あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

週末の全日・新日興行、両王者ともに防衛。ハセツネに関して消極的な週末。

2012-09-24 | プロレス/総合格闘技
新日本プロレス「DESTRUCTION」9.23神戸大会【スポナビ速報】

IWGPヘビー級選手権試合 
棚橋弘至○ 23分35秒 ハイフライフロー →片エビ固め 丸藤正道●

全日本プロレス「40th Anniversary Year 2012 FLASHING TOUR」9.23横浜大会【スポナビ速報】

三冠ヘビー級選手権試合
船木誠勝○ 27分11秒 ハイブリッドブラスター→体固め  諏訪魔●

両団体共に王者防衛。
新日に関しては、桜庭&柴田コンビが正式参戦ということもあり、
そっちの試合結果の方は↓

井上亘 高橋広夢● 3分03秒 PK→体固め  桜庭和志 柴田勝頼○

3分とはファーストコンタクトとして短い。
柴田選手がPKを使ってのフィニッシュとなると、プロレススタイルなわけで、
欲張るならKENTA選手と共闘した一時のノアの時に観たかったけど、
もう一度新日のリングでPKが見られるのはうれしい。
こうなると、くねくねと進化した中邑選手のボマイェとどっちが強いのか、
柴田選手離脱後に進化した新日でどっちが説得力があるのか?気になっちゃいます。

桜庭選手を温存したカタチが興味深いです。コンディションが悪いのはさておき、
どんなプロレスを見せるのか?MMAスタイルならつまらないし、MMAで見せたプロレス
ちっくなムーブでもピンとこない気がします。

全日の方は、27分と長丁場(船木選手にしては)バチバチに打ち合ったとのことなので、
これは期待しちゃうな。30日のガオラの放送が楽しみ♪楽しみ♪

そうそうに諏訪魔のカードを切ったところで次期挑戦者は大森さん。
これも異色だよね、アックスギロチンドライバーを受ける船木選手、仕掛けるのは、
あえて元AWA王者&デカ丸党初代党首「大森さん」というのは、いやホント、
長くプロレスを観ていて、グレーシー戦で船木選手の引退を見ていた自分にとって、
まさかこんな時代がくるとは思ってもいなかったです。

ちなみに、船木選手VSグレーシー興行で一番記憶に残っているのは、
ヤーブロー○vs中野巽耀●のギブアップ理由が「(顔に脂肪がのっかって)息ができなかった」
というのは、いい時代だったんだなと。

ここまで書いて、いよいよIWGP戦に関しての感想ですが・・・ないんですよ。
なんだろ、丸藤選手の賞味期限が切れたのかもしれない、自分の中で。
それと、次期挑戦者が鈴木みのるというのも、みのるvs棚橋でのいい試合が想像できちゃって、
棚橋選手が安定している分、安心できちゃうのが熱が高まらない理由なような。

熱が高まらないといえば、今年のハセツネ。モチベーションがさっぱり湧かない。

足の故障もあるけど、70kmの距離ってそろそろ中途半端なのかも。
信越五岳やおんたけ・UTMFそれと、八ヶ岳スーパートレイルと比べちゃうとミドル。
雁坂の約70K地点で「あと70K」のぶん殴られたような衝撃を受けた後だと、
心のどこかで比べちゃってんだと思う。

かといって、70kmでスピードレースになるのはハセツネくらいだし・・・。

昨対でタイムを縮めることを目標にするなら、「最初の今熊山までのダッシュ」なんですよ、
タイムを縮めるカギを握っている箇所は。

ハセツネに関しては、上級者と初級者に関わらず(招待選手は別)攻略ポイントとして、

「スタート時は前に並んでダッシュでいい位置をとらないと渋滞にはまる」

が共通していて、渋滞が起る箇所は、とりきり場手前に細い石階段の場所が一番影響が
多くて、数年前の大会は「巻き道」を使って渋滞を回避するルートの指示がでていたのに、
その方針をやめてしまって地形による渋滞が必ず発生します。

それと、ハセツネコースの前半は落ちたシングルトラックが多いのに、シングルトラック
を大勢で走行することにになれてない人が多いのも渋滞の原因。
ハセツネコースは「ハセツネ」で有名なトレイルコースであって、決して走りやすいコースではない。

