あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

UTMF、予想ラップと実際の通過タイム比較 ※メモ

2012-06-08 | 2012_UTMF
UTMF公式サイトの全選手のリザルトが更新されました。

自分のラップ計画とリザルトの差は以下の通り。
※通過タイム⇒ラップ計画⇒差

A1富士吉田工業団地   2:33  3:10  -0:37
A2二十曲峠         5:55  6:33  -0:38
A3山中湖きらら       7:10  7:56  -0:46
A4すばしり           10:34  11:56  -1:22
A5富士山御殿場口太郎坊 13:00  14:06  -1:06
A6水ケ塚公園         14:19   15:34  -1:15
A7富士山こどもの国     16:37  18:32  -1:55
A8 西富士中学校          23:16  25:42  -2:26
A10 本栖湖スポーツセンター   38:41  37:37  +1:04

W2 鳴沢氷穴         41:56  42:01  -0:05
Fin 河口湖大池公園     44:50  45:53  -1:03

ゴールタイムはかなり余裕をもっていて-1時間弱。
前半のA1~A3は30分を巻いてますが、ここは渋滞で走れないと思った富士吉田工業団地
までのシングルトラックや下り区間が思いのほか順調に流れた結果なので想定内。
流れに巻き込まれてオーバーペースになってないし、edyさん達と「ペース遅とさないと」
なんて冷静に話していたエリア。

A3~A4にかけては、箱根トレイル区間が予想より走りやすかったのと、水ヶ塚公園までの
関門時間を考えると、アップダウンやトレイルの状態からダメージが少なくと判断し、
順調に進んだ結果、30分巻いた感じです。

A7までの富士子どもの国は約2時間巻きですが、わたしのラップ計画はUTMBの計算式(表)を
転用して計画しているため、関門のOUT時間です。ここで60分程度寝るつもりが、寝なかったので、
その時間がマイナスに影響してます。

以外だったのが、西富士まで30分程度巻いたこと。
STYの選手を優先させる感じで走ってましたが、予想では下りのはずが、アップダウンが続いた区間。
乙女塾長やK野さん夫妻と併走したことで、いいリズムで進めたことがよい結果になったのかな。
ここでも、寝る予定を無視して本栖湖スポーツセンターに進んでいるので、タイムがよいのはアレです。

その後の天子山塊の通過に、約2時間30分の貯金を使い果たし、加え1時間オーバーしてます。

その後の樹海と河口湖大池公園までは、ロードに近く、もともと全歩きで考えてた区間。
そこそこ走れたので、1時間ロスを巻いての、さらにマイナス1時間。
予測の約マイナス1時間でゴールしたことになります。

反省ですが、予定を無視して寝なかったこと。

子どもの国・西富士中学で1時間程度は寝る(テーピングやマッサージ・補給など休憩とは別)。
寝る時間も通過タイムをみればあったわけだし、周りの完走者でも寝たことでかなり回復し、
幻覚を回避できたといってるし、山の中で10分程度でも回復できたとも聞いてます。

完走できたけど、やっぱ人間は2日完全徹夜で正常に動けるようにはできてないのを実感しました(苦)

UTMF以降

2012-06-06 | 2012_UTMF
UTMFが終ってから気づいたこと。

気づかない疲れが残ってる。特に内臓系のダメージがはんぱない。
食欲は何を食べても美味しくない感じで、お腹をこわすことが多い。
酒もUTMF前より二日酔いがキツイ。ヘルシアを飲んでも同じ、肝機能も落ちてるぽい。
タバコが不味く感じる。これを継起にやめたいが…。

レース中に記憶がすっ飛んで本栖湖手前でデジャブを体験したことは、
suuさんのブログで、2009年UTMBに参加した荒鷲さんとほぼ同じ状態と判明。
状況もレース前に睡眠をとれず45時間目とほぼ同じ。幻覚だった。
ハセツネやおんたけUでさえ、毎度寝てるんだし、なんで寝なかったのかは、
それだけあの瞬間を楽しんでたんだと思う。

足や筋肉へのダメージは皆無。
先週末の丹沢ボッカ駅伝の方が翌日の筋肉痛などダメージ多く感じた。
ただ、今日になっても筋肉にダルさが残っていることを考えると、
カラダの中に方にダメージ蓄積されてる気がする。

