kyon's日誌

つれづれに・・・

ミロのヴィーナスに思う

2017年04月08日 | 日記
ミロス島で「ミロのヴィーナス」が発見された日なんだそうですが・・・
ミロのヴィーナスと言えば、ギリシャ神話のアフロディーテ・・・
その昔、日本にもルーブル美術館からやって来たこともあるようだが・・・エライ賑わいで見た方も多かったらしいね・・・ワタシは写真でしか見たことが無いけどさ(笑)

美しいボディにギリシャ彫刻特有の・・・あの顔・・・他にも沢山の彫刻があるけど、高校生の頃は美術部に所属していて、ギリシャ彫刻の幾つかがデッサン用にレプリカとして常備していた。
ヘルメスとかブルータスとかもあったなぁ・・・
ミロのヴィーナスは顔だけしかなかった気がする・・・
割とデッサンがし易い訳ですね・・・日本人の平べったい顔とは異なるその顔の造りが異国なのよねぇ・・・木炭で指が真っ黒になってさ~・・・練消しゴムというのを片手に・・・いっぱしに美術に関わってる気分でね(苦笑)・・・勘違いも甚だしいのだけど、17、8歳の頃は何気に画家に憧れていたのかもねぇ・・・(笑)

あの頃、話題になったのは、両手が無くて、それは一体どんな感じだったろうか?というのが謎でね・・・
殆ど定説のようにリンゴを持っていたらしいとかね・・・勝利の女神としているが、
「アフロディーテ」は元は「美の女神」だと思っていたからなぁ・・ちょっと違和感だった(笑)まぁ・・・本来は豊穣や大地を司る女神であり、春をもたらす女神でもある・・・一面として戦いの女神でもあり・・・と、あぁ・・・古代ギリシャの面々も複雑ね、色々なお役目を持たせてる・・・
どっちか一つにせいよ・・・てな感じですけど(笑)

でも、美しい肢体と美しく物憂げな顔立ちは魅力的ではあります。
ギリシャ彫刻は日本の仏像のように目に瞳が入っていない・・・そこが想像力を生む一つになっている気がする・・・光や影の加減でどんどん顔が変化する・・・デッサンの時はだから毎日だいたい同じ時間・・・光の入り具合に留意しながらやっていたな・・・光と影がデッサンの基本だったから・・・仏像も光と陰で随分と違うけれど、仏像は人物としてのより具体的なイメージが湧くのはギリシャ彫刻と違うところかな・・・な~んてね、またエラそうだね(苦笑)どちらがいいという意味ではない・・・木炭って陰影しか表せないからね、水墨画のようなイメージになるね(笑)

個人的にはその手に弓と矢を持っていたようにも思えてしまうのだけど、リンゴのイメージがどうしても湧かない・・・
あの後姿の筋肉の動き方からしてどんな両腕になっているか・・・というのをフィギアにして考えた方も居たようで・・・面白いブログも発見したりしてさ・・・「考える人」の色々バージョンの写真があって笑ってしまった・・・ごめ~ん(^^ゞ

想像力は面白いものだね・・・誰にも平等にあって、誰もが「それ」を自由に使える・・・謎を想像力で楽しもうと思うのも・・・そこにあったはずのものが無いという謎があるからだ・・・
さて、あのミロのヴィーナスの両手は・・・如何なるものなりか・・・(^_^;)
コメント (4)
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