山本兼一氏の最後ぐらいの作品なのかな?
日本にもレオナルド・ダヴィンチのようなマルチな発想力で天体望遠鏡を造った方が居たのですね。
当時、オランダ製の望遠鏡が最高とされ、その倍率(70倍)より高性能だった・・・・凄い発明家でもあります・・・現存してるものもあるらしいので、フィクションではないっすね・・・
国友一貫斎藤兵衛なる鉄砲鍛冶氏として実在した方の話です。
飛行機のように空を飛ぶものや潜水艦のようなものを考えたり・・・自分の造った望遠鏡で太陽の黒点なども暫く観察した・・・とか・・・
人に役立つものを・・・と、、、人との付き合いもマメにした方のようで、誠実な人物だったようですね・・
今では当たり前もにあるようなものも、当然ながら「最初」というものがある・・・
何もないところから発想や思いだけで実際に使えるものに作り出す・・・これは凄過ぎるでしょう・・
職人、技師、技術者・・・科学者並みの実践力・・・まぁ凄い方が居たのだね・・・と、驚きます。
江戸時代・・・それも徳川の世になって武具としての鉄砲などは要らなくなって、鍛冶職人達が徒労に迷うような時代に・・・村の生き残りの為に努力し続けた・・・天才というのか、職人根性というのか・・・
モノを作り出すときのワクワク感はワタシにも凄く分かるんだよね・・・楽しいし、そこで夢中になれるしね・・・ただ、志も実践の徹底度も格段に違うね、、当たり前ながら(苦笑)。
自分でも何某かを僅かながら売る側としては、あらためて心引き締まりました。
何事かをなそうとするような崇高さは自分には無いのだけど、その姿勢には学ぶべきものがあるなぁ・・・と感じ入ったのでした。ちょっと背筋が伸びたような気がする・・・