あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

UTMB落選と、初雪の初山。

2012-01-23 | 2012_UTMB
20日にUTMBの抽選が発表されて、結果は、みごと落選。

しょうがない、大意が動いたと納得したい、2013年の優先権が確保されたし。
※3レース/7ポイントはすでに持っている

2013年ならば、勤続年数でリフレッシュ休暇が使える。
坊も2才半になるので、いまよりは周りに迷惑がかからないだろう。

ただ、1年延びたことで、今年の目標は5月のUTMFに集中することになった。
それに向けて精進することもあるが、後半の目標がほしい。

転換先として友人から勧められたTDGは能力的にその後だ。



ショックを残しつつ、20日に蚊取り線香さん主催の安全講習会に行ってきました。
講師は蚊取り線香さん&荒鷲さんの豪華山やベテラン組に、マンツーマンで教えてもらうという
ラッキーな機会。

そして、東京初雪の中で、初めての雪山山行。
まず、自分独りなら、雪のトレイルはいかない。雪や寒さで心折れするだけでなく、
自分の技術では危険だ。

当初の予定では、払沢の滝−浅間尾根経由−月夜見峠で離脱。
お二方は、その後、ハセツネコースをへて御前山避難小屋の計画だったが、
トレイルがラッセル状態なうえ、まだ雪がシンシンと降り積もる状態。
浅間尾根手前の山小屋で講習を行い、また戻ってくるというコースに変更。



お二方の言葉を借りれば、「八ヶ岳の入り口状態だ」とのこと。
ついでに、雪山の歩き方やラッセル方法も教えていただく。

今回の安全講習会の内容は、ロープワーク。

トレラン中に滑落した仲間を救助したり、凍ったトレイルをトラバースする際に活用できる
ロープワークや器具の使い方などの基礎編。

私も、おんたけスカイレースで2mほど滑落、ハセツネコース稲荷山手前で落ちかけたりしているし、
このような安全対策の知識は必要だと感じる。

トレイル=ランニングの延長ではなく、山に入る以上登山の延長だと思う。
通常は歩いて登る場所を高速で走れば、それだけ危険に遭遇する機会も増える。
危険を犯さないことにこしたことはないが、もしもの際に、自分や一緒に行った仲間が、
どれだけ対処できる能力や技術があるかだ。

ロープもだけど、対処する際に必要な道具をもっていることも重要とのこと。
なければ助けられないこともある、自分が対処できないとき、もっていれば、
対処できる人に渡して使って助けることもできる、たしかに。



教えていただいた山小屋のところも雪が吹き込んで↑な状態。

手のかじかみに加え、正直、憶えが悪い&手先が不器用なところ、何回も結び方を聞いたり、
何回も間違ったりしたけど、細かい指導&気長につきあっていただき、
蚊取り線香さん&荒鷲さんありがとうございました♪
家で復習して覚えます!

今回の雪山行は東京から1時間程度で、都内では見ることができないパウダースノーの世界を
経験できたこと、寒さなんかより、ぜんぜん楽しくワクワクでした。

下山後は、武蔵五日市に戻り、奥秩父で氷を登っていた突貫さん夫妻と合流。
駅前の居酒屋で、UTMB落選談義などの四方山話に花を咲かせました。

突貫さんから、雪山も今日経験したしロープワークも憶えたのなら、
「山」や「氷」をやらないかとのお誘いが。
たしかに「山」をはじめたい気持ちがある。
登山靴や寝袋・バナー・アイゼンなどの重装備はないだけで、独身時代から物欲で装備は
買ってるし、服装もトレラン専用品がかったから、山系がメインだ・・・本気で考えてみよ。

2012年UTMB、申込み開始日とポイント対象レース

2011-09-02 | 2012_UTMB
詳しくは、UTMB公式ホームページ

UTMBの2011年公式Tシャツ(お土産)を通販で買おうと思って、
サイトを覗いたら2012年の申込みについて発表されてたのでまとめます。

申し込み開始日 2011年12月16日※現地時間
(抽選か否かは1月20日に発表)

