あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

1.25 立川談笑月例独演会

2009-01-30 | 落語
はじめてが、最後の日本橋亭。

*演目
「堀の内」
「二人旅・改」
<中入り>
「子別れ」

風邪をひいていて、UP遅くなりましたが、
やっとチケットが取れた、最後の日本橋亭での独演会ということで、
喜び勇んで行って着ました。

いやはや、混んでた。楽屋(日本橋亭は楽屋にガラスがあって観覧できる)
までお客さんを入れて対応したとのこと。
それと、録音&収録OKとはきいてましたが、ホントに三脚で動画録りする方もいて、
それはそれで驚いた。

月例独演会は「放送できないネタ」と聞いてたのですが、
たしかに某宗教新聞・なかよし学級とかそのあたりの毒はむろん、
「実験の場」でいろいろ試すため「完成されていない」噺をするので
放送できないというのは、行って初めて知りました、なるほどという感です。


のっけから、正月早々起こったらしい「談春家元しくじり」の件を
お客さんに詳細を質問するという、ドラゴントークでスタート。
口ならしの「堀の内」は一度聴いてみたかったので満足。
あたしは、どの演者さんでも、与太噺の与太者表現がどうも苦手なんですが、
談笑師匠のは、入りやすいというか、しっくりくるというか。
師匠の時そばもそうですが、中野、永福町、高円寺の土地勘詳しいですよね。
今回の、堀の内と間違えて、立○佼成会に御参り部分は、
あたしが、高円寺在住だけに、ツボに配しました。

「二人旅・改」は、インドあたりに舞台を代えての改作。
いつもの「イラサリマケー」の流れ。
師匠が「いつもイラサリマケーというのもね」と苦笑してましたが、
これはこれでいいのでは。

「子別れ」は、舞台を明治⇒昭和(昭和40~50年くらい?)置き換えて。
「子は鎹」のオチは現代では解りにくいので、別のオチをひねり出して・・・
とのことでしたが、やはり、ちょっとキビシーーイ!

はじめただったので、驚いたんですが、まくらは「堀の内」だけで、
後は食いつきでも、まくらなし。

終わってからのトークで、月例独演会はこのまま実験してゆき、
新たな月例改のJ亭の方で、完成形を演じる。
完成形は、地方のおじいちゃんおばあちゃんでも解る様に、
「毒を抜く」ことを目指した噺をする。とのこと。

どっちが、いいか・・・談笑初心者なあたしには、J亭も魅力的だな。

そうそう、独演会終了後、早々に私服に着替えた師匠が、
外でお客さんのお見送りを。わたしにも頭ペコリ。
こういう、近い感覚って、話芸以外にヒイキというか、
また行きたくなる魅力ですよね。

国立の3月独演会が、ますます楽しみです。

1.19ラッパ亭昼席『柳家喬太郎独演会』

2009-01-20 | 落語
日曜は、「007/慰めの報酬」「チェ 28歳の革命」をはしごして、
19日は、昼は喬太郎師匠独演会、夜はギャラクティカイベントと、
イベント連荘な週末だったんですが、気力回復まで・・・もうちょいです。

さて、ラッパ亭の喬太郎師匠独演会ですが、
まず、演劇のセットの中に高座をつくるってのにはオドロキ。
これはこれでアリかも。千葉のブラジル風ペンションの設定だそうです。

前座「からぬけ」
-平日だけに、集まりが遅め。前座終わったくらいに入場する人もちらほら。
 修行2年半くらいとのことなので、これからも頑張ってください!


喬太郎「牡丹灯籠-お札はがし」
-怪談だけに、セットの階段から登場。
 牡丹燈籠といえば、季節はずれですが、喬太郎師匠の大ネタ!なんですが、
 正直、ウケ悪かった(苦笑)
 ギャグを差込と、笑うという感じの反応。隣のおトーちゃんは寝てるし(怒)
 後のトークで、客層が落語好きだけでないし、セットに喰われてしまいますよ、
 あたしの芸では。演目はその場で考えたと言ってましたが、落語=笑うモノ
 先入観を外して、演劇に合わせて芝居ぽい噺をセレクト。
 外したときを考えて、大ネタ先だしだったのかも?
 あたしとしては、初めての生喬太郎が『栗橋宿』。牡丹燈籠の別パートを
 聴きたいと思ってたので、こりゃ当り!と、しっかりと聞かせていただき
 ました。やっぱり、上手い!


鈴木聡&喬太郎トーク
-セットのベンチシートに2人、ランデブーな座り方でスタート。
 鈴木氏も「あのへんな議員」「あのうるさい課長」等々、喬太郎師匠の
 持ちネタ聴いて楽しんでる感じでした。
 演劇と新作落語のトークで、お侍や町人のようにキャラクターの役割が
 明確な古典に比べて、新作(現代)の場合、極端なキャラ立てをしないと
 伝わり難い。
 だけど、極端なキャラクターでウケちゃうとダメで、
 噺全体の流れとして~のようなことを語ってましたが、
 あたしも賛成&納得。キャラクターは飽きられればオシマイ。
 ストーリーの組立や上手さがあって、次代に語り継がれるからこそ、
 落語がながーく支持される理由のような、そんな気がします。
 
<中入り>

喬太郎「ハワイの雪」
-セットのバーカウンターから登場。
 枕は、市馬師匠と大阪二人会の前日、京都でお茶屋遊びをした。
 そこで憶えた、川柳川柳師匠ばりの伏文字の歌と踊りを披露。
 トークで「いつもの新作」と予告していたので、ここまでの流れで、
 「夜の慣用句」と勝手に予想しましたが、それを裏切る「ハワイの雪」。
 上越がでてくるので、白鳥師匠を思い出しちゃうネタなんですが、
 三題噺からできたネタというのは、はじめて知りました。
 喬太郎師匠の雪と寒さの表現は、ゾクゾクするくらい引き込まれます。
 同じ三題噺で「鰍沢」をぜひ聴きたい。


満足、満足、メタボリックな会でした。

1.19 GALACTICA/ギャラクティカ Boomer Night!

2009-01-20 | 映画・書籍・DVD
バトルスター・ギャラクティカ 予告編(日本語字幕)


「24」もシーズン2半ばで挫折、「LOST」もシーズン2で同じくでしたが、
「バトルスターギャラクティカ」に性懲りもなくはまりまして、
ブーマー来日記念イベント&ペガサス3部作スクリーン上映に行ってきました。

応募者3000人、ティーンは応募者なし、20代も少し、
30・40代がほとんどでした!と主催者が発表!

「ガンダム・ヤマト世代に支持されてます!」って、
オタ気分を潜在させる大人にうけてるってオチにしたいのがミエミエ。
ちょっと違うんだよな。女性の観客も多かったし。

たしかにその感覚で楽しんでる人も大勢なんでしょうが、
あたしがこの作品を好きなのは、過去の海外SFドラマ、スタートレックや
スターゲートと違って、

『人間の陰と陽が垣間見れるハードで深いシナリオ』
『そのストーリーに見合ったキャラクター』
『CGなどの技術は、よくて当たり前』
『人物設定が、若いころやアコガレではなく、兄弟(ここは主催者とかぶり)、
上司(自分)と部下のように年齢(30‐40)等身大から少し先な部分に
感情移入できる』

シナリオのよさが核で、それを取り巻く設定や技術がよさを盛り上げているので、
興味をひかれています。

トークショーのお二方がギャラクティカのバッチをつけて登場。
前半の〆は、全員で例の決め台詞を叫んで〆。

監督のグレイス・パーク握手のはしゃぎっぷり(つくりも含め)、〆で叫んでも、
絵作りとしてはいいんですが、ちょい失笑気味で、仕掛ける側と受けての温度差
をビシビシ感じました。

主催者や仕掛ける側が、はしゃぎすぎちゃうと・・・ね。
ちゃんと支持する人を集め、はまらせるるだけの、作品力があるのに。
だけど、シブいというか地味な作品です。

それで、イベントの内容ですが、詳しくは
「ギャラクティカ」のヒロイン、グレイス・パーク初来襲(バラエティ・ジャパン)

-樋口真嗣監督×出淵裕トークバトル
-ブーマー役グレイス・パークトーク 
 ※サプライズゲスト:L'Arc~en~Cielのken
-ペガサス3部作上映

いろいろ書きましたが、グレイス・パークは可愛かったです(笑)

それと、音響にも定評ある新宿バルト9。
スクリーンで観る、ギャラクティカは迫力バツグンでした。
当選させていただき、主催者の方、感謝です。

1.10黒門亭_一部の感想のようなもの

2009-01-13 | 落語
黒門亭の“ゆるさ”が好きです。

前座(春風亭ぽっぽ?) 『たらちね』
柳家ほたる         『牛ほめ』
橘家圓平          『幇間腹』
柳家喬太郎        『宮戸川』
桂才賀           『親子酒』+ボーナストラック

上記の布陣です。お目当ては喬太郎&才賀師匠。
10:30くらいについたのですが、すでに整理券発行中。
やはり、喬太郎師匠の時は、早いよね。

開口一番、「前座さんがいない(こない?)ので、
鈴本からひとり走ってきてもらいました」でスタート!!

こういう“ゆるさ”、ホント大好物ですヨ!黒門亭!!

前座さんは、小朝師匠のところのお弟子さんとのこと。

柳家ほたる師匠。出囃子は石段。
あたしが『牛ほめ』初めてきいたのが、上方版だったこともあり、
出囃子もあり、なんとなく上方落語な気分でした。
個人的に与太話はアレなもんで。

次に橘家圓平師匠、78歳。
黒門町のゆらいや文楽師匠の思い出話からはじまったので、
文楽ネタかと思いきや、文楽師匠が諦めた『幇間腹』。

座布団から立ち上がる際に、よろけたというか、かなり力をいれないと、
立てなくて「もう78歳なんですよ」と話してましたが、世間の78に比べて、
全然元気だと思います。

で、お目当ての喬太郎師匠。口びるに腫れモノが・・・。
演目は『宮戸川』の序。
枕で、自身が川柳の選者を某雑誌でやっていること、
毎年、年間の重大ニュースをつかった川柳を募集するのだが、
昨年は暗いニュースが多かったこと。
正月早々、暗い話して何をやってんだしょうか?
その川柳の中でつい選んでしましたのが↓

『天国からムスメがどーもスミマセン』

前座が小朝さんとんこの子のつながりもあるのかなぁ、このネタ振り、考えすぎ?

そういえば、3月は『三平襲名興行』ですよね。泰葉どうすんでしょ?

本題ですが、喬太郎師匠の女性語りはいつも通りの女子大生ぽい語り口調、
それと、女性と男性の走りを座布団の上の前後運動の違いを体現(笑わせる方向で)
しっかりと笑わせていただきました。
雷雨のシーンの雨や遠雷の語りはさすが!こういう自然表現の上手さを聞くと、
次は『鰍沢』あたりを聞きたくなります。

トリは才賀師匠。
のっけから、頭を長めに下げ、ナイキマーク(本人否定)の髪型を披露。
喰えないところでつかんでおいて、酔っ払い方が『素』じゃないか?と
思わせる『親子酒』を。
終わった後に、志ん朝師匠が五木ひろし?から伝授されたという、
足袋芸を披露。これがボーナストラックだったんですが、
くだらなさが、また人を喰った感じで○。

な流れでした。

来週は、喬太郎独演会と談笑独演会。
年明けから落語が多いというか、ホント、当サイトは「プロレス」カテゴリー登録
なはずなんですが、ま、いいや。

みのる組、アジア&世界タッグベルトをどうするか?

2009-01-08 | プロレス/総合格闘技
100両ほーしー、世界たっぐーほしー、アジアでもいいよー(志ん朝の夢金調子で)
鈴木、アジアタッグは海外限定防衛戦(デイリー)
鈴木が2大タッグベルト運用プランを披露。(中略)アジアタッグ王座戦は
「今年は台湾や香港で(全日本興行を)やるんだろ」と海外に限定。
国内では世界タッグ王座戦を行うつもりだ。
天山の長期欠場で次期挑戦が決定的だったテンコジが活動休止。
「俺たちが強すぎちゃってゴメンね。つわものよ、かかってきなさ~い」
と挑戦立候補を要求。


昨日から、隔週刊「落語昭和の名人決定版」のCMがながれていますが、
志ん朝の夢金「100両ほーしー」でうなされてる当サイトです。

たしかに創刊号の品川心中・夢金から粋な言葉をとるならば、そこだし、
オチの部分は最後の一箇所だけだから使えないというのもアレなんですが、
志ん生の「火焔太鼓」、小さん「時蕎麦」の粋な一言カットと比べて、どーも粋じゃない。
志ん生も「座りしょんべんして、馬鹿になってもしらねぇぞ!」の方がいいんだけど、
サライ的にはNGなんですかね。

さておき、全日のタッグベルトって、両方ともみのる組が保持してるのね。

ノーフィアーも両方保持していて、おいおい、アジアと世界の格の差はどうなったの?
って思ったけど、パートナーが違うのでアレか。

たしかに、大晦日の天山緊急手術&入院でタッグ戦線がガラリとかわってしまったような。

せっかく天コジを基軸にして、タッグ戦線が交流も含めて活発になってきたところで
ちょい残念なところです。

一昨年と比べて、ムリクリな組み合わせなくなたし。
07年の世界タッグリーグは、みのるのパートナー「ブッチャー」というのも、
奇をてらったというより、ちょっとわからなかったし!

天コジが抜けてる間となると、誰がみのる組に挑戦するか?
新日からだと、IWGPタッグが海外にある分だしやすいよね。

順当なタッグ屋としては邪外なんだろうけど、無冠になった真壁&矢野を
アジアにぶつけても面白いし、世界タッグなら後藤&中邑で出陣というのもアリ。

ノアだとすると、三沢&小川組で世界タッグにぶつけるいうもの、
ありえないことの現実でいいような?

年始のドーム感想にも書きましたが、どこにでも出陣OKなノアになった今年、
何か大きな波が起こるような気がします。

プロレススターウォーズみたいな妄想爆発!爆発!!ダイナマイツ!!!な
イベントに発展しますように。
その幹事が、「寛至だけに猪木」になりませんように。



★ハッスル参戦、泰葉は筋肉痛で海老名家の正月集まりに不参加とのこと。筋肉痛が本当の理由なのかちょっとわからない!?K-1Dynamaite!でキン肉万太郎に買ったサップにZERO1大谷が挑戦表明!それより、柴田さんそろそろ帰ってきて、プロレスしよ!プロレスしよ!と、他のプロレス&総合格闘技の話題をお探しはココをクリック★
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