーだけを外に出して小雨の中で遊んであげました。
      いま遊びの主眼は、「集中」と「服従」に置かれています。
      
      ≪集中力の向上をはかって≫
      フリースタンディングで対面して、強いアイコンタクトを行いこちらに向かって「集中」することを促します。
      数秒でも良い結果が得られればすぐにグッドと褒めてあげて、マズルを握って頭を撫で、横にまわって軽くハグしてあげます。
      行うのは2~3度でしょうか、「もう終わり!」と思わせるようなタイミングでフィニッシュなのです。
      
      ≪聞きわけの良さを促す・服従≫
      リードを肩に軽く掛けて、脚側(左右)につけて歩く練習も欠かせません。
      真っ直ぐ(直線)顔をあげて歩くこと、トロット(速歩)では一歩前に出て歩くこと。
      普通の速度の時は膝から頭の分だけ前に出る様にして歩くこと、左右どちらでも同じ様に歩ける様に行っています。
      競技が目的ではありませんので、人間(脚)から少し離れて(触れない程度)歩いて貰いたいと思っています。
      これには盲導犬の歩き方などをイメージして教える様にしています。
      柔軟性のある脚側歩行が出来ると言うことは、完成度の高い「服従人に合わせる」が出来上がっていると言うことだと
      (素人ながら)考えています。      
      
     他愛のないトレーニングですが、毎日続けているせいか何とはなしにルーシーの「目」が落ち着いて見えるようになってきました。
     一頭だけで特別扱いされているのが判っているのでしょう。其処がトレ―ニングの狙い目でもあるのですが、、、。
      
      残るルーシーの改善点は、給餌に関してです。
      普通のWan達のように食べる様に矯正するには、幾つかの効果的な方法があります。
      しかしルーシーに関しては敢えてそれらの方法をとらないことにしました。
      少し(犬から)学ばせて貰いたい部分もありますから、このまま暫く様子を観てみようと思っています。
      可愛いペットなんですから、焦る必要は少しも無いのです。
      「人も羨む様な犬と人間との関係」、そんな姿を表にあらわせたら良いなと思っているのですが甘い考えでしょうか?

お疲れさまでした一息つかれましたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。

そして此方にもにほんブログ村ポチッと一押し願います。

≪大震災関係参考サイト≫

 東日本大震災によって被災した方の犬や猫の救援情報特設掲示板です。


Google 震災情報特設サイト   Yahoo 復興支援サイト   

今すぐ必要な「義援金」の送り先は「日本赤十字社」
ボランティア・NPO 活動支援の為の募金「中央共同募金会」

 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。

「ラブラドール」のこと全般に関して、気になる事やご相談事等が有りましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
出来る限り、お役にたてるように努力いたします。


ご質問やご相談は此方まで ⇒ lab@triplestar.jp            


Websiteへは此方から

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆☆☆ てんてこ舞いだよ~火曜... | トップ | ☆☆☆ 健康維持、訓練、慌ただ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (LOUISTOMO)
2011-07-28 08:52:05
おはようございます。
3月11日以降の、特に東日本は今まで気を使う必要のなかったことまで神経を尖らせなければならなくなりました。
思う存分走ったり、匂いを嗅いだり、草まみれ、土まみれになって転がるラブ達をずっと見ていたいのですが、拙宅も都内なものですから運動、散歩中もその事が頭から離れません。
ルーシーちゃん、可愛いですね!
ルイと月齢が同じですから、様々な事を
参考にさせて頂きたいのですがプロのブリーダーさんがなさる内容は無理にせよ今日のブログを拝見して愕然と致しました。我が家の躾けは人間の都合の押しつけ、運動はただの散歩ですから。
これからは行動の発端を探り、その奥にあるルイの潜在的な気持ちを汲み取りながら先回りできる飼い主(願望 笑)に少しずつ近づけたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
返信する
こんにちは (Ponkotsu)
2011-07-28 11:01:02
コメント有難うございます。
ルーシーとの日々の楽しさは、人と犬との駆け引きにあります。
当然勝負は百戦錬磨のポン爺が勝つに決まっているのですが、大人げない勝ち方はしない様に心掛けています。
動物の素直さには素晴らしいものを感じますが、特に犬の、中でもラブラドールの素直さには圧倒されますね。
例えルーシーの様な一見駄目犬でも、良い処を認めているうちに変わっていく処が(涙もろい年寄りを)泣かせてくれます!
愛犬とのキャッチボールは、力一杯直球を投げてあげることです。
愛犬からの返球は、間違いなく力一杯の直球が帰ってくる事でしょう。
ブリーダーと言っても、犬に嵌っただけの只の人ですから、難しいことが出来るわけではありません。
記事を参考にして戴いて、同じように滑って転んで戴けたら、、とっても嬉しいです!!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トリプルスターの日常」カテゴリの最新記事