参加資格となるポイント(対象は2010・2011年で完走した2個のレース総計)

UTMB/5ポイント 
TDS/2ポイント
CCC/1ポイント

と変らずとなりました。

日本国内の対象レース/ポイントは、

<2010年>
OSJ OKUKUJI TRAIL/2ポイント
OXFAM TRAILWALKER/3ポイント
DOUSHIMURA TRAIL RACE/1ポイント
THE KITATANZAWA 12HOUR ADVENTURE RACE/1ポイント
THE NORTH FACE OSJ SHIGA-KOGEN TRAIL 50K/1ポイント
OSJ ONTAKE ULTRA TRAIL 100KM/3ポイント
THE 4000D MOUNTAIN TRAIL/2ポイント
SHINETSU FIVE MOUNTAIN TRAIL/3ポイント
MADARAO FOREST TRAILS 50KM/1ポイント
HASEGAWA TSUNEO CUP (JAPAN MOUNTAIN ENDURANCE RACE)/2ポイント
THE SINSYU TOGAKUSHI TRAIL RACE/1ポイント
KANNA MOUNTAIN RUN & WALK/1ポイント

<2011年>
OXFAM TRAILWALKER/3ポイント
OSJ ONTAKE ULTRA TRAIL 100KM/3ポイント

おんたけの100マイルに関して書かれてませんが、去年も徐々に増えていったので、
申込みまでに増えてくると思います。

対象レースをみてみても、ハセツネで2ポイント、3ポイント対象は100k越えが
条件となっているのも興味深いところ。

国内のマラソン大会では別大など速さを基準にして参加資格とするレースもありますが、
距離と標高差を基準にして対象レースとポイントを設定しているようです。
主催者側が求める=完走するために必要と考える能力は、持久力と山での対応力に
重みを置いてるということなんでしょうね。

また、ハセツネを2年続けて完走しても、UTMBの参加資格にはとどかないというのが、
UTMBを完走するために求められる困難さを表してます、ガチブルっす(恐)

UTMBは2レース合計5ポイントが必要なので、国内のみでポイントを積上げるなら、
過去2年間の間に

OXFAMトレイルウォーカー」100Km/制限時間48h/累積標高差?
「おんたけウルトラトレイル」100マイルor100Km/制限時間24hor20h/累積標高5100m?
「信越五岳トレイルレース」110Km/制限時間22h/累積標高4600m?

を必ず1レース以上完走しておかないと条件に届かないことになります。

ハセツネ後半部の試走、2011年UTMB日本人完走率。

2011-08-29 | 2012_UTMB


日曜日にハセツネ後半部(33.1K/都民の森から三頭山下~ゴール)を試走しました。

ハセツネの鬼門は、コース半分の累積高低差のウェイトがおかれるている第1関門
だと思いますが、過去の3回のハセツネ経験から後半のダレを回避するために、
心折れない組み立てができるようにコースのトレース中心に走りました。

いや、ホント↓は毎年ダレます(汗)
それに加えて、去年は睡魔。一番タイムが良かった一昨年は空腹感・・・となると、
月夜見で大休憩=固形物を補給しないで、大ダワまで進む手もあるな。

ダレる部分は、

①御前山手前の滑落現場前の平らな走りやすい部分。夜見からの下りで跳ばしてしまい、
 御前山前のだだ広い登りを想定して足を休めてしまう区間、去年は寝た

②御前山~大ダワ間
 御前山の下りの丸太まわりの土がやせてる箇所はかなり修理されていますが、
 転倒を避けて失速、そのまま大ダワまで走れる箇所も歩き、大ダワ手前の
 2個のピークでさらに毎度心折れ。去年はさらに寝落ちした

