あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

富士五湖ウルトラ100K、2年越しの完走

2012-04-25 | ウルトラマラソン


富士五湖ウルトラマラソン(100K)、完走しました。
2010年にCCCを前にしてチャレンジし、65KでDNF。

完走時間は、13時間34分。
ラップ予想によるゴールタイムを13:30で組んでいましたが、予想+4分で、
しっかりと忘れ物を取り返させていただきました☆

前回と大きく違うのは、ロンリー参戦した前回と違い、心折れ部でグループ参戦したこと。
仲間は重要、ともに走って、ともに苦しんで、楽しむ勇気をもてたこと。これにつきる!

今回の大会で気づいたことをいくつか

-ロードの100Kとトレイルの100Kでは、ハード差が異なる。もともと、走るのが
 苦手な自分には、「走る」ことを前提としているのロードはかなり厳しかった。
 トレイルに慣れてる自分には、おんたけUや信越五岳の方が設定は楽だっだ
-関門制限は、閉鎖30分前に通過がほとんど。トレイルの場合、かなり余裕をもって
 ラップ設計ができるんだけど、ロードはシビアな関門設計なのかな?
-2年前は、単純な力量不足が原因でDNF
-ロードの方が、雨の場合、トレイルより楽。理由は下りでのスリップや転倒を気にせず
 済むから
-ロードでも防風具と雨具は違う。今回はウィンドウジャケットですませたが、夕暮れ
 以降の後半は、しみこんだ雨による冷えがきつかった
-超長距離になればなるほど、トレイルオンリーや平地オンリーにならないので、
 トレッドミル的なトレーニングを積んだ方が有利
-ダレる区間は音楽が頼りになる
-ロードや林道などの一般通行できる道では、前に行く気力で登る限り、15分/Kの
 ぺースまでは落ちず、10分/K前後で歩ける※90K過ぎても
-ペースダウンし過ぎす設定では巧く組立できない。特に足がある前半にセーブしすぎる
 設定にすると、走るではなく歩くペースになり逆に乱れる。後半は、走っているつもり
 でもペースが前半の歩きペースくらいのスピードになるので、大事無い



雨だけど、一瞬見えた富士山。

実は、あたしロードのフルの経験ないんです。ロードは最長で青梅30Kです。

ロードが苦手なこともあり、ロードフルはこれに替えて卒業(苦笑)
※東京マラソンの抽選に当たったら~は除く

参考までに、以下今回のラップ設計

5K  00:35 
10K 01:10
15K 01:45
20K 02:20
25K 02:55

27.6 03:45 ※関門制限

30K 03:30
35K 04:10
40K 04:50
45K 05:30
50K 06:10

51.6 07:00 ※関門制限

55K 06:50
60K 07:30
65K 08:10

69.8 09:30 ※関門制限

70K 08:55
75K 09:40
80K 10:20

81.2 12:00 ※関門制限

85K 11:05
90K 11:50
95K 12:40

95.1 13:20 ※関門制限

100K 13:30

100.2 14:00 ※ゴール制限

30Kまでは、7分/K、35~65Kまでは8分/K、70~90Kが9分/K、
90~100.2Kまでを10分/Kの設定。

最後の6Kは急坂と聞いていたので、残り10キロは10分/Kと弱気な設定。
計算違いだったのは、前半の7分/Kの区間を+10K伸ばして、8分/Kを-5K、
残りを五月雨式にしたしたほうが現実の走りとあってたように思います。

それと、69.8K地点で貯金が5分あったのですが、ゴールまでに使い切り&+4分
を超過したことになります。誤差の範囲としてみるか、これをUTMFに置き換えると、
70Kからの30Kで誤差4分となると、超過15分+12分=27分。
誤差にならないので、UTMFのラップ設計は70K以上のスピードとダメージによる
ダウン予測はもう少しつめていかないとと思います。

北丹沢をスピードハイクで歩いてきました。

2012-04-16 | トレイルラン
土曜日は終日雨のため、予定をかえて日曜日に北丹沢に出かけました。

今回の目的は、開催まで約1ヶ月に迫ったUTMF対策。

① 長い登り(できれば5Kくらいに+1000m)の感覚を戻す。
② 長い登りのあとの、長い下りのセーブ策の感覚をつくる。

となると、自分の経験測とバスの時間が把握できてアクセスもよい、
キタタンの神ノ川ヒョッテ~第2CP~姫次~ゴールまでが最適だったので、
朝から早々に出発。

駅で先週のハセツネ30Kで一緒だった方にばったり出会う。
その方も、金比羅尾根を攻めるとのこと、みんな好きだな~。

一番アクセスがよいのは、藤野駅8:00のバスでやまなみ温泉に行き、
東野へのバスすぐ乗り換えると、9:00くらいには行動にうつれます。

神ノ川ヒョッテまでひたすら走り、登り始めると犬越路とキタタンコースの分岐
部分が倒壊し、犬越路へは行ける(整備できてます)が、コース方面には
とりつけない状況。
犬越路は数年前のコース変更があったキタタン以来登ってないので、
そこまで登りピストンすることにしました。