それとレース中にi-PODを聞くのはいいとして、抜く際の声かけも聞こえないほどの音量は困る。
音楽+走りを楽しむ人を馬鹿にしているわけではなく、マナー違反だよ、ハセツネ前半では。
背後の気配が気づかないで渋滞の原因になってること上の空にしてんだもん。
一昨年は上記のようなランナーを抜いた際に、抜く際の声かけしたのに、
「(黙って)抜かすの危ない」って逆切れされたけど、お前の方が危ないよ、
お前だけのレースじゃないんだから(怒)

それと、スタートダッシュに無理してのった初心者とオーバーペースになって水などが切れた選手が、
第1関門あたりで脱落。
まだ第1関門ということもありリタイアせずに水が少ない・足が少ない状態で進むことになり、
三頭山の登り箇所(岩場多め)で自然渋滞が2年くらい前から発生。
コースの中間ポイントとなる月夜見第2駐車場以降は、シングルトラックの箇所も少ないし、
ここからの2本の山越えでバラけるから、眠気と足さえ残っていればストレスなしに進める
という感じ。

自分で感じているのは、キタタンと同じくコース設計と運営が、過去のまま踏襲されていて、
高速化時代と選手層(初心者も含め)にマッチしていないため、レースの過酷さではなく、
渋滞などのストレスが高まっているわけで、スタート位置を自己申告ではなく、昨年の記録に合わせて、
正確に振り分ければ解消できる問題なんだけど。
青梅マラソンみたく「あんたのタイムはここのブロックからスタート」って。

なんて悪態つかないとモチベーションがあがらない(苦笑)
文句いいつつ、出場したらスタートダッシュしちゃうんだよな、GFも参加しちゃうんだよな(爆)

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2012雁坂峠秩父往還_参戦記③

2012-09-23 | 雁坂峠秩父往還_2012
【第6CP~第7CP/西呉野/10.9K/通過時間1:28】

正丸峠にはランニングデビルマンさんたちと同タイミングで到着。
このレースの面白いのは長丁場のため、途中で抜いたり抜かされたりしてもどこかしらで
追いついていたり、抜かされたりの繰り返しになること。
あせる必要はないし、自然と会話や顔を合わす機会が増える。

エイドの方からは、ここから足と気分をリセットしてサブ4ペースでフルの距離を走れば、
時間内完走は狙えるZE(爆)ここから準完走を意識していると、間に合わなくなるZE!
の笑いながら激がとぶ。

ここで幸運だったのは、気持ち的にダレてるのと、走り屋の走行が怖く、夜間や気持ち↑に
頼りにしていたi-podが使えななかったため独りだったら確実に歩くのだが、
前後していたランナーの方が「絶対、時間以内に行きます!」と宣言して走り出したので、
ついていくことにする。
3人程度のパーティで下り走って降りて、あとはまた下り基調を探してのRUN&WALK、
第7CPを目指す。

このあたりで、路肩や商店ののきを探しては5分寝る。3分寝るを繰り返した。
今回は眠気覚ましをもってこなかった(コーヒーを買えばいいと思って)が、
コーヒーも飲む気になれない胃のムカムカに悩まされた。

徐々にロンリー走りの時間が増えていく。

【第7CP~第8CP/高麗/14.4K/通過時間4:27】

ここで、雨が降り始める。小雨程度と思っていたが、やむ気配がなさそうなので、
雨具を装着。この装備と判断が完走できた理由のひとつだ。
第8エイド手前に私設エイドがあったのだが、雨具や100円ショップ系ポンチョのランナー
が多く停滞していた、自分は時間がないので急ぐからと先に進んだが、24時間・100K
近い行動時間帯での雨は精神的にきつい。
それと、残暑厳しい時期だったので、雨による寒さは少ないにしても、夜間ではウェアの
速乾性も効かなくなるし、いいことはない。
雁坂の場合、雁坂峠の本格的なトレイル区間のために「しっかりとして山用の雨具」装備を
推奨しているが、ロード帯でも長丁場になればしっかりとした雨具(というより行動しやすい、
軽量となると、登山用に必然的になるんだけど)が必要。

第8エイドに入ると、この雨の件で脱落者増えるような話だった。
カッパを借りたい、Tシャツを借りられないか交渉している参加者もいて、それに応える
エイドの方もたいへんだな~と。
今回の目標で第8エイド名物いくら丼を食べるもあったが、胃がだめ。
コーラとお茶を飲みゴールを目指す。時間としては、余裕がないわけではないが、
歩き続けられれば準完走という残り時間。ここからが正念場だ。



まってろ、川越!