③大ダワ~大岳山
 大岳山は、大ダワから取り付く箇所と直前の登り以外は走りやすい区間。
 去年は途中で仮眠したし、十分走れるのに登りを恐れて失速すること毎度

です。

一応ロジ作成用のタイム。フレッシュな状態ですが、軽い下りを走るが、
下りは無理しないジョグペースでです

月夜見第2駐車場10:45~御前山11:54 69分
御前山11:54~大ダワ12:43 49分
大ダワ12:43~大岳山13:40 63分


大岳山山頂。山ガールが多いですが、彼氏はたいがい家にある服やザックでなんとか
してきた感の方が多かったような。それと、Wストック率増えたな。



ゴールの五日市会館。当日は暗いうちにゴールしたいです。

ハセツネはここまでで、今年のUTMB。
スタート前に、天候不順のためスタート時間が5時間延期、距離も147?Kに短縮と
聞いてたのですが、スタート後に落雷のために再変更。170K、延長2時間となりました。  

参加された方々&完走した皆さま、過酷な条件の中で、本当にお疲れ様でした。
そして、完走された方、本当におめでとうございます!スゴイ!すごい!凄い!

目指せ!ツール・ド・モンブラン。のsuuさんが今年の日本人参加者の完走率を
早々にまとめています。

UTMB 完走率約50%
CCC  完走率約69%
TDS  完走率約56%
※詳細は目指せ!ツール・ド・モンブラン。を参照ください

UTMBは世界一過酷な条件といわれていて、日本から参加する方々も「日本で一番厳しい」
といわれているレースを完走した猛者が集まっています。

日本国内のレースは、おんたけウルトラの100マイルのような参加制限がつく
トレイルレースもない(少ない?)ため、初心者を含めてではなく、コース変更などの条件を
加味しても、経験高いトレイルランナーでこの完走率という・・・これが現実だ!※真壁の形相で

足でもっていけるの一部のランナーだと思うし、生まれ育って自分が身につけている
運動神経では、鏑木さんや一般でも上位に入るような走力は望めない。

自分でUTMBを攻略するならば、スピードじゃないと思う。
アクシデントやダメージを如何に回避し、行動し続ける筋力を作る・残すことがカギを
握る「持久戦」になると予感している。

心折れ部、信越五岳合宿とUTMB

2011-08-26 | 2012_UTMB


先週の土・日に心折れ部の信越五岳参加者を中心に合宿をはりました。
参加メンバーは、エディさん、最上さん、金光さん、女王さん、前田マンさんと、
文系ランナーのひつじさんとあたし。

初日  3A~5A(宿から+4K)33.7Km
2日目 スタート~3A(宿へ+4K)45.6Km



ひつじさんから、心折れ部Tver.G2も納品され、心折れることなく十分と言いたいとこですが、
いやはや皆さまレベル高すぎ(苦笑)
初日はついていくのがやっと、2日目は下り&のぼりで足を引っ張る始末。
今年初めての信越五岳ですが、目標の完走には黄色信号だな、ヤバイ。

だけど試走により、前半部のコースの索敵ができたのと、昨年出場して完走した
最上さんからいろいろとアドバイスをもらえたのが収穫でした。

「走れるコース」と聞いていたけど、これがヤバい。

なだらかな登り・下り、ガレ場もほとんどない、山の土質も粘土でもなく岩でもなく、
フカフカのトレイルで、走力を持って走ることができるランナーには、
最適かつ挑戦しがいのあるコースだと思います。


こんな橋(2名以上は乗るの禁止)があったり


水力発電のパイプの横を登ったりしますが、キタタンの姫次の登りのような急斜面はなく、
登りの感じとしては、ハセツネの三頭山以降の登り下りの感覚程度で、
トレイルは荒れたり痩せたりしておらず「よし!」という感じでした。

だが・・・あたしの場合、適度に歩きを強制される登り、ダメージ軽減のため歩きを
余儀なくされる長い下りなどを適度に差し込んだレースの方が、自分の体力や走力的に
対応できるので、「走る」ことが前提となると、かなり厳しい展開となる予感がします。