ダルさといえば、2012年初に今年の目標として、

「100マイル完走」
「富士五湖ウルトラのリベンジ!ロードウルトラ(100K)完走!」

を上げてたんだけど、両方とも達成して目標が終わっちゃたw

達成感はあった。だがもの足りない。

達成するために努力をしたし、ゴールも感動した。仲間達と嬉しさを分かちあった。

祭りの後の心境だろうか。

だけど、2012年も折り返し地点なわけで。
まだまだ、今年を楽しむ時間は半分残ってるんだな、これがwww

どうしよう。
100マイルを完走しちゃうと100マイルが上限目標となるわけで、
かといって、八ヶ岳の100マイルの制限時間設定は、あたしの実力だとDNF確定。
まだ可能性として、完走できそうな100Kmにエントリーしてるけど。

今年の計画は7月おんたけU⇒10月ハセツネ⇒11月八ヶ岳で、
8・9月の空いてるところに何か歯ごたえのあるレースをいきたい。

去年、ビビッてエントリーも考えなかった雁坂峠越え秩父往還143kmを考えてるが、
こちらも人気レース。エントリーできればの条件付。

何気に、8月のおんたけスカイレースにもう一度、今回はストックを積極的に活用して
なんて構想もある。
それと、石川選手が予告した12月のイベントも気になるが、12月の日照時間や気温を
考えるとロングではなさそうだ。

いろいろとアレな制限もあるので、やみくもにレース乱発して出るのは自粛したい。

UTMF、走破できたポイントと理由。

2012-05-25 | 2012_UTMF


あたしにとってUTMFは、完走というより「走破できた」というのが正しいと思う。

相馬選手のように走るのでもなく、石川選手のようにハッピーランでもなく、
山やとランナーの間のような、動き続けること、持久力・耐久力で勝負し、
レースを楽しんでいるからだ。
だから、スピードは速くないw(45時間20分)。

昨年あたりから感じる自分の強みは、後半での山の登りの強さ。
信越五岳でもUTMFでも友人やその場であった方にも指摘されるけど、
登りを走っているわけではなく、歩く行動力が落ちてないからだ。
※そのかわり走れるエリアに入れば、ガーーンと引き離される

それと、我々のような市民トレイルランナーにとって、一番難しいのは、
コンディションとレースのスタートラインに立つ状況を維持できるか。

UTMFは金曜日スタートのため、平日仕事に従事していれば有休をとらなければ
ならないし、また、トレイルだけに集中する生活スタイルはそもそも望めない。
練習だけではうまくいかない要因が一番の難関だと思う。

今回のレースは、モガミックスさんが直前の異動でDNSになり、
逆に直前までDNS確定とのことだったO島さんがスタートラインに立つことができた。
これは、運もあれば、自分の会社や生活の状況もありなんともいえない。
そういう意味で、スタートラインに立てたことだけでも幸運かもしれない。

コンディションについて、理由は書かないが最悪だった。
レース前日、会社の友人から「悲壮感でてますよ」と言われたがそのとおりだ。

だけど完走できた。
途中でリタイアしたいなんて考え浮かばなかった。
これは、トレイルだけでなく、アラフォーな自分にとって「まだまだ!」と断言できる
人生の大きな自信につながっていく。これは大収穫だ。

結果オーライだが、不安はスタートラインに立つギリギリまであった。
校長蚊取り線香さんにレース直前までアドバイスを無理言ってお願いした。
※本当にありがとうございます!

アドバイスの中で実践できて、自分の完走につながったポイントをまとめると、

①100Km以上のレースで前半とばしてもいいことは何もない
特にスタートからA1までの区間は、レーススタートの興奮もあり高速展開が予想される。
浅間神社裏の林道登りでぺースに巻き込まれ足を使ったら天子まで足が持たない。
まわりのペースを気にせず(ただし、関門制限は気にしつつ)自分のペースを守る。

②長い下りは走らない
ここは、A6からA8までの西富士中学までの想定。実際は細かなアップダウンだったが、
下りを走る方が足のダメージは大きい。さらに後半の天子山塊をひかえるなかで、
走りやすい下りを走ることは、天子山塊を越える足に影響が大きい。
関門制限が厳しい67Kすぎてからは、フラットな部分は走り、下りセーブする・
歩く作戦に切り替えた。歩き方をかえて、使う筋肉も分散させた。