【第8CP~ゴール/遊湯ランド/18.4K/8:10_26時間10分】

川越に近づくにつれてフラットになっていくため、下り基調を惰性で走れる箇所はほとんどない。
走るといより、歩き続けるところは歩くのだが、立ち止まったりベンチがあるところで座って休む
場面も増えている。ペースとして、1K=12~13分。GARMINを途中で再充電したので、
ペースと距離を確認できるのが冷静に行動できたポイントだった。

このレースは、スタートから第1CPまでにトンネルが多いため、GPSの総距離に誤差を生じるが、
CP間の距離(特にロード帯)は、正確に明記されているので、ラップをCPアウト時に入力して、
次のCPまで距離を大会パンフにある距離にあわせて減りをカウントしていくと進みがいがあった。

もう朝なので、住民の方からも「甲府からのあのレースだよね!がんばってね」なんてうれしい声を
かけてくれる。さすが15回もやってると、こんなどMなレースなのに風物詩として定着するんだな~と関心。

遊湯ランド手前でコースが小道に入るためわかりにくかったが、ランニングデビルマンさんの中の人が
「残りの道は走りましょう!来年の永久ゼッケンに向けて!」とのことで一緒に走る(笑)

右足裏・足首の蓄積したダメージで全力まではいかないし、シャンペ湖で子供に抜かされるキリアン状態で
ゴールをきる。



スタッフの方&主催者の方もあたたかく迎えてくれてのゴール、目標より2時間14分かかったし、
いままで経験したレースの中で一番つらいレースだったと思う。
それだけにやりがいがあったし、時間内完走=永久ゼッケン(DNFしない参加者率50~60%)なのかも、
その格が理解できた。

電車で寝て新宿についてから、左足は地面につけないし、帰ってから指や手のひらにチカラを入れる(例えば、
安全ピンをとるなど)と指がつるし、ご飯は気持ち悪くて夜まで食べられない(ただし、ビールは別腹)。
当日のダメージも激しかった。
左足は軸足につかっているため、軸にした際に使う筋肉が使われすぎて、腱鞘炎と同じ状態になっているとのこと。
使いすぎ=走りすぎが原因ですが・・・(爆)不思議と筋肉痛は少なかった。内臓のダメージもまだ残っている。

来年出場するかというと、「永久ゼッケン」を狙っていくためには、キロあたり均して1分のスピードアップが
求められるし、ポールはOKなので、トレイル区間だけでなく、ノルディックポールの要領でロード区間も積極的に
使って攻撃的なポール活用ができれば、テクニックや装備での攻略の糸口が見えてくるような。
あとは、トレッドミル的なロード坂道の走りこみによる基礎走力の向上。これはトレイルにも役立つし、
オフシーズン進めていきたいと思う、出場するかどうかはさておき。

トレイルランナーとしてみると、同時期開催の信越五岳をどうするか?が気持ちに残る。
国内のトレイルランナーが大集合するお祭り要素も高いし、昨年まで国内最長110Kを誇りながらも、
走りやすさ=完走しやすさも考慮しているし、走っていて楽しい、心折れ部でチーム参戦し、連れと坊も同行した
2011年は本当にいい思い出となった。

その信越は来年から抽選との噂。比べて悪いが、抽選を採用している東京マラソンやUTMFに比べて、
信越五岳は抽選に応募してまで・・・と思ってしまうのは、完走した経験があるからか。
そんなに景色よいわけでもないし、これはUTMFも同じだし(苦笑)

雁坂峠は歯ごたえと辛さもあったが、それ以上に手が届きそうで難しい「目標=時間内完走」が忘れ物で残った。


2012雁坂峠秩父往還_参戦記②

2012-09-21 | 雁坂峠秩父往還_2012
【第2CP~第3CP/川又/10K/通過時間14:45】

第2CPからは川又までの下りトレイル区間は、ロードシューズでも順調に下る
ことができた。
ミスといえば、この区間で走ったこと。
下りの惰性に任せたこともあるが、まだ時間内完走を狙っていてタイムを縮めるなら
この区間だし、トレイルランナーとしての意地もあったが、抜いたランナーから
「川又から頑張ればいい」と声をかけられたので、あとあとになるとそれが正解だった。
ここを走るならWストックがあれば・・・ストックの使い方は人にもよるが、
下りのダメージを回避することが有効だったと思う。
一応、ひろった枝をWストックにして下ったが、ここでダメージを蓄積したし、
いくら走れるからといって所詮はトレイル。ロードに比べて走れる限界がある。
100K程度のレースならこの区間は楽しく走れるのにもったいない=気持ちいい
トレイルだし、雁坂峠は寝坊なため(苦笑)まず自分ではこない。
そこを楽しく走れたのでよしとするか。



