あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

その1『プロレスは死なない!?』99.2.15ブルータス レビュー

2005-04-04 | 映画・書籍・DVD
威風堂々仁王立ち、鉄人招聘はヌルさなしの企画勝ち。

昨日、雑誌系の古本屋でみつけたのが、
マガジンハウス『ブルータス』99.2.15号、特集
プロレスは死なない!?
20世紀最強の鉄人ルー・テーズが緊急来日。
激動の日本プロレス9団体を観戦する。


表紙の画像UPしましたけど、ど~ですかお客さん(アントン調)、
テーズさん&堂々としたフォント題字使い、惚れましたw。

で、内容ですが、テーズさん(82歳)を招聘、
当時のマット9団体を観戦批評するのがメイン。
専門誌ではなく、雑誌1号1企画のためにテーズさん招聘。
バブリーなマガジンハウス感が漂いますねぇ~w。
時代背景は、全日四天王時代、高田さんグレーシー敗戦、
リングスは前田さんカレリン戦前、新日は橋本さん政権時代。

ちなみに「テーズさんプロレス4箇条」とは、
1.プロレスは骨折競技ではない。芸術でなければならない。
2.歴史を作っていけるのはレスラーであって、歴史家ではない。
3.プロレスラーに必要なもの?心・技・体に決まっている。
4.プロレスが幻想どと言うなら勝手に言え。子供たちにこんなに
  多くの幻想を与えられる幻想はほかにあるかね?


各団体の評価とコメント題字は以下の通り。

○『リングス』
 ~グットコンディション!!いいハートをしてるねぇ。ヤマケンくん。~
 ⇒前田さんカレリン戦を激励、ヤマケンVS田村戦、ナイマンVS
  金原戦に感動。U系は直接指導した選手多いので、やや甘口か。

○『新日』
 ~タフマンコンテストじゃないんだから、橋本クン。~ 
 ⇒橋本VS天龍G1戦、チョップ合計109発が放たれた試合に対し、
  鉄人曰く「私とリキの試合をみろ、観客の目をチョップのタイミングに
  集中させるタクテクスに長けていれば、試合はチョップ1発で成り立つ」。
  蝶野さんSTFに「治療が必要」とダメだし。

○『全日』 
 ~関節技をキメられている時に、タイツを上げてる余裕はないだろう、
三沢クン。~
 ⇒三沢VS小橋戦年間ベストバウト試合。鉄人辛口批評「レスリングの
   動きがない。カウント2.9なんて考えられない、レフリーがスリー
   カウント目を振り下ろしたら終わりだ。」。全日ファンはレスラーに
   対してあまりに盲目的ではないか?との指摘あり。

○『パンクラス』
 ~すぐに殴りにいかなかったキミの試合にレスラーのプライドを見たぞ、
船木クン。~
 ⇒「いいんじゃないか。第一試合から興奮させてもらった。」と真剣勝負
   好きなテーズ感を披露。船木さんVSジョン・レイケン戦は「非常に
   美しい試合を見せてもらった。」謙吾さんデビュー戦は「単なるボク
   シング。レベル的には一番低いね」と今を暗示させるコメント。

~続きますねぇ~

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