この日は、ハイカーも多かったですが、山岳会のお祭り(集会?)があったようで、
神ノ川ヒョッテに顔をだしたら、山岳会の方からポカリスエットをいただきました♪
ありがとうございます。



その後、姫次まで、5K/+800mくらいの直登に近いコース、約80分で姫次に到着。



コースタイムの看板が、2時間40分から3時間40分に修正↑されてるのはご愛嬌。
旧タイムの約半分で登ったことになります。
だけど、今回の目的であるUTMF一番の急登ルートの天子山塊を想定すると、100k過ぎ
夜間帯に入るため、このようなスピードは維持できないと思う。

この日でも、キツイところで20分/1kまでペースダウンをしているので、
UTMFでは天子山塊27K通過(登り下りを含めて)にアベレージで15分/1Kを目標に
組立られればベスト。または、山と高原の地図のコースタイムと同タイムで行動
できればベターだと思う。
それ以上速いと脚がもたないし、遅い場合は脚が終わっている。
それでも、天子山塊を抜けるのにベストで7時間と通常の1日の登山計画でも
長時間の行動時間だし、エイドもなく、エスケープルートもほぼないエリアになる。
あらためて難所な予感がする。

 

姫次からの蛭ヶ岳。北面にまだ雪が残っているが凍結はなくグズグズとのこと。

ついでに、奈良公園にならんで人を恐がらない丹沢名物「鹿」。
姫次でこんな近くで出会ったのは初めて。
鹿はかわいいが、ヒルの媒介なのが(苦)

このあと、東野の姫次取り付きの登山口に向けて降りればよかったんだけど、
まだ13時台だったので焼山方面に降りたら、バスの時間があまりに酷かったので、
ロードで東野まで戻ろうとしたら道に迷い、戻って道を聞きなおし藤野方面へ。

ロードで峠を越えて予定外の+10K。

今週末は富士五湖ウルトラなんだよな、回復を待とう。

ハセツネGFの雪と善福寺川公園のサクラ。

2012-04-09 | トレイルラン/ハセツネ
7日はハセツネグリーンフェスタに参加。

河原の清掃か草刈と思っていたら、運よく刈寄山~今熊山~ゴールまでの、
清掃登山組とラッキーな配置。

走らなくても、山を歩くこと。これが一番の練習だと思っている。
UTMFまであと約1ヶ月と近づいた今では、1分でも1mでもいいから、
山の中を行動し続ける時間が欲しい。

ということで、グリーンフェスタが終わった後、ハセツネ本戦コースを逆走し
御岳山まで。入山前に雨がパラパラしてきたなーと思っていたら、



金比羅尾根で、まさかの「雪」。

清掃登山中、急に気温が下がってきたと思っていたけど、「まさか」な展開。
同じように、終わった後、高尾や陣場方面に流れた方のtwitterでも同じような声。
御岳山を降りたら降ってなかったので、600mクラスで雪になったということか。

この「まさか」がトレイル(登山)の恐いところだ。
この日、グローブはいらないと思いもっていなかったが、日の出山で手がかじかんで
ザックのロックが外せない(力が入らない)なんてことがおきた。

幸いグリーンフェスティバルで支給された軍手を捨てずに持っていたため、
暖をとることができた(すっかり忘れてて、ポケットにはいってるの忘れてた)。

軽装ならば快速に走れるかもしれないが、安全面の配慮、これはトレイルランだから
といって山に入る以上は常に考えていないと前提だと思う。
ロードや高尾や鎌倉のように、すぐ離脱できる・茶屋がある・コンビニや自販機がある
環境がどの山も同じとは限らない。
御岳山について速攻飲んだホットコーヒーは、これがまた格別w
味ではなく温かさの方で(苦)

明けて日曜日は善福寺川公園に家族でお花見。



だけどさ、1日・場所も違うとこんなに違うんだね。比較で並べてみると、

 

とてもとても変化がる(苦笑)楽しい週末でした☆

先週末は丹沢とハセツネ30K。そして、UTMFに想うこと

2012-04-03 | トレイルラン/ハセツネ
先週末は合宿状態で山三昧だった。

31日土曜日は、蚊取り線香さんと○島さん、現役山岳部のSくんと表丹沢の
主要ピーク制覇を狙って入山。
暴風雨のため、鍋割山~塔の岳で撤退し大倉にアウトした18K程度の行程。

雨はいいとして、風が強かったぁ。
塔ノ岳は365度からとばされそうな強風を体験。

だけど、楽しかった。
それは好天の日の方が格別ですが、雨だろうと山に入るのはしみじみ楽しい。

歩きながら&下山後のビールを飲みながら、いろいろと発表されてきたUTMFに関して、
情報や指南をいただいたが、自分がゴールするためにカギとなるのは、

100Kまで如何に足を残せるか?100K以降に時速4Kを維持するペース配分

100K以降は、このレースの最大のピーク天子山塊を越える地点でもある。
となると、前半の三つの山越え(試走にいったedyさんの情報だと難所とのこと)の
セーブに加え、A6水ヶ塚公園(68K)からA8西富士中学校(103K)まで
延々と続く下り区間を如何に走らずに膝えのダメージを回避するかだと思う。