川又のエイドでは名物のカレー。
まだまだ胃が大丈夫だったが、普通盛りを食べる。
ほかにもフルーツや野菜スープもあった。ドリンクもお茶やスポドリ・コーラや
ファンタなど複数から選べるし、氷が用意してあり冷えてる。
ラーメンもそうだが、「こんなの走ってるとき食べられるの?」という人もいると
思うが、これが反して美味しい・・・食べられればだが。
食べられない=胃をやられた人向けにスープやおかゆも用意されているのがありがたい。
某ウルトラの大会では「きのこの山・たけのこの里だらけ」に比べるのもアレだが、
一番エイドが充実しているといわれる信越五岳よりありがたい内容。
へんにランナー=走ることを気にしたやわらかい・食べやすいモノより、
距離が長くなればなるほど普通のメシがありがたい。
エイドスタッフの皆さん、本当にありがとうございます&お疲れさまでした。

ラップがかなり遅れていたのと、自分の脚力では長居はできない。先をいそぐ。

【第3CP~第4CP/大達原/15.5K/通過時間17:24】

ここの区間ははじめの登りは歩き、あとは下り基調の惰性に任せて駒を進める作戦。
登りはじめにホースを車を洗っている方がおり、お願いして水を被った。
第3CPのスタートは15時前、一番暑い時間だ。
それでも、昨年の気温(33℃)より5度以上低いとのこと。
黙々と歩き&走りを繰り返す、山村だが工場などの脇に自販機があり、
冷たい飲み物を随時補給、リアルゴールドやマテ茶などいつも持たない飲み物が
うれしい美味しさ&冷たさだったが・・・秩父湖に近づいたときにこの冷たさと
汗冷えで、お腹がやばい状態に。
幸い湖畔のトイレで2回、工事用の仮設トイレを借りて1回と計3回トイレタイム。
きじうちできる場所ではないので、危なかったが、ここで手持ちのティッシュが切れたw
汚い話だが、でたモノがタール便状だったので、ここまでで内臓へのダメージがかなり
きていたんだと思う。それと眠気もひどい。

【第4CP~第5CP/秩父/17.5K/通過時間20:21】

第4CPに到着。このあたりから固形物が厳しくなり始めフルーツを食べる。
飲み物はコーラ。それとお茶。



第4CPはエイドでいえば中間だが、まだ75.5K。これからが本番なのだが、
すでに足はかなり使っているし、辛いし、初めて故障以外でリタイアしようかと思った。
こんなときは「気のせい」にするしかないので、FBに辛い顔をアップ、
連れにもメールで状況を報告。

ここでリタイアしても川越まで荷物をとりにいかなきゃならないし、自宅に帰った
ところで夜中だろうし「行くとこまで行く」ことにする。

眠気がひどい、コース途中のタバコやのところで、タバコ&コーヒーで眠気を覚ます。
レース中はタバコを吸わないが、眠気覚ましには一番なので吸って気のせいにする。

【第5CP~第6CP/正丸峠/14.3K/通過時間23:31】

第5CPでおしるこをいただく、うまいが胃のムカムカがひどくなっていて、
2杯目には手がでない。
このあたりは秩父市内、コンビニ以外にドラッグストアがあったので立ち寄り、
ゼリー系飲料とソルマックを飲んでしのぐ、食べなきゃガス欠で動けなくなる。
あとは正丸峠を越えれば下り基調、切れたと思った足も回復して下り基調は走る。
といっても、早足に毛の生えた程度で進む。

ここからが、時間内完走は無理でも準完走を狙えるかどうかの正念場。
惰性で速く進める下りでタイムを稼ぐRUN&WALKで駒を進めた。
タイムに追われて焦るような余裕は、言うまでもなくない(爆)

~続きます。

2012雁坂峠秩父往還_参戦記①

2012-09-20 | 雁坂峠秩父往還_2012
24時間以内完走=永久ゼッケンの格。

前日のコース説明会で、現在までに349名が永久ゼッケンを獲得と聞いて気づいた。
今回で15回、初期の頃は20名程度で決行した会もあったとしても、昨年は200名程度
今回は最多の250名程度がエントリーしているわけで、均して1会あたり23名。
完走者のリピーターが多い大会だが、「24時間内完走」これはハードルが高いわけだ。