スタート~5Aまでですが、エイドがOSJクオリティということを考慮しても、
おんたけウルトラよりキツイっす(涙)

多摩川マラソン日記のelbさんUTMB2011のトップ10予測で目にした

UTMBの急登りは、レースで殆ど歩かないアメリカのトップ選手にとっては悪条件。
そのため、長い滞在で、どれだけ速歩きをマスター出来るかが焦点だそうです。

にあるように、パタゴニアとの契約ライダーでアメリカ中心に経験をつんだ石川さんが、
その経験を活かした設計しただけあって、この価値感を反映しているのかな。

今回の目標はとにかく「完走」。

このレースはとにかく「完走」したい。
自分の苦手なコース設計というハードル、自分の経験の中で最長となる110kmを
乗り越えることができれば、来年のUTMBにチャレンジする地盤が固まる。

そのために挑戦したい。

今週はUTMBの開催WEEKで、トレイル仲間の多くが参加してます。
昨日スタートしたTDSには、蚊取り線香さん・sasashinさんが参加していて、
そろそろゴールしているんじゃないかな。

昨年、CCCに参加して81Kで中止となり、もう一度CCCという気になれず、
参加ポイントはあるものも、UTMBにはまだ足りないと感じて、今年はエントリー
しなかったのですが、参加している仲間の現地からのtweetを見ていると、
アラフォーなオヤジが声を大にして言うのもアレですが、うらやましいです!

出るからには、完走したい。
その自信の根拠がほしい、そのためにも、信越五岳は「完走」を絶対にしたい。

あ・・・信越五岳は完走できても、UTMBは抽選という第一関門があったかw


<UTMB参加資格について※初心者向け>
大会や練習で会った方で、UTMBの参加資格となるポイントの考え方を勘違いしている人
に何人か会ったので、参考までにまとめます ※2011年8月現在

・参加するためには、UTMB公式ページのリストにある指定レースの完走が必要
・指定レースのグレードによりポイント数が設定されている
 例)キタタン1ポイント/おんたけウルトラ3ポイント など

ここまではよいとして、

・UTMBの参加には5ポイント以上が必要
・5ポイントは、過去2年間の中の2レースの総計とする

ここを勘違いしている人が多いです。

3レース合計で5ポイント以上になっても資格になりません。

となると、日本国内は指定レースも少ないうえ、UTMBと同クラスとなる100マイル
がないため、
1レースで取得できるポイントは3ポイントが上限となります。
たしかハセツネが2ポイントなので、ハセツネを2年間続けて完走しても資格に届かないです。
3ポイントのレース(たしかおんたけウルトラ・信越五岳かな)を完走しておく必要があります。

また、あたしが参加した2010年(エントリーは2009年年末)までは、
過去3年間のレースを有効としていましたが、エントリー希望者が多いため、
2011年から過去2年間と参加規定のハードルを上げてきてます。

日本だけでなく、世界中から参加者が多く集まるため、来年また参加資格を変る可能性は
ゼロではあります。例えば、参加ポイントを6ポイント以上にするなどして。

それと抽選に落ちた場合、翌年のUTMB優先参加権もしくは定員に満たないレース
(たいがいTDS)への振替エントリーを選択できます。

翌年のUTMB優先権を選択した場合、参加資格のポイントに注意が必要。

エントリーした際に2年前のレースポイントを使っていて今年はポイント獲得がゼロの場合、
優先権を使って参加する来年の時点で、2年前のレースは無効と判断されてポイントに
ならないようです。

わかりにくいので例えを書くと、

昨年のおんたけウルトラ3ポイント/今年の信越五岳3ポイントでエントリー

抽選落ち、翌年の優先権獲得

その年はポイント獲得ゼロ

おんたけウルトラ3ポイントが3年前になるため失効/信越五岳3ポイントのみ有効

優先権があっても、ポイントが足りずUTMBの参加できない

これは、昨年抽選に落ちて今年優先権を使った方に聞いた話なので断言はできませんが、
注意しておいた方がよいと思います。