関門制限がまだ発表されていないし、間に大エイドになる富士こどもの国もあるが、
ここで巻く作戦を組んだら足が終わるのは目に見えている。
緩やかな下りでストックを使ったパワー&インパクトセーブの方法をが必要となる。
まだ自分でなれてない使い方なので、これは練習しないと。
近場だと金比羅尾根の下りか、鍋割山から大倉までの下りか。


1日は今年2回目のレース「ハセツネ30K」に出場。
会場は今年から変更となり、小和田地区の特設会場に↓



コース変更により刈寄山登山口までのロード区間が延びたこともあるが、
まわりの選手の高速化が目立った。特に、ロードの登りは走る人が多い、それも速い。
これは、CP1~CP2の間でも感じたが、トレッドミル的な練習や対応力を持ったトレイル
ランナーが増えているということなのだろうか。

反面、本格的なトレイルにやっと入り、かつ、ハセツネの裏の核心部(鋸の歯状にUPDOWN
が続く前半エリア)を一部含むCP2~CP3まで、下りでも登りでも減速する方が多かったよう
に感じた。また、この区間で足きりされた声も聞く(どうも渋滞したらしい)。

シングルトラック部分では、後に何人も待たせている(詰まっている)状態なのに、
道を譲らない(譲れない?)人も何人か目にした。

これは仮説だけど、ハセツネ30Kの特徴として、ハセツネ本戦の近道=ポイントとして
参加する要素が強いことから、最近トレイルランをはじめた人が多いレースだと思う。

その中で、ロード区間が強いということは、鎌倉や高尾などの走りやすいコースを
日頃は走っていて、シングルトラックや厳しいUPDOWNが続くような難しいコースでの
練習(経験)が少ないが、坂道練習やトレッドミルのような練習はしっかりしている、
というトレイルランナーが増えているのではないだろうか。

今年の富士登山競争についても、富士登山人気の影響もあるとして、平日開催なのに、
応募者が殺到し瞬〆きりとなった。
そのあたりの傾向をうけてのことではないだろうか?
また、UTMBやUTMFはランナーの中で話題が多いが、TJARの話題が少ない
ことを踏まえると、山岳競技の延長よりも、マラソンの延長でトレイルランニングを
している人が主流になってきているのかもしれない。
 


どのみち、高速化していることにはかわらないが、荒れたトレイル(といっても、奥多摩の
マイナーな登山ルートでは普通レベル)の下り・登りで渋滞が発生しがちになるようならば、
ハセツネやキタタンなどの古くからあるレースの面白さが減ってしまうと思う。

トレイルは、けっして走りやすいとは限らない。
そんな非日常の場面をかっとばし楽しむこと。これがトレイルの醍醐味だ。これは自論。

それと、ハイカーやボラの人に挨拶しないトレイルランナーがいまだに多い。

トレイルランニングの入門書に書かれている注意事項として、一番はじめに書かれていること。
なぜ挨拶すらしないのか?そんなにシビアだったりシリアスな走りに集中しているのか。

トレイルランはマイノリティだし、山を楽しむハイカーたちが先人であって、
よくわからないルールでも先人の教え・ルールを守ることが重要。
それは、ハイカーでも挨拶しない人もいるが、気持ちよく共存したい。

先日、UTMFのコース前半の詳細が発表されたが、間にストック禁止区間や
追い越し禁止区間・熊鈴禁止区間ときめ細かく指定されている。
(ストック禁止区間が多く、想像以上のハードな前半展開)

各自アタマに叩き込んで厳守することは・・・エリアが書かれていても、
実際の現地の場所とアタマの記憶は照合はできないと思う。

トレイルランナーとして、大会に参加する選手として、そして、この大会がOSJ箱根の
二の舞いにならず継続するためにも、決めたルールを守る義務がある。

となると、主催者側でも厳守させる手助けをしっかりしてほしい。

具体的に書くと、

・禁止エリアのIN/OUTでの禁止事項の表示を看板等で大きく掲出する
・係員をIN/OUT常駐のこえかけとチェックを行う
・禁止エリア内のコース表示での禁止事項の継続表示

※2008年のキタタンで、国立公園エリアを追い越し走り禁止区間に指定した際は、
区間のトレイルを白いビニール紐で結んで明確にわかるようにしていた

トレイルランナーの各自の自主性に託すだけではなく、守ることを忘れることなく、
気づかせ、注意させるフォローだ。

また、UTMBのように意図的ではないがルールを守らなかった場合、
関門で●●分間止まらせるなどの時間的なペナルティを併用してもよいかと思う。