今回26時間10分の準完走でゴールしたけど、永久ゼッケンを狙うとなると、
キロあたり約1分の短縮が必要となる。

前回も書いたが、このレースは「テクニック」も重要、コンビニや販売機・エイド間の地の利など
有効になるとは思うが、24時間内完走するためには、ウルトラマラソンの『基礎脚力』が必要。
自分が準完走できたのは、超長距離への心の折れない感覚とトレイル区間の馴れと装備が
あったからだと思う。
けっしてエイドでダラダラしていたわけではないし、ガリガリくん(くどい)をかじる
余裕はなかったし、いくら丼は胃をやられて食べることができなかった。

エイドの運営・フレンドリーさは信越以上!
炭やの女将さんをはじめみんなに助けられたし、エイドの仮装もイイーね!
信越やUTMFみたく、エイド以外の補給=失格なんて小さいことは気にしない、
コンビニや自販機で買い食いOKなイージーさもOK
関門についてはかなーりゆるい。ただし、関門時間内で通過できたとしても、
ゴール制限時間には間に合わない設定のようなので注意。
第8CP(124.6K)の閉鎖時間は6:00、24時間完走の制限時間と一緒です。

その反面、前半に1500m以上の登り基調と2082mクラスの峠越えたあと下り基調とはいえ、
約90kのウルトラをリスタートするような難易度の高いコース設計と、
開催時期を残暑厳しい9月にぶつけるところ、トレイル区間を含むテクニカルな143Kに対し、
24時が完走制限時間という・・うれしい部分に反比例したドMさを高めてますwww


【装備について】
ウェアなどはいつものことなのでアレしますが、役にたったと思うものだけ書きます。

ザック:グレゴリー・リアクター
キリアン量産型で望もうと思ってましたが、このレースは小銭の出し入れと
ペットボトルをつないでいく給水(コンビニや自販機で買う)が必要と思い、
サブパックなどパックまわりの小物で拡張できるリアクターに変更。
重さや構造も2世代前のモデルですが、使いやすさを優先しました。

シューズ:ニューバランス・MR967
トレイルの区間がありますが、全行程の1/10程度。また、前日までの天候から
ぬかるみは少ないと判断し、ロード・ウルトラ用で望みました。
使い古してつるつるですが、なぜか滑らなかった。
もしトレイルシューズで望むなら、プレートが入っているような突き上げ保護より、
HOKAやテクニカの超長距離向けの保護がしっかりしているタイプがよいのでは。
だけど、トレイルシューズでこのレースでたら、アスファルトで歯を削っちゃうので
もったいない、多分ですが、HOKA系はソールが弱いので1回で引退しちゃうかも?

雨具:ゴーライト・ベルガージャケット
レース後半の明け方(120K前後)に雨にあったが、もっていって助かった。
ビニールのポンチョなどでかわせるのは前半くらいで、後半になればなるほど、
雨にうたれれば体力も気力も消耗する。話によると、この雨でリタイアを決意した人も
多いと聞くし、途中で「着てるのウイブレだよね?」と聞かれたりしたが、
ロードのひとは雨具もたないひとが多いようだ。
雨の中のレースや行動は今年のおんたけウルトラで16時間程度経験しているし、
完走できたのもトレイル前で装備をした(持ち物があった)からだと思う。

ジェル:11個
エイドやコンビニもあるので、2時間に1個として11個。結果として、後半固形物が
食べられなかったこともあり、それによるガス欠はさけることができた。
これもトレイルの経験によるところか。


【スタート~第1CP/33.3K/通過時間10:18】
スタートしてから登り基調が33.3K続く。
特に後半の広瀬湖畔が近づくにつれて傾斜がきびしくなる。
自販機やコンビニも多いので(広瀬湖に近づくにつれてなくなるが)水は途中途中で
購入した方が、軽くすることができるし、何より冷たくて美味しい。
甲府の9月をなめてた(爆)7時くらいから暑いだけでなく、日差しが強くて痛い。
ここの距離感で失敗したのは、33Kといえば、フルマラソンの「30Kの壁」に
あたる長さなわけで、全体距離で見逃していた。
エイドで食べまくったのでガス欠だったと思う。次回活かすなら、途中のコンビニで
水だけでなく、食事系を買うか、この区間用にウィダーなりを持つかした方がよかった。
トレイルとの違いは、ロード帯はイヤでも走るのでトレイルに比べて、ガス欠が早い。
ちなみに、すでのラップ計画から遅れること18分。
登りロード対策は8月後半に集中させたが、やはりにわかに終わった(爆)
ここでM田さんに会う。このレースの参加者はウルトラの層がメインのようだし、
同日に信越五岳・白馬もあるので知り合いが女将さんくらいしかいないw
M田さんと「みんな信越だよねー、あっちは楽しそうだねー」なんて話していた。
ロンリー参戦は慣れているが、いやー、仲間がいることにこしたことはないよね。



