7/28 Sun. [ クラちゃんの起床時刻 5:55 AM ]
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この日放映された 夕方TVの特番で、去る22日に発生した JR南浦和駅での 女性救出劇について、海外から賞賛の声が湧き上がっていることが報じられ、改めて認識を新たにしました。
この〝救出劇〟は、停車中の列車に昇降しようとした女性が、列車とホームの間に滑り落ち、身体を挟まれてしまったのを、その車両に乗り合わせた乗客が車両を降りみんなで女性の挟まれた車両を押して隙間を開け、無事引き出したというものです。
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私自身、翌日以降 その報道を見て、すばらしい美談として 「 ヨカッタ! 」 と思った者のひとりですが、むしろ当たり前のこととして受けとめたものでした。
もし 自分がそこに居合わせたら、自分も当然 「 せーの! 」 の輪に加わっていたと思うからです。
しかし、海外の反響は そういう点で異なるものでした。
この救出劇の写真が海外に配信されると、日本人が自発的に起こしたこの行動が、外国人には異質に映り、であるからこそ大きな美談として称賛されたようなのです。
その声を総ずると、海外で このような事故が目撃されても、無関係の人は ただ見ているだけ、というのが一般的だそうで、もっといえば女性が落ちてしまったのを 迷惑行為 として蔑視するほどだそうです。
それが、たまたま居合わせただけの〝間柄〟にも拘わらず、事故を知って 呼びかけに応えて降車し、さらに力(ちから)を合わせて 3 トンもの列車を動かすに至ったエネルギーには、称賛以外の何ものでもない、といった声が寄せられたのです。
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この〝改めての報道〟を見て、日本人の心に内在する「良心」の素晴らしさを再認識しました。
普段は どちらかといえば寡黙な生活を送るも、イザというときは助け合いの精神の下で力量を発揮する様(さま)は、例えば災害の折などの行動に内外から賞賛の声が寄せられます。
私自身、そんな日本人として生きていることに誇りを覚え、これからも 困っている人がいたら声をかけてあげよう、と当り前のことを今さらながら自覚し直したものでした。
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ところで、報道を通じて この 救出劇 には日本人以外の大きな 「 力(ちから) 」 があったことが報じられていました。
女性がはさまれ タイヘンな状況になり、先ずは駅員が乗客の下車を促しました。
その後、数名の方が車両を押すのを見て 「 ミンナデ押シテ助ケマショウ! 」 と声を上げたのは、アラブ系とおぼしき外国の方だったそうです。
日本人に内在する善良な心を行動に変えたのは、どちらかといえば積極的な外国人だった・・・それぞれの個性が連鎖した、すばらしい国際連携だったそうです。
いずれにしても、美談ですね。
そして いずれにしても×2、足元には十分注意が必要でしょうナ。
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