③水・食料は前半から必要なくても、しっかりとっていく
胃腸をやられて失速・リタイアをした選手も多かったと聞く。
振動による内臓への影響と食べ物を消化する負担に体力が耐えられなくなるからだ。
ジェルは1H=1個ベースで考えたが、後半、疲れてくればそのペースは乱れる。
それと、ジェルはあくまでエネルギー補助であって、すきっ腹とは別。
しっかり食べられるとき、水もとれるときに、しっかりとる。
特に、後半になればなるほど、眠気もあってアタマがまわらなくなる。

④眠たくてしょうがないときは、誰かに電話する
レース中に選手どおしで話すのも効果ありだが、いまや携帯電話の時代。
必携品としてもってる。今回は、眠気がまさり記憶がとんで混乱したが、
電話で連れと会話し状況がわかり、冷静にレースにリカバーできた。
また、リタイア・・・と思ったときでも、参加者ではなく「待ってくれてる人」に
励まされることは効果覿面だ。

⑤眠たい、疲れたと思ったら気のせいと考える

⑥後半(100K以降)は、疲れて遅いペースでラップを刻むのではなく、
 想定より早めのペースに上げる。行動時間が長くなると、かえって疲れが大きい

精神面や行動への影響、距離と時間軸を含めた戦略力が完走のカギをにぎると思う。
単純に走っていればゴールできる=戦術特化では、ゴールできる距離ではない。

完走できた一番の理由は、いままでトレイルを通じて知り合った仲間たち。
このレースで初めて知り合った仲間たち。
完走を信じて帰りを待っている家族だ(家で留守番だけど)

これなくして、UTMFの完走はなかったと思う。

心折れ部のTシャツにある「Alone Together」
その言葉のまんまということだ。

家族と書ききれないくらいのトレイルの仲間と、このトレイルランナーの大イベントに
参加して楽しんだことが、リタイアするなんてまったく考えずに完走できた原動力だ。

それと、我らが「心折れ部」。
UTMF6名/STY7名、サポート隊を組んでの総力戦で望んだレースだった。

そして、全員完走。

UTMFを完走した体験、そして、仲間と過ごしたUTMFという時間・思い出。

人生の宝だ。


※写真は心折れ部より拝借

UTMF、完走しました。

2012-05-22 | 2012_UTMF


いままでのレースでは経験したことない過酷な展開だった。

ひとは肉体より先に精神が限界がくると聞いてたけど、
足がなくなる、幻覚が見える、リタイアを考える前に、
記憶がとんだ。

UTMF100マイル、男泣きながら完走しました。

自己最長の110Kの先、100マイルに新しいことがあった。

詳細は、あらためて後日。

あと、6日。GWにUTMF試走にいったこと。

2012-05-13 | 2012_UTMF


GWにUTMFの試走にいってきました。
コースはスタート~山中湖きららまで。

コースの完走ですが、思った以上のタフ。
キタタンやハセツネと違って、前半は登り林道が多く、Wトラック以上の山道もあり、
走れるランナーには好適と言えるかも。
だけど、スタートしたばかりで、走れるところで足を使ったら後半もたない。

また、杓子山や石割山の下りの一部は、岩場が露呈していて、ロープ場となっていて、
実際のUTMFでは夜間走行になるエリアだけに、前半下りで跳ばすのはなしだなと
思ってます。
このエリアは渋滞云々より、ここでケガをしてレースを棒にふる方がバッドエンドだ。

今日、A4・A5の関門時間が1時間延長したこともあり、
前半のハセツネ15時間内ペースを強いられる鬼の設定は回避できたので、
これで少し完走がみえてきたような。

ただ、A6の関門制限は7:00のままなので、A4・A5のペース調整をダレて
再設定するとA6で痛い目に合いそう。試走禁止エリアでコースがいかなるものかも
わからないし、高低図をみるかぎりは、極端なアップダウンがあるわけではないが、
1500m近いので、寒さが心配。

A6~A7は下り基調だけど、以外にアップダウンがあるようにも見える。

今週末が決戦前の最後の週末。
まだ、ギアの最終調整やシューズをどうするかを決めかねているので、
そこをなんとかしないと・・・それと当日何か忘れ物しそうな予感が.

UTMFまで6日にせまった。いやでも緊張する。