ランニングデビルマンさんの後姿。
デビルウィングは、夜間用に電飾仕様になっててかっこよかった。

【第1CP〜第2CP/雁坂峠小屋/8.7K/通過時間12:53】



雁坂峠の登山道まではゆるい下り基調となり、即登山道かと思っていた分気が楽だった。
林道〜登山道の途中まではアスファルト区間もある歩きやすかったが、雁坂峠直前は
スイッチバックが続くのでキツイ区間となる。
直登となるキタタンの姫次の登りを経験していれば、なかなか歯ごたえあるという感じ。
ここでは脚力温存のため、枝を2本拾いWストックにして登った。
トレイル用のストックを使っている人もいたので、次回はストックを使おうと思う。
平地でもノルディックスタイルで温存できる。



エイドは↑の感じ。コスプレもあり、雁坂小屋の湧き水で作ったラーメンは美味いが固いw
このエイドだけでなく各エイドの飲料が、湧き水や氷で冷されているこれはよかった。
ぬるい飲み物ほどまずいものはない、ハイドレを使わない理由もぬるくなるからだ。

〜長いですが続きます。

雁坂峠秩父往還、やっとこさっとこ準完走『26時間10分』

2012-09-19 | 雁坂峠秩父往還_2012


9/16‐17に参加した雁坂峠秩父往還143Kですが、永久ゼッケン獲得には届かず、
ゴールタイム9/17_8時10分(26時間10分)の準完走でゴールしました。

このレースは、ロードが苦手で苦戦しDNF経験のある富士五湖ウルトラ、
156K/48時間制限で3日徹夜で行動したUTMFよりも、はるかに苦戦しました。

晴れによる気温の高さではなく、コース設計にハードルの高さを感じます。
初期のころは数十名で開催されているとして、過去15回の大会で完走者=
永久ゼッケン獲得者が350名程度しかいないということは「完走」の重さを感じます。

充実したエイド(信越以上!)と買い食いOKのフレンドリーさに反比例した
コース設定の『どMさ』加減が心地よいレースです。

自分のタイムを分析すると、単純に1Kあたり約1分を短縮させないと24時間内には
至らないです。エイドは無駄に時間を浪費していないし(したとしても1~3分程度)、
コンビニでガリガリくんを食べる余裕も無かったです。
途中までは下り基調を惰性で走ることができましたが、川越に近づくにつれて
傾斜がフラットに近づくため、惰性で歩く(休みながら)のがやっとでした。

ゴール時にランニングデビルマンの中の方から「来年は永久ゼッケンを」と誘われた
のですが、自分が時間内完走を狙うとなると、

1.富士登山競争のような登りのロードをしっかりと走れる脚力
 ⇒前半のロード33K区間と、途中での微妙な登り。走れる登りと歩く登りの比率を、
  どれだけ無理せず走れる登りの箇所を増やせるかが課題。
  距離として、ハセツネ30Kや陣馬のロード登りクラスは止まらないで走れる
  (または一部早歩き)基礎的な脚力

2.70Kや100K以上で惰性でもいいのでフラットな区間を走れる(not歩きonly)脚力

3.暑さと距離の疲れに負けない胃腸の強さ
 ⇒ハニースティンガーとベスパ【濃縮】は胃に刺激が強く摂取できるが、
  吐き気や胃のムカムカが繰り返す。100K以降は固形物は梅干しやフルーツ
  くらいしか食べられなかった。

の強化が必要なわけで、3は別として、1・2はトレイルレースの場合、
テクニックでカバーできる&してきた弱点なわけで、雁坂峠を完走するとなると、
根本的な弱点の克服が必要な感触が・・・あと2年はかかりそうな気がします。

まずは、「準」ですが完走のご報告までに。