京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

≪時は誰にでも新しい≫

2008年03月15日 | 日々の暮らしの中で
南から北へと、賀茂川沿いに、暖かな午後をぶらぶら歩きで、時間を過ごした。
右手対岸には、しだれ桜の半木(なからぎ)の道。
そして、左手、堤の上は加茂街道で、みごとに大きく枝を伸ばした桜の並木。
昨日の雨で、水量も増え、音をたてて流れていく。
鴨のファミリーもおいでだ...。

以前は、ほとんど散歩する機会はもたなかった。
そういう気にならなかっただけだが。
  私が子供の頃は、よく家族でわらび、ぜんまい、きのこ...採りに、
  また、ヨモギや柏の葉を探しにと、歩いた記憶がある。
  ハコベは乾燥させ、煎じて父が飲んでいた。胃腸に良いのか(?)
  また、母が柏餅を作ってくれたり。

散歩に目覚めたのは、娘のところへ行った時のことだ。
見たことのない花や鳥の声の素晴らしさに感動した。
まさに、感動。感動だった。
鳥の声の美しさ!!
頭の上、目の前を鳥が飛び交う。
見上げれば、たくさんの鳥がそこかしこで美しいさえずりを交わしているのだった。

陽焼け止めクリームを塗って、帽子をかぶる。
毎朝、カメラを片手に、いそいそと出かけていく自分がいたのだ!
顔見知りができ、すれ違う人とあいさつを交わし、にっこり微笑みあうことも。

見慣れた街中でも、一筋違う通りへ入るとそこは新しい表情がある。
車で通る道も、歩いてみると、気付かなかった表情を発見する。
遠回りになっても、ちょっと足を運んでみようと思えるこの頃。
まあ、この陽気が前向きにさせてくれるのでしょう。

   
≪時は誰にでも新しい≫  と、
          秋川雅史さんが歌っている(Pride~ 威風堂々)

一番新しい今日という日を、大切に積み上げよう